宮川努のレビュー一覧

  • ジョーンズ マクロ経済学I―長期成長編
    マクロ経済学の教科書
    中級レベルだが、クリスタルクリアな分かりやすい説明なので初学者がいきなり挑戦してもよいかも(ただしミクロの知識は必要)
    Ⅰでは長期成長が扱われている
    著者は経済成長論の専門家らしい
    基礎的なモデルであるソロー・モデルのほか、アイディアによる経済成長を分析するローマー・モデルの解...続きを読む
  • ジョーンズ マクロ経済学II―短期変動編
    Ⅱでは短期変動と政府・中央銀行による経済政策が扱われている
    IS-LM分析の代わりに、IS-MP分析が使われている
    リーマン・ショック後の世界金融危機についてモデルを使って分析した二つの章がある
    Ⅰ同様、クリスタルクリアな説明で分かりやすい
    分厚い本だが小説のように割とさくっと読める
    日本でも経済政...続きを読む
  • ジョーンズ マクロ経済学I―長期成長編
    初級向けではイチオシの洋書マクロ教科書。
    アメリカの教科書あるあるの説明が詳しくてまどろっこいので、二神さんのマクロ経済学のほうが授業の副読本としては良いかも。
  • 生産性とは何か ──日本経済の活力を問いなおす
    なかなかわかりにくい概念、「生産性」を真正面から論じた新書にしては硬派な本。正直難解な部分もあるが、アベノミクスの実態を論じた最終章はわかりやすかった。安倍首相に読んでほしい。
  • 生産性とは何か ──日本経済の活力を問いなおす
    国民生活を豊かにするための1つの見方として、1人あたりの実質GDPの成長があるが、そのためには生産性の向上が必要であると言われている。その生産性について正確な定義を確認した上で、生産性向上のメカニズムをわかりやすく説明している。ただ、少子高齢化、人口減少に直面している日本にとって、困難な課題であるこ...続きを読む
  • 生産性とは何か ──日本経済の活力を問いなおす
    経済学の見地から生産性について書かれた一冊。

    生産性の公式を定義し、その考え方を順序立てて説明してくれています。

    私は、本書を読んで始めてTFP(TOTAL FACTOR PRODUCTIVITY)なるものを知りました。

    公式にはざっとこんなものがありました。

    生産性=産出物
    労働生産性=生...続きを読む