柳良平のレビュー一覧

  • ROEを超える企業価値創造
    日本企業は生産性が低いといわれている。低い理由として、売上至上主義が根強く、利益率に対する意識の低さや、株主不在のガバナンス(政策保有株式が多く、株主の意見が反映されにくい)が指摘される。

    また生産性を図るひとつの尺度として、ROE(自己資本利益率)がある。アベノミクス前で日本企業のROEが4%程...続きを読む
  • ROEを超える企業価値創造
    またまた広木隆好きなので確認。
    投資本と思ったら経営者向けの本、巡りめぐって投資家のための本でもあるが。読んだ後で自分の所属する会社のことを検証してみたくなった。
    日本企業が過小評価されている理由をデータで丁寧に説明しているが、終章会談にある、要するにプロ経営者が少ないことと、現状で致命的に困ってい...続きを読む
  • ROE革命の財務戦略
    2019年44冊目。満足度★★★★☆ 外国人投資家へのサーベイを盛り込んだ「企業価値最大化」策の提案書。非常にベーシックであるが大事なことが書かれている。証券アナリスト1次レベルの知識があれば理解深まる。
  • ROEを超える企業価値創造
    柳CFOが主筆者なようで相当に理論書テイストだった。ROEとESGの検討は面白く読めた。海外も日本も資本市場という「共通ルール」とは言うが、村社会論理の日本ではROEを高めるのに労働分配率を下げてやるのが手っ取り早かっただけなのだなと思われた。橘玲氏の煽り的に言えば企業の奴隷としての労働者でもある。...続きを読む
  • ROE革命の財務戦略
    「伊藤レポートによるROEの目標8%」
    この8%がなぜ求められるのか、ROEがなぜ大事なのかを徹底的に余すことなく説明されている。
    『ROEが奪う競争力』を読み、ROE経営に否定的だった自分からすると、頭が大混乱する。

    無理やり本書をまとめると、ROEを8%にすることは簡単とか言ってるけどめっちゃ...続きを読む
  • ROE革命の財務戦略
    著者は柳良平氏。早稲田大卒→サンダーバード大MBA。伊藤レポート委員。銀行勤務後、メーカー財務部長を歴任し、現在はエーザイのCFO。

    感想。
    海外投資家の生の声が多く掲載されており、そこも参考になった。あと配当の話はとても興味深かった。
    好みの話だが、私はタイトルで中身を想像するタイプなのだが、R...続きを読む
  • ポスト産業資本主義における差異を生み出すもの 「顔」を見せることが価値を生む時代へ(インタビュー)