神家正成のレビュー一覧
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非常に面白かったと思う。
私の好きな歴史小説短編集の一つ、この本と同様の題材を扱った司馬遼太郎の『幕末』があるが、それに次ぐ面白さだった。
油小路の変を描いた『裏切り者』が読み物として、秀逸と感じた。Posted by ブクログ -
同級生に薦められて読みました。自衛官を経験されているだけあり、専守防衛をベースに様々な制約の中での自衛官の葛藤を感じました。自衛隊をモデルにした小説を沢山読みましたがダントツです。ラストは泣いてしまいましたPosted by ブクログ
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まだ二作目ということも含めて五つ。描写がマニアックすぎて半分くらいしか情景を想像できてなかったかもしれない。自衛隊という特殊な存在に改めて興味が湧いた。他は千里眼シリーズくらいしか読んだことがなかったのでPosted by ブクログ
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植木一等陸尉が登場するまでと登場してから、そして終盤の畳み込むような流れと、息をつくのも忘れて読んでしまいました。そして終盤は泣けて泣けて…
リアルの中に現れる植木一等陸尉の場面転換力に惚れました。
映像にするのは難しそうですが、できることなら植木をまったくイメージとかけ離れた玉木宏で見てみたい。Posted by ブクログ -
自衛隊で現場で日々勤務されている皆さん、毎日ご苦労さまです。
三自衛隊それぞれの日常に焦点をあてた、画期的な1冊。
ただ、それゆえに、各々の話が短くてやや物足りない印象。
あと、できればコロナ以前に刊行してほしかったな、と。Posted by ブクログ -
自衛隊員の矜恃が描かれている。多くの感想にあるように、前半は読書スピードが上がらない。植木陸尉の登場からテンポアップし、終盤は怒涛の展開。多くの伏線がつながっていく快感。そして、深山の桜で感涙。Posted by ブクログ
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【桜と日章】で出逢った神家さんのデビュー作。
自衛隊モノの中にミステリーという要素を取り入れるというバランスが凄い。
そして圧倒的なスケール感。加えてミステリーとしても成立しているというのが本当に驚いた。
植木さんの大活躍も見られて、とても楽しめた。Posted by ブクログ