現代新書編集部のレビュー一覧

  • タテ社会と現代日本
    本書の本筋ではないが、結婚した男女と生家との関係の分類が興味深い。
    日本が男系でも女系でもないことを明確に示している。
    筆者によれば、祖先崇拝も感情的つながりを重視する日本ならではの慣習らしい。
  • タテ社会と現代日本
    日本に強く根付いている、先輩と後輩、上司と部下の関係、集団で行動する傾向について書かれていました。
    集団の封鎖性からその集団でしか生活できないと考えてしまい、結果自殺へ繋がることも問題視されていると述べられていました。

    また、日本では同じ「場」を共有することを重要視し、年功序列のようなその「場」に...続きを読む
  • タテ社会と現代日本
    前半部の分かりやすさ、それを読んだ後に、後半部に引用された骨太の理論がすんなり入ってくる。日本の人間関係をインドのそれと比較する。
  • タテ社会と現代日本
    まちライブラリーの女性スタッフに勧められたまちライブラリーにあった本です。
    まえがき
    プロローグ 日本の先輩・後輩関係
    第1章 タテの関係とは?
    第2章 タテ社会の「いま」
    第3章 「タテ」の発見
    第4章 これからのタテ社会
    エピローグ 場は一つとは限らない
    付録 日本的社会構造の発見――単一社会の...続きを読む
  • タテ社会と現代日本
    学生時代の国語で読むくらいだったが、監査系雑誌で紹介されてたので、読んでみた。
    古典となった、タテ社会の人間関係読むよりも手っ取り早いのだろうけど…

    それにしてもいまも同じ、たいして変わらんと思う事象が並んでることに驚きもある。
  • タテ社会と現代日本
    会社における人間関係の複雑さ、意思決定の遅さ、イノベーションの少なさなど、日本の会社の問題点はいくつか挙げられる。

    その原因の一つが、タテ社会における「感情の結びつきの強さ」にあると感じる。
    タテ社会の良さももちろんあるが、少子化が進み、一層国際化が進む日本において、タテ社会のままでは国際社会から...続きを読む
  • タテ社会と現代日本
    社会集団構成の要因を「場」と「資格」の2つと捉え、それぞれの内部メカニズムを分析することで、こと日本におけるタテ社会の人間関係を描写した1冊。

    特に印象的だったのは前述の2つの概念整理に加え、会社内における序列意識の一節(原文は下記)。日本社会は場を重んじる社会集団であり、大きくその特徴として①序...続きを読む
  • タテ社会と現代日本
    昔何度も読んだな、中根先生の著書。
    新刊が出てたんで読んでみたが、新参向けの、先生の簡単なまとめと、最初の論文をまとめた、記念稿みたいなもんだった。
    あんまり新鮮味はなかったが、おっしゃってることは、改めて感服。