空木春宵のレビュー一覧

  • Genesis この光が落ちないように
    GENESIS(創元日本アンソロジー)シリーズが今回の五集目で最後になるという。いや~、実にもったいない、このシリーズとても気に入っていたのになぁ~。特に、表紙の絵(カシワイ作)が好きで毎回楽しみにしていた。まあ、社の方針だからしょうがないのかもしれないけど。私以外の人にはあまり好評ではなかったのだ...続きを読む
  • 感応グラン=ギニョル
    時間も空間も即ち時空を自由に飛び回り、時に浪漫、時に退廃、時に曼荼羅、時にSF。分離された世界かと思いきや接触しあう筋立て…なんという着想、なんという創造力、なんという文章の組み立て。

    誉めまくっているのに星が3つなのは、読者たる俺の嗜好の問題。俺は痛い辛い表現が苦手なのだ。そういう目にあう登場人...続きを読む
  • Genesis 白昼夢通信
    どうしてみんなうなじにケーブルを接続したがるのか。脳に近いから?攻殻機動隊の見過ぎ?
    地獄を抜い取る、モンステリウム、痩せたくない〜が好き。
  • 感応グラン=ギニョル
    表題作や地獄を縫い取るは面白かった。一方、自分の創造力が足りないせいか、メタモルフォシスの龍や徒花物語はその特異な世界観が頭の中で絵としてイメージしにくく、物語の世界に入っていけなかった。
  • Genesis されど星は流れる
    SF。短編集。
    どの作品もまずまずな感じ。
    メンツ的にもハズレはないか。
    異様な世界観が魅力の、空木春宵「メタモルフォシスの龍」。
    爽やかな青春SF、宮西建礼「されど星は流れる」。
    上記2作品が好き。
  • 感応グラン=ギニョル
    p.102
    "モノが、私に、逆らうな。"

    p.142
    "一目惚れは交通事故みたいなこと"

    お気に入りの部分
  • Genesis されど星は流れる
    数学は苦手だが松崎作品が読めて嬉しい。表題作のように、今の世の中はSF作家の腕の見せどころではないだろうか。
  • Genesis されど星は流れる
    理解しやすいSFが、減った気がする。設定が複雑過ぎて読むのが億劫になる中、この作品集は、サクサク読める。これ、とても大切。難しい事を易しく表現するのは、作家の技術です。偉い!楽しく読めた。
  • Genesis 白昼夢通信
    SF。短編集。シリーズの2年目。
    前年よりは好みの作品は少ないけど、このシリーズ大好き。
    珊瑚のシリーズ短編、門田充宏「コーラルとロータス」が一番好み。
    水見稜さんの作品を初めて読めたのも収穫。
    石川宗生さんも相変わらず独特の雰囲気で好印象。
  • Genesis 白昼夢通信
    東京創元社の書き下ろしSFアンソロジーGenesisの2作目。収録作の中でいちばんかっこいいタイトルをそのまま表題に据えるという方針は潔くて好き。
    これに限らず創元社の自社のSF 短編新人賞出身者に発表の場を積極的に提供しようという姿勢は応援したい。
    収録作の中では石川宗生「モンテスリウム」がわりと...続きを読む