菊池良のレビュー一覧

  • タイム・スリップ芥川賞―――「文学って、なんのため?」と思う人のための日本文学入門
    博士と少年がタイムマシンに乗って、芥川賞の歩みを分かりやすく説明してくれています。

    自分も昔にタイムスリップしている気分で楽しかったです。芥川賞をとった初めの方の作家や作品について、ほとんど無知で目から鱗でした。

    芥川賞をとれなかった太宰治は、さぞかし悔しかっただろうなあ。
  • もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら
    カップ焼きそばと言う題材に親近感が湧き、各々の特徴を良く捉えており、とても共感出来る1冊でした。ユニークな発想で、タイムトラベルをした気分になりました。
  • タイム・スリップ芥川賞―――「文学って、なんのため?」と思う人のための日本文学入門
    もったいぶらないで、解りやすく平易に纏めてあるので、とても読みやすかった。芥川賞とは言ってますが、戦後の純文学全般に渡って解説してくれていて、入門書としても十分でした。
  • めぞん文豪(2)

    続巻希望

    あっという間に読み終わってしまいました。マッチョなリア充兄さん風な志賀直哉、かっこ良かったです。実際の志賀直哉も、文武両道のイケメンで、城崎へ行ったときに、すごい男前が来たと地元で評判になったそうですし。治ちゃんが元気になってきて良かった!
  • めぞん文豪(1)

    面白いー!

    個性豊かな文豪たちの共同生活。太宰も啄木も安吾も実篤さんも、キャラ濃すぎ。ドキドキハラハラしながら読み進められました。菊池寛は小説家兼出版社経営のパワフルなお方。彼が作った芥川賞は現在も文学賞の最高峰だし。続きが楽しみです。
  • もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら
    素晴らしい文章力! 何の役に立たないが、ただただ楽しませてくれた。個人的には、作家より思想家の文章模倣がおもしろかった。
  • もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら 青のりMAX
     前作の「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」略して『もしそば』の続編。
     前書きと後書きは前作同様に村上春樹っぽい文体なのですが,前作の100人からパワーアップして新たに120人の文豪たちの文体です。
     そして,ただただカップ焼きそばの作り方のようなものが書かれています。「のようなもの...続きを読む
  • タイム・スリップ芥川賞―――「文学って、なんのため?」と思う人のための日本文学入門
    ⚫︎受け取ったメッセージ
    私のような純文学を読み始めた初心者が
    歴代重要作家たちを、流れと繋がりを持って
    楽しく知ることができる本


    ⚫︎あらすじ(本概要より転載)

    「小説を読む前」にわかる日本文学入門。

    芥川賞は、「戦後日本人の歴史」そのものだった。

    前代未聞の「文学エンターテインメント」...続きを読む
  • タイム・スリップ芥川賞―――「文学って、なんのため?」と思う人のための日本文学入門
    現代文学について知りたくて手に取ったら、読みやすくて面白いやら、読んでみたいセンセーショナルな作品が沢山紹介されているやらで、大満足だった。文豪は書き出す前に読みまくっているということがよく分かった。私も、又吉のように国語便覧で文豪の系譜を辿りながら、気になった作品をどんどん読んで、お気に入りのジャ...続きを読む
  • ニャタレー夫人の恋人 世界文学ネコ翻案全集
     「チャタレー夫人の恋人」、「山月記」、「千夜一夜物語」、「ペスト」、「動物農場」、「華麗なるギャッピー」 などの物語をネコやネズミを使ってより分かりやすく描いた物語で、小学校高学年位から読めるのではないかと思いました。 長さが気になりませんでした。
  • もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら
    色んな作家の書き方を真似て"カップ焼きそばの作り方"を綴ってる本。

    短い文章を寄せ集めてる。それらの文章は冗談を織り交ぜてるから楽しいし、まるで本人が書いたみたいにその人らしさが伝わる文章だった。どこから読んでもいいから好きな作家のパートだけを読むのもアリ◎こういうテーマで書こうと思うアイデアが素...続きを読む
  • タイム・スリップ芥川賞―――「文学って、なんのため?」と思う人のための日本文学入門
    『もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら』の著者による芥川賞入門書。

    博士と少年がタイムマシンで過去に行って芥川賞受賞時の雰囲気を伝える、という内容でまずは石原慎太郎。

    まず石原慎太郎から始まるのがとても良い。芥川賞創設から入るとそこでお腹いっぱいになってしまうし、慎太郎本人は知事とし...続きを読む
  • タイム・スリップ芥川賞―――「文学って、なんのため?」と思う人のための日本文学入門
    時代性の反映と捉える(られうる)芥川賞の歴史についてをポップに、といった感じなので
    消化しやすさは間違いなく、軽い読み物として他の受賞者や直木賞についても見てみたくはなった。
  • タイム・スリップ芥川賞―――「文学って、なんのため?」と思う人のための日本文学入門
    芥川賞受賞者/作品という軸で日本の文学史を眺めてゆく視点が新鮮。菊池寛が設立した当時から、戦後の高度経済成長期、バブル期、ポップカルチャー、失われた30年と、時代性を映し出す文学作品たち。作家の連綿と連なる一本の糸を実感する。
  • もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら
    手放そうとも思ったけれど、定期的にパラパラとめくることで、「嗚呼。前回読んで以来、俺はまたいろんな作家のいろんな表現力に触れてきたのだな」と悦に入ったり読書進捗の指標にしたりと、何かと便利なので、普段目につかないとこにしまっといて、見つけたら流し読みしてる。
  • もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら
    まさに、この作家さんならこういう書き方するよなというツボをおさえた本で、よくもこんなんい特徴をとらえているなと思いました。
    村上春樹の、「完璧な湯切りは存在しない」はしょっぱなから笑っちゃいましたw
    他にも知らない作家さんでも、こういう書き方するんだなーというのが感じられたし、池上彰や吉田豪の対話式...続きを読む
  • 芥川賞ぜんぶ読む
    著者の菊池良さんが、これまでに芥川賞を受賞した作品をすべて(84年間180作品)読んで、レビュー考察した一冊。昭和時代の作品はほとんど読んだことのない作品だったが、ネタばれなしのあらすじ+著者の考察・他の作品紹介などがコンパクトにまとまっていて非常に面白かった(未読の作品が多くあったので、少しずつ読...続きを読む
  • もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら 青のりMAX
    著者2名が分担して120名の文豪の文体模写をしているので、どちらが誰を担当しているのか見分けてみるのも楽しい、とあとがきまで読んで気付いた。ただカップ焼きそばを作るだけでなくてたまに失敗するのがいいし、力技、ネット関連のネタには笑ってしまった。有名な作家の有名な本が多くて、読んだことのあるものが多い...続きを読む
  • もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら 青のりMAX
    こっちのほうがより面白かった。全部読んだわけじゃないけど。
    まえがきの村上春樹具合が前作よりよりよくなっていて面白かった。
  • 世界一即戦力な男
    引きこもりだろうが何だろうが、並外れた行動力のある人だってこと。その行動力がちょっと変な方向に向いてたってこと。

    笑いを誘う文章力もピカイチ

    二代目水嶋ヒロの「俺の前世はチェゲバラだ」は菊池君の作品ではないけど
    「愛と勇気とダルビッシュ」のくだりには本当に吹いた。


    好き嫌いはあるだろうけど私...続きを読む