ジャック・シムのレビュー一覧
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「あぁそうそう、海外に行くと綺麗なトイレが無いのが嫌なんだよね」と思って何気なく手に取った一冊。想像以上に含蓄に富む内容でした!
特にsocial businessについて語ったchapter 6。
「できるか、できないか」「難しいか、簡単か」ではなく、この問題を解決することが「必要なのか、不要な...続きを読むPosted by ブクログ -
嫉妬、妬みなど、良しとされない感情を利用して、家庭にトイレを設置するムーブメントを作る。
政治家や宗教家に働きかけてムーブメントを作る。
「WTO」というトイレ協会を作るなど、ユーモアを取り込むことで人の注目を集めて、ムーブメントを作る。
韓国の政治家が、この活動を横取りしようとしたときには、「結果...続きを読むPosted by ブクログ -
脱帽! シンガポールの篤志家、”ミスター・トイレ」ジャック・シム氏による
トイレ普及による、全世界に向けて、衛生問題を提起した本
世界で最も多い質問は、「トイレはどこですか」
最大のタブー「トイレ」に挑戦
WTO(世界貿易機関)≠世界トイレ機関
だってめだつから
日本には、あたりまえのようにあ...続きを読むPosted by ブクログ -
「まあ、いいから読んでみろ」と弟に渡された本。
軽妙な語り口を軽く聞いている気分で読み進めると、話題は著者の半生の振り返りから、他者にいかに気持ちよく働いてもらうかという組織論に発展。さらには、政治家との関わりから得られる教訓や、イノベーションに取り憑かれているシリコンバレー的な価値観に対するアン...続きを読むPosted by ブクログ -
▼トイレ問題という一見タブー視されがちな問題に向き合った社会起業家ストーリー
▼ゼロから国連まで働きかけ?そのコツとは
■タブー問題にはユーモアを
■ストーリーを活用
■嫉妬を利用
■地域固有の慣習を活用
■価値観作りPosted by ブクログ -
世界の公衆衛生の、トイレの向上に努めた著者の思いがひしひしと伝わる本。特に幼少期のシンガポールの農村部でのトイレ事情がゾゾっとするリアル感が伝わってきて興味深く読んだ。
後半5章あたりから私としてはビジネス感が強くてさらーっと読んでしまった感が強いですが、全体的に見て色んな人に読んで欲しい本です。Posted by ブクログ -
トイレを題材にはしているが、トイレよりも起業家の心構えや人の認識を変えるための広報の考え方などが中心となっている。メディアに取り上げてもらうのを待つのではなく、メディアが報道せざるを得ないようにするとか。農村社会では住民のプライド(誇りや恥)といったが重要だから、トイレ設営には「あの家が作ったからう...続きを読むPosted by ブクログ
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ビジネスの世界から退いて、社会貢献のみ道に進んだ人の話。後半はビジネス書のような感じになっていた。成功するか失敗するか、では無く必要か不要か、で考える。Posted by ブクログ
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WTO世界トイレ協会を作った方の著者。WTOの活動については何となく知ってはいたものの、設立者のジャックさんがどんな方なのか知りたくて読みました。前半のトイレの話は、さほど目新しいものはなかったものの、後半、彼の世の中の見方、考え方、実現したい社会の在り方などについての項は、自分と世界との付き合い方...続きを読むPosted by ブクログ
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flierで存在知り、購入。
タイトルのインパクトは強いが、著者のやってきてることはビジネス的にためになることが、多かった。また活動していく中で、ときに現地の方達に自分達の都合良く利用されても、前向きに利用していく著者の姿が印象に残った。Posted by ブクログ -
<目次>
はじめに トイレに着地するまで
第1章 くさいものにフタをせず、笑いに変える
第2章 ストーリーを使ってトイレを広める~クソみたいな感情を肥料に美しい花を咲かせる方法
第3章 世界ウンコ情勢
第4章 社会の糞詰まりを治す~40歳から社会起業家に
第5章 国連で「世界ト...続きを読むPosted by ブクログ -
目を引く、インパクトの強いタイトルであるが、トイレをいかに公衆衛生未開の地に広げてきたか、その苦労苦心のエピソード満載で、作者の冒険の数々に触れ、読書を通じて未知を知るというよりは、トイレを通じて公衆衛生に貢献してきた作者が、ビジネスマインドを説く本という色合いが強い。
人間の負の感情やプライドを大...続きを読むPosted by ブクログ -
日本のトイレは綺麗で機能的で素晴らしい。
世界ではまだたくさんの人たちが清潔なトイレを使えず(または使わずに)いる。
貧困のせいだったり、トイレを使わないという慣習のせいだったり理由は色々あるが、清潔なトイレを使わないことが原因で衛生状況が悪くなり、下痢や病気で命を落とす人が多い。
その環境を変えよ...続きを読むPosted by ブクログ -
世界の3人に1人はトイレのない生活。糞尿の放置で水質汚染、公衆非衛生で年に52万人の子供が命を落とす。女性は、病気やハラスメントやレイプの危険にさらされる。タブー視されたトイレ問題に、ユーモア戦略でモチベーションを与え、トイレの伝道師としてストーリーを伝えている。
トイレが人間の生活の質にとってい...続きを読むPosted by ブクログ