石井公二のレビュー一覧
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道路に落ちた片手袋をひたすら研究した本。ページの隅々まである種の狂気を感じる稀有な一冊となっています。1番驚いたのは片手袋が登場する創作物を拾い上げたページ。ここまで調べるか、と言いたくなります。街の片手袋を探したくなる本。変な本が好きですがこれは特に変で面白いPosted by ブクログ
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タイトルでずっと気になってたけど、どうでもいいことに心血注いでいる…!と思いつつ、深海デブリに話題が及んだり、片手袋ツアーなるものを企画したり、裾野が広い。研究するってこういうことなんだなと感心してしまった。
片手袋の写真とともにちょいちょい挟まれる一言が笑いを誘う。Posted by ブクログ -
すばらしい一冊。片手袋を研究しつづけた結果、しまいには「片手袋=人間の生活や年の変化、およびそれらの記憶や予兆」という境地にまで達しているところに心が震えた。大剣豪が修行しすぎて刀なしでも斬っちゃうみたいな凄みが漂っている。今後の研究からも目が離せない。Posted by ブクログ
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道端に落ちている肩手袋を撮影、研究し続け15年の著者。
よくぞここまで掘り下げた。
特に後半の密度には狂気すら感じる。
加えて、極めて個人的な偏愛を考え抜いた末にたどり着く境地には、神々しさまで感じる。
なんだかすごい世界だ。Posted by ブクログ -
文章がうまいなーという感じ
一つのことを突き詰めて考え最終的に悟りの境地みたいな言葉を残してます。
とても読みやすいので教養を広める一冊
昭和の空気が漂う喫茶店にてナポリタンを食べた感じPosted by ブクログ