八木圭一のレビュー一覧

  • 一千兆円の身代金
    もうすぐ選挙権を貰うので政治について学ばなくちゃとぼんやり思っていたが、これを見て自分の責任の重さに気づいた。
    ナオトさんのやり方は良くなかったがしょうがないし英雄視されるのもうなずける。
    国武は嫌いだ。孫にもおじいちゃんのようにはなって欲しくない。
  • 一千兆円の身代金
    すごくよかった…
    込められた政治思想に偏りはあるけど、政治を見ながらこういうことまで考えられてなかったなーって思ってこの本に出会えてよかった
    また絶対読む
    映画も観る
  • 一千兆円の身代金
    結構骨太なミステリー小説で読み応えあり。かなり面白い。

    フィクションだけど、フィクションだと言い切れない、リアルな問題に疑問を投げかけている。
    日本に巣食っているいろんな闇、長年放置されてきた様々な問題に、誰も責任を取らず、何ら説明をされないこの世の中を憂い、既得権益にすがる政治家や官僚に怒り、一...続きを読む
  • 一千兆円の身代金
    劇中人物の“独白”に近いような型で展開される“主張”的な部分…「既に、取り返しが簡単に利かない程度に過ちを重ね続けていながら、それを悔いて何とかしようとしない、この国の政府は一体何なのか?」という、素朴で純粋な疑問と憤怒と…或いはこうした問いが、自身にもぶつけられているような気がしないでもない…

    ...続きを読む
  • 一千兆円の身代金
    元大物政治家の小学生の孫が誘拐され、日本政府に突きつけられたのは身代金として財政赤字とほぼ同額の1085兆円の支払いか、巨額の財政赤字を招いた責任を公式に謝罪し具体的再建案を示すかの二択だった。
    国家の威信をかけて操作する警視庁捜査一課特殊犯係はあるブログにたどりつくが…。
    奇想天外の要求をする犯人...続きを読む
  • 手がかりは一皿の中に ご当地グルメの誘惑
    グルメミステリー第二作。連作短編なので、ミステリーとしての深さは無い。グルメレポート、ちょっとミステリー付きといった感じ。気軽に読めます。
  • 手がかりは一皿の中に
    グルメミステリーというジャンルの連作短編集。上等な料理とアルコールが登場します。主人公の恋の行方が気になります。
  • 手がかりは一皿の中に
    「グルメミステリー」という触れ込みの本作。4つの章それぞれで描かれた4つの事件のうち、2件は食材や酒の空輸?に関することなど、何かしら「食」に絡んだ内容でとても興味深く読むことができました。

    また、最終章は主人公に関わりのある内容で、それまでの章で主人公にある程度感情移入ができていたため、これも楽...続きを読む
  • 手がかりは一皿の中に
    美食ミステリー。ちょっと浮世離れしてるし、ご都合主義なところもたくさんあるけど、サクサク読めて良かった。実在するお店もたくさん出てきて楽しい。亀助のこれからも読みたい!
  • 一千兆円の身代金
    まずタイトルからして、度肝をぬかれます。
    一千兆円、、、
    億円の間違いではないか?
    それでも、桁外れの金額ですが...(一千万円?)

    元副総理の孫が誘拐され、身代金の要求が届く。
    その額、なんと一千兆円...
    それが出来ない場合には、財政赤字の再建案を示すこと。

    二転三転する真実に、警察も翻弄さ...続きを読む
  • 一千兆円の身代金
    ドラマ化されてから小説を読んだため、読み進めるとドラマの情景が浮かんでしまった。それはともかく、とても面白い話であった。
  • 一千兆円の身代金
    テーマが財政赤字であるとするならば、もう少し政府の対応についても踏み込んでみて欲しかった。
    犯人と結末については、ある程度予想が出来てしまったのが残念。
  • 一千兆円の身代金
    天藤真の「大誘拐」を思い起こさせる。誘拐されたのは大物政治家の孫で小学5年生の男の子。身代金は1085兆円。物理的に用意することも受け渡しもできない金額だ。ならばオチはどうするのか。代わりの何かを受け取るしかない。しかし、この物語のオチは、そうではなかった。ミステリーとしての緊迫感はやや弱かった気が...続きを読む
  • 一千兆円の身代金
    単行本及び文庫本双方のレビューとも、あまり評価が高くないが(すなわち、ミステリーとしてイマイチ。意外性がなく展開が読める。人物設定が散漫。等々)、現代日本の危機的財政状況を、エンターテイメント分野で正面からとらえたという一点で、評価できるのではないか。
    何しろ、誘拐犯の要求が、財政赤字と同額の107...続きを読む
  • 手がかりは一皿の中に
    亀助、色々と恵まれ過ぎていて中々共感しづらい(苦笑)。
    一人の方が楽だって所だけは頷いていたのに、ラスト間際で掌返し…。
    更に、ブログでの決め台詞は良いだろうけど、現実に「僕のレシピが〜」なんて言われた日にゃ目も当てられん。。。
    でも私の中でグルメ系小説は美味しそうなことが重要だから、そこは合格。
    ...続きを読む
  • 一千兆円の身代金
    このミステリーがすごい大賞受賞作。
    革命家を名乗る人物が元大物政治家の孫を誘拐、犯行声明の身代金は1085兆円!
    国家の赤字財政問題を絡めた事件発生から解決までの物語。話題になるほどの面白さはなかったが、普通に楽しめた。
  • 手がかりは一皿の中に
    読みやすさはよかったし、グルメの描写もお酒が飲めないことが悔やまれるくらいに美味しそうだった。
    一方で内容はというとあっさり感がいなめず、ややミステリーの解決手法としては強引でご都合主義なところが多分にあった。
    また、独身主義をかかげてたわりにあっさり恋愛方向に走ったのもなんだかな…って感じだった。...続きを読む
  • 手がかりは一皿の中に
    あの一皿にヒントが隠されていたのか―。ある夜、グルメライターの北大路亀助は先輩の河口に誘われて食通のメンバーと絶品の熟成鮨を堪能していた。だが、メンバーの一人がその直後に死亡し、店が食中毒を疑われる事態に。閉店を迫られる店主を救うため、亀助は持ち前の味覚を駆使して、犯人探しをはじめる。事件解決のため...続きを読む
  • 一千兆円の身代金
    【2022年10冊目】
    開始から怒涛のスピード感ある展開に一気に引き込まれました。視点が変わる際には、副タイトルにその人の名前が書いてあるので、登場人物が多いながらも混乱することなく読むことが出来ました。犯人の慟哭はこの作者さんの慟哭なのかもしれないなと思いました。
  • 一千兆円の身代金
    「1千兆円の身代金」

    1.物語の始まり
    ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
    「前首相の孫を誘拐した。
     身代金は、1,000兆円。
    安全に解放したければ、
     政府への要求は、①、②いずれかのひとつの実行。
     実行確認後、身代金も不要、人質も解放する。
    国が抱える、増加し続ける借金。
    ①国民に対して増やし...続きを読む