社内評価の強化書: 上司の“評価エラー”を逆手に取る出世の法則
2018/5/30 著:森中 謙介
本書のテーマは、
上司の「評価エラー」を逆手にとって、社内評価を上げる。
人間は感情の動物であり、「評価エラー」をなくすことは不可能である。
部下にとって、そういった上司の「評価エラー」を知ること
...続きを読むは、社内評価を上げるうえで必要不可欠である。次の5つのエラーを取り上げ、それを知り、自分の評価が下がらないよう注意する。あるいは自分の評価が上がるように工夫するそのポイントとノウハウを説いている。
①ハロー効果
②遠近誤差
③寛大化傾向
④対比誤差
⑤論理誤差
構成は以下の7章から成る。
①半年後に大差がつく「社内評価」の高め方
②なぜ、あの人は実力以上に評価されるのか
③上司は終わりよければで評価を下す
④みんな、上司にかわいがられて出世する
⑤わが社の隠れた評価基準を見つけよ
⑥あなたは職場で誤解されていないか
⑦社内評価が上がると仕事の風景が変わる
自分が向かうべき姿をしっかりと意識して、自分軸で努力を重ねる。もちろん大切である。しかし、すの向かうべき姿に対して努力を重ねる姿を少しの努力で他者や上司からも認めてもらうことができればそれにこしたことはない。
まだまだ能力だけではなく、人間的な関係で評価をされるシステムはどの組織にも存在しそれはやれITだと言われてもまだまだ抜け切るものでもなく、そこが日本の良さともとれる。
本書のテーマだけを捉えてそれを一番に考え、仕事をするというのも怖い。やはり本書でも大切なことはバランス。
知ることも動くことも悪いことでもない。バランスを持って自分とそして上司とどう接していくかがキーとなる。