伊東歌詞太郎のレビュー一覧

  • 家庭教室
    家庭の問題は、家族の問題であって、他人がとやかくできることではないが、第3者によって解決できることもある。でも生半可なことではない。そして解決できるようでできない現実。今の社会の問題を見事に書き上げていると思う。 ここ最近読んだ中では上位にくる本だった。
  • 家庭教室
    一つ一つの家庭の中身を拝見できて楽しかった。
    思春期の難しい年齢の子どもたちとの付き合い方。
    子どもでも、一人一人、考え方や興味、関心ごと、悩みが違ってて、大人が思うよりずっと、しっかりしているものだから、いつまでも子どもを子どもとして見ていてはいけない。ちゃんと年齢に応じて、同じ立場で、一人の人間...続きを読む
  • 家庭教室
    灰原によって多くの人の心の内面の葛藤が徐々に明らかになっているところが、灰原のすごいところだと思った。この小説は、実在する名称などもたくさん書いてあって、現実味が強い。また、時間を空けて何度も読み返したい一冊と出会えた。私も家庭教師をお願いしてた時期があったけど、こんな先生にも出会ってみたかったなっ...続きを読む
  • 僕たちに似合う世界
    歌い手であり、シンガーソングライターでもある、伊東歌詞太郎さんの、考え方が詰まった本。

    「つらかったね」、「大変だったね」と返されるような経験をたくさんしつつも、
    それを「仕方ないこと」と諦めたり、「なぜ、自分がこんな目に合わなければならないのか」と嘆いたりせず、
    それを前向きにとらえていること、...続きを読む
  • 家庭教室
    主人公、灰原巧が読み進めていくうちに次はどんなことをしてくれるのだろうとワクワクした。ただ勉強を教えるだけではない家庭教師の彼はとても奥が深い人物だったと思う。読めば読むほどほかの分野の知識も身につきます(笑)読む手が止まらないほどの面白さです。是非。
  • 家庭教室
    とても読みやすくて、一気に読み終わりました。
    家庭教師って少し憧れていたけど、大変だなと思ったし、だけどこんな先生がまわりにいたらいいなあと思いました。
  • 僕たちに似合う世界
    とんとんと進んでいくから読みやすい。近くて遠い距離。そう感じていた人が同じ人間なんだなと感じる本。80、81ページ、これにはとても共感。
  • 家庭教室
    "伊東歌詞太郎らしさ"が滲み出ている気がする。主人公である灰原巧と伊東歌詞太郎が重なる部分が多々あった。大した悩みもなく平凡な生活を送っている自分では気付けないことに気付けたと思う。
    命の大切さ、真っ直ぐに向き合うことの重要性がわかる本だった。真っ直ぐに向き合って救える人もいるし、救えない人もいると...続きを読む
  • 家庭教室
    大学時代の独特な時間の流れ方を思い出して懐かしくなった。ワインの飲み方も学べて面白い。シンガーソングライターだからか、表現も言葉のチョイスも新鮮。心に留めておきたい言葉が沢山。
    .
    初めは主人公の灰原が地味な人柄だと思って読んでいたけど、話を読むほどに彼の責任感や追求心の高さとか行動力に感心してしま...続きを読む
  • 家庭教室
    伊東歌詞太郎さんという方はこの本を読んで知りました。

    ひとつひとつの家庭に正面からぶつかって行く所などが
    とても素敵でした。

    やっぱり、考えさせられましたね
  • 家庭教室
    『現代の教育に一石を投じてくれる』読み終えた時には、学校での教育は、どこか味気なく無味乾燥なんだという事を感じると思います!
    主人公の灰原を中心に据えながら、1章ごとに1人の生徒にクローズアップしていき、その先々で生徒に諭している灰原の台詞に感銘を受けました。
    各々の生徒の問題を一緒くたにするような...続きを読む
  • 家庭教室
    塾講師のアルバイトをクビになってしまった大学生の主人公が、紹介してくれる人がいて、家庭教師のアルバイトを始める。難しい生徒ということで紹介され、勉強を教えるよりも、勉強をしない原因を探すという物語。ちょっと重たい話もあるけれど、読みづらいと言うほどではない。食事のシーンがたくさん出てきて、美味しいも...続きを読む
  • 家庭教室
    それぞれ個性的な子ども達が出てきて、その子どもや家庭の抱える問題も様々で、今の社会を反映しているようだ。
    家庭教師の灰原が、子ども達の心を開こうと四苦八苦する様子が、その家族の謎解きのようで面白い。
    少し話が上手くいきすぎだけど、テンポ良く読めた。

    どの家庭も親は子どものことを全然わかってないんだ...続きを読む
  • 僕たちに似合う世界
    シンガーソングライター・伊東歌詞太郎さんの自叙伝。
    伊東さんを知ったのは、ニコニコ動画の「歌ってみた」。歌が上手いのはさることながら、力強く筋の通った声で、心に響いた印象がありました。その後の活動は小説ぐらいで、あまり知らなかったので、今回のエッセイを機に今も活動しているということがわかりました。
    ...続きを読む
  • 家庭教室
    伊東歌詞太郎さんはライブにも行かせていただいて、ライブ終わりに一人一人の目を見て手を振りながら「ありがとう」と言っていたように、とても優しくて、素晴らしい感性の持ち主だと感じました

    その優しさというのがこの一冊から感じられました。
    しかも、ただ家庭教師をして生徒の成長を描くだけではなく、「勉強はな...続きを読む
  • 家庭教室
    たまたま本を探していたときに「伊東歌詞太郎」さんの文字が目につき、小説を書いていたんだと興味を持ち購入。
    伊東さんは、youtube「歌ってみた」動画で知っていましたが、まさか小説家デビューしていたとは知りませんでした。
    早速読んでみると、歌詞を作っているというベースがあるためか、わかりやすい表現で...続きを読む
  • 家庭教室
    まるで自分も家庭教師になったような気分になり、面白かった。最後章のトップ塾に通う子が出てくる話が一番印象的だった。友達がいじめが原因で自殺してしまう。その子のことを思うととても胸が痛かった。
  • 家庭教室
    塾講師をクビになった主人公が、その原因を作った生徒の父親から個人家庭教師として生徒を紹介してもらい、問題を解決(?)してゆくお話です。
    誇れることもない(と自称している)大学の2年生が、数回会っただけでその家族から絶大な信頼を得る、ベテラン塾講師のような分析や指導方法を持っている、年上女性とテキーラ...続きを読む
  • 家庭教室
    伊東歌詞太郎って名前を見てえ?!!歌詞太?!!小説書いたの?!!これは読むでしょ!!ってなりました。
    感想としては歌詞太って頭よかったんだ...ってのが1番。

    家庭教師とちょっと問題を抱えた生徒の話で、わかりやすくてすっと入ってきてどんどん惹き込まれる感じが歌詞さんが書く歌詞のようで(紛らわしい笑...続きを読む
  • 家庭教室
    3.5
    塾講師のバイトをする大学生・灰原巧が、ある出来事で塾を解雇され、それがきっかけで家庭教師をする事に。
    問題を抱えた家族の中に入って行く事で、自らが学んで行く物語。
    内容的には、株式投資やワインの知識、女性からのアプローチの躱し方等、ある程度の年齢なのだろうけれど、何故か表現に幼い感じを受けた...続きを読む