名倉編のレビュー一覧

  • 異セカイ系
    素晴らしい。
    勿体ないと思う点もなくはないが、これは大傑作。ハマらない人がいるっていうのも頭では分かるけど...いやハマらない奴なんておるんか?

    開いたら分かる関西弁。読んでいくうちにどんどんクセになった。行間から滲み出る主人公の優しさに浸りながら、語りをそのまま聞いているかのようにグイグイ読んで...続きを読む
  • 異セカイ系
    あああ、すごかった…
    この小説には読み進めていくと、いくつかの仕掛けがされていることがわかります。それがとても楽しい!
    そして、やっぱり主人公がいい人すぎなのです。
    全部救おうと悩み、考え、実行する。
    創作をされる方には手にとってほしい!キャラクターが作者の自己満足であらぬにはどうすればいいのか?
    ...続きを読む
  • 異セカイ系
    この本を読み終わると優しい気持ちになれたし、みんなに優しくしていこうと思った。

    今まで見たことのない小説の形で読み進めるうちに何度も驚かされて、文章が関西弁なところもなんだかほっこりした。
  • 異セカイ系
    誠実さや愛や祈りをテーマにした小説。 誠実さや愛や祈りはいつだって至上のエンターテイメントとなりうる。
    メタ構造を用いており、『好き好き大好き超愛してる。』や『君と彼女と彼女の恋。』などとの類似性を感じる。
    本作のメタ構造は、『好き好き大好き超愛してる。』の「世界間の差異を創作内で解体することを通し...続きを読む
  • 異セカイ系
    小説投稿サイトに自らの小説「臥竜転生」をアップする名倉編はその小説世界に飛ばされる。小説世界と現実世界を行き来する事で、小説を手直しする必要に迫られ…不具合を正すために、更に新たな世界を作り…と、現実と小説世界でとてもややこしいが、事が起きるたびに、厳しいルールをかいくぐり、様々な策で解決させる名倉...続きを読む
  • 異セカイ系
    「まじめに。正直に生きていれば。きっとさいごにはしあわせになれます」

    『真相はまだない。犯人も。正当化も。これからおれが推理するとこではじめて決まる。
    書かれるまえの小説のように。
    それがおれの推理 ー いや。創造であり想像。』

    『答えるまえに答えはなく。答えてはじめて答えが生まれる。そういう問...続きを読む
  • 異セカイ系
    小説サイトで10位になると小説世界に行けるようになり、11位以下に転落するとその小説世界は消滅する。死んでしまうヒロインの母親を救うために小説を書き換えようとするが… そこで書かれるメタ世界、異セカイ系。現実で小説を書く作者の物語。描かれた時点で現実も小説と同様…と、ここまではまぁわかるが作者への...続きを読む
  • 異セカイ系
    2018年96冊目。入りの地の文で危険な香りはしたけど、読み進めるうちに慣れていった。この突き抜けてる感じは嫌いじゃない。最後がややこしくなってしまったのは致し方ないとは言え勿体なかった。
  • 異セカイ系
    野崎まどの「2」などの影響を受けてるように感じられたが、レトリックを巧みに使った作品としては非常に楽しめた。あの日ラノベを貪るように読んだ全ての元・オタクたちに読んで欲しい一冊。
  • 異セカイ系
    創り出す小説と、現実を行き来でき、それが投稿サイトのベスト10位に入れば誰でも出来る。だが、ベスト10位から外れたものは、行き来することができなくなる。
    猶予期間を利用して、創り出した小説世界を行き来できる人物たちと模索するメタフィクション小説であろうか。
    ただ、メタフィクションでも、もう一捻り欲し...続きを読む
  • 異セカイ系
    想像していたよりは悪くなかった。論理を捏ね繰り回してるだけな感じはあったけれどね。オチはなんとなく予想ついてたけどセカイ系の解釈の一つとしてはありだと思う。
  • 異セカイ系
    初名倉。メフィスト賞受賞作。初めての異世界モノで勝手がよう分からんけど、他もこんなもんなの?最終的にはキャラクタ愛をトコトン追求する作品。まあまあ楽しめました^^ 星三つ。
  • 異セカイ系
    なろう小説+セカイ系+メタ小説

    試みとしては面白いんだけど、語り口調が口語で関西弁というのもあり
    なろう小説のさらにはっちゃけた語りなので読みにくいと感じた
    特に後半のメッタメタな展開は「あ~、色々仕込んであるんだろうな~。でも読み返してまで確認したくねぇ」と思うくらいに読むのが辛い

    どっかで似...続きを読む
  • 異セカイ系
    まず異世界転生系とセカイ系の二つの空間が、そして作品内セカイと”作品内”作品内セカイが繋がる。このセカイ移動がメタフィクションの特徴だろう。この小説の優れた点は、開かれた空間があくまでフィクションの世界の中に限定されており、開かれ、そして閉じられた物語内での考えうる限りでの祝福を描き切ったところだろ...続きを読む
  • 異セカイ系
    地の文の癖がすごいなーと思って読み進めていくと思いがけないお話に転がっていき、最後には整理がつかず混乱するような禅問答、という感じでした。
  • 異セカイ系
    これまた奇抜な作品を選んだなぁメフィスト賞。    
    もう何が現実で何が小説で何が異世界なのか分かんねえよこれ。    
    関西弁なのはいいとしても平仮名ばかりで読みにくいよこれ。でも関西弁だと平仮名になっちゃうのか。       
    まぁなんか最後までよく分かんなかったけど、面白かった。ような気がする...続きを読む
  • 異セカイ系
    読ませられた、という感じ。序盤はどうなるのかなと思っていたけれど、読み進めていくと不思議な感覚に陥った。
    作者さんの熱量が伝わる。楽しく読めた。

    ただ後半は良くも悪くも二重三重と重なってくどく感じた部分はある、かなぁ。
    読者を選ぶ作品ではあった。
  • 異セカイ系
    帯に新井素子「・・・絶句」と書かれたら読まないわけにはいかないなと。正直「・・・絶句」ほど面白くはない。
    一人称小説の難しさを改めて感じさせられた。関西弁てこともあるかもしれないけど、くどくどと書きすぎでキモオタの妄想をひたすら読まされてる感が拭えない。あのオチだとSFにもなってないし。