藪下史郎のレビュー一覧
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スティグリッツの、というより経済学説史のような文章構成でそれぞれの長所と短所に言及してあり、後半は各論。
経済学はいつの時代も完全じゃなかったですね。Posted by ブクログ -
現在我々が直面する保険や中古車市場の問題に関しても売り手と買い手の持つ情報のズレが存在する。これらの問題は情報化社会・成熟社会で必然的に起こる。情報の非対称性により変化する需要供給曲線の説明も簡単にされている。Posted by ブクログ
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モラルハザードや逆選択について簡潔にまとめられている。
これからの時代、人の行動を経済学的に分析することはより重要になってくるはず。
半歩進んだ視点を大切にしなければ~Posted by ブクログ -
情報の非対称性という概念を知りたい、と開発経済の先生に聞いたらお勧めしてくれた本。
薄いし、読みやすい。
「新しい経済学」とよばれるこの分野が、スティグリッツやアカロフといった開拓者の途上国での経験をもとに生まれた、という原点を知って、
いままでの経済学で説明できない不可解なことがらは新しい経済理...続きを読むPosted by ブクログ -
新古典派経済学の仮定を覆す1冊。
スティグリッツ経済学の入門書です。
経済学の勉強を始めたくらいの人でも簡単に読めます。Posted by ブクログ -
スティグリッツと新しい経済学、という副題のとおり。最近のことをちょっとかじってみる、という新書らしい本ではある。売り手が情報を持っている中古車市場(レモン市場というのはスティグリッツだと思っていたが、アカロフが最初に言い出したらしい)、逆に買い手が情報を持っている保険市場など、情報が完全に行き渡らな...続きを読むPosted by ブクログ
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ノーベル賞を受賞したスティグリッツの功績を称えるためのような本。内容としてはレモンの市場や保険においてのモラルハザード等々を説明している。スティグリッツの説明以外は、標準的な経済学のテキストの中からタイトルの部分を抜き出しただけの内容。Posted by ブクログ
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現在、経済学・経営学の両分野から注目を浴びている情報の経済学の紹介。その理論の貢献者の1人であるスティグリッツのお弟子さんによる本。この理論は従来の経済学(新古典派経済学)と対比すると、その特徴がよく分かる。それゆえこの本でも所々で従来の経済学の見方がおさらいされており、非常に理解しやすくなっている...続きを読むPosted by ブクログ
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スティグリッツの教え子の藪下さんが書いてます。情報の経済学を簡単にサラッと勉強できます。ちゃんとした教科書としては不十分かもしれないけど、手軽に読めました。Posted by ブクログ