中島望のレビュー一覧

  • 一角獣幻想
    ブラックとアイロニーに満ちた、ミステリ短編集。ホラーやファンタジーの雰囲気も感じられます。個人的にはこういうの大好き。でも読み心地は後味どんより。悪意に満ちてます。
    お気に入りは「母願う」と「卵生少女」。特に「卵生少女」は一見SFでありファンタジーでもあるけれど、根幹はミステリですね。最初からいろい...続きを読む
  • 稲むらの火の男 浜口儀兵衛
    1937〜1947年、「稲むらの火」のタイトルで教科書に記載されていたとのこと。
    幕末期、勝海舟や佐久間象山、海山胤平(歌人)との交流。資金援助を惜しまない。
    文武両道の必要性をいち早く考え、「広村稽古場」設置。
    剣術、柔術、槍術の達人。
    とても読みやすい。

  • 一角獣幻想
    短編集とは。。。今までの作風とちょっと違っていて、これはこれで楽しめました。短編集なので、話によってはアッサリ終わっちゃうのとかあったのが残念だった
  • 十四歳、ルシフェル
    暴力・性暴力表現あり一応読書時注意。

    あまり物語性というのはない感じで
    サイボーグというものの宿命のまま動くのです。
    だけれども、唯一きれなかった記憶があって
    彼が密かに恋を抱いていた同級生に関しては
    切れなかったのです。

    そう、彼女を守り切れなかったから。

    終盤、敵が出てきますが
    唐突に出て...続きを読む
  • 十四歳、ルシフェル
    ”十四歳、ルシフェル”中島望著 講談社ノベルス(注意:2001/10発売)
    (イラスト・林田球)

    ・・・源正義、14歳。ひそかに想いを寄せていた少女1人守れず、ボロキレのように彼は殺された――はずだった!禁断の超テクノロジーが無敵の人造人間、“ルシフェル”として彼を甦らせた瞬間、あまりにも熱く切な...続きを読む
  • 地獄変
    まるでマンガのような展開。
    ありえないこと続出だし、理にかなわないようにも。
    中学生ぐらいなら、わくわくして読むかも。
    14歳で殺され、機械の体に脳を移植し蘇った少年? ただ地獄絵図を描きたいがために、手下を改造し、サイボーグとなった少年と闘わせるやくざの親分。
    音速で走る…無理だな。