鈴木一人のレビュー一覧

  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界
    プーチンはKGB的な取締りマインドでキャリアをスタート。習近平は偉大な中国の夢の為に終身でやるぐらいの気持ち。プーチンは強権的に取締りすぎたから引退出来ない。
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界
    ニュースでは見聞きするものの結局ウクライナ戦争はなぜ起きたと考えられているの?日本への影響は?台湾有事にも波及する?と、世界で起きている大きな問題であるにもかかわらずうまく説明ができなかったが、この本を通して頭の整理ができた。第一線で活躍する国際政治のエキスパートとジャーナリストの議論の末にまとめら...続きを読む
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界
    峯村健司vs小泉悠、鈴木一人、村野将、小野田治、細谷雄一

    どれも読み応えのある好取組。
    ただし、著者の結論と読後の感想は異なる。
    著者は「帝国主義の逆襲」を主眼に述べているが、むしろ逆に、ウクライナでロシアの野望を粉砕できれば、中ロのような帝国主義の終焉になるのでは無いだろうか?私はそう信じている...続きを読む
  • UP plus ウクライナ戦争と世界のゆくえ
    経済制裁とは何か、コーカサスや中東の国々の行動原理は何かという(自分にとって)新しい視点が得られた。
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界
    【読書レビュー 609】
    峯村健司、小泉悠、鈴木一人、村野将、小野田治、細谷雄一『ウクライナ戦争と米中対立ー帝国主義に逆襲される世界』幻冬舎、2022年

    大変勉強になります。
  • UP plus ウクライナ戦争と世界のゆくえ
    ロシア・ウクライナ戦争について7人の研究者の視点から冷静に分析した論文集。
    単純な善悪二元論には収まらない世界の冷徹な現実をまざまざな角度から示してくれる好著。


  • 宇宙開発と国際政治
    技術面からの宇宙開発の書籍はよく見かけるが、本書は政治の視点から宇宙開発を読み解いたものである。各国の宇宙開発の現状とそれに至までにどのような遷移があり、国の情勢とどう関係しているのか幅広くまとめてある良書だと思う。分量はあるが、それを感じさせないほど内容は新鮮で面白い。本文でも触れられているが、日...続きを読む
  • 宇宙開発と国際政治
    「はやぶさ」の快挙等、近年日本の宇宙開発に世間の注目が集まっています。
    本書はこの宇宙開発を各宇宙先進国毎に政治的側面、社会的ニーズなどの視点から分析し、最後に今後の国際的な宇宙開発の展望を述べた内容となっています。

    著者は序章において本書における分析のキーワードとして

    ・ハードパワー
    軍事面で...続きを読む
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界
    断片的に捉えていたウクライナ問題を体系的に理解するに有益な本だった。また、ロシア関係だけではなく、最も意識すべき中国に繋げて議論される。個人的には台湾有事とウクライナ戦争がストレートには繋がらない。その視点でも読んでみた。

    2003年のイラク戦争はアメリカが全くロシアの言うことを聞かずに開戦した。...続きを読む
  • UP plus ウクライナ戦争と世界のゆくえ
    各分野の碩学による評論集。

    ロシア−ウクライナ関係そのものではなく、今般のロシアの暴発を受けて欧州、米国、中国、中央アジア、中東等の対外政策がどうなるのかを考察する。

    紛争地である欧州にどうしても一つ目が向く中、周辺地域の動きが俯瞰できて興味深い。

    共通して言えるのは、今般の紛争が世界の変化を...続きを読む
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界
    従前から意識されていた米・中ロの対立構造がウクライナ戦争で先鋭化。

    民主国家対専制国家の構図は必ずしも前者に有利ではない。
    以前は全世界の7割を超えたG7のGDPは4割程まで低下し、グローバルサウスと呼ばれる発展途上国はむしろ後者との関係を深めている。

    アジア随一の民主国家である我が国がかかる状...続きを読む
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界
    とても面白く読めました。
    米中露の関係性の中にいずれも関わる日本の立場とこれからの在り方について、現実的な状況分析からのアプローチをしている。
    現実を見てしまうとこういった理論展開しかないよなと思わざるを得ないのですが、一方で理想論左派的な立場を塗り潰すのは違憲のコントロールという面でリスクが高すぎ...続きを読む
  • UP plus ウクライナ戦争と世界のゆくえ
    ウクライナ戦争について、各地域の国々の考えとそこにいたる歴史や背景(特にロシア及びアメリカとの関係)の考察が興味深かった。日本の報道だと、欧米各国の反応はよく報じられるが、中央アジアや中東等はあまり触れられないので、勉強になった。
    (誤字脱字等が多かったが、急ぎ出版したので仕方ないのかなと思う)
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界
    時間かかっちゃったけど、専門家によって書かれた本で深く考えさせられる。ウクライナはまさに対岸の火事ではなく、台湾問題に飛び火しかねず、中国も虎視眈々とそれを見据える以上、日本人もいままさに防衛について、国際貢献についてアメリカ頼みでなく、主体的に考えなくてはいけない。
  • UP plus ウクライナ戦争と世界のゆくえ
    ウクライナ戦争についてのジャーナリスト的な本はたくさんでていて、どれも役にたつものだが、これは一味違った視点を与えてくれるものであった。

    東京大学出版会からの本で、主として東大の教授などが中心となって執筆した論文集。

    ロシアの侵攻に対する国よって異なる考えがあることがさまざまな地域の専門家が冷静...続きを読む
  • 武器化する経済 アメリカはいかにして世界経済を脅しの道具にしたのか
    そもそもの成り立ちからアメリカは争いの国。
    逆に言えば競争や駆け引きが上手な国。
    台湾企業を買収し、中国との対立を深めるやり方。
    日本ではできないですね。
  • 半導体ビジネスの覇者 TSMCはなぜ世界一になれたのか?
    熊本の工場は、平面ではなく、ビル。近くで見ると、巨大で圧巻。組み立て工程が、立体的に行われる。凄い。この本を読むと、この地域の発展が、急速に進むと思われる。第二工場も建設し、更なる効率化を図るのか。
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界
    現在のウクライナ戦争、最近の米中対立と中国の台湾侵攻のリスクを中心に、国際政治的、軍事的、地政学的な観点で分析されている本

    中長期的な課題として、プーチンロシアとウクライナ戦争の影響は大きいものの、日本•世界にとっての最大の脅威は中国だと指摘する。
    中国は情報公開が不十分で得られるものは限られてい...続きを読む
  • ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界
    対談形式で読みやすく、ロシア、米国、政治、軍事など異なる専門性を備えた6人の見解、知識が一冊にまとまっている。コスタがよい本。歴史、国際秩序という点から、ロシアによるウクライナ戦争を日本人がどう捉えるべきか論じる鈴木氏との対談が、私には一番の学びでした。