渡辺義久のレビュー一覧

  • カリフォルニア独立戦争
    無敵の爽快アクション炸裂。無敵といってもグレイマンたちと違い、銃撃戦ではなく肉弾戦がメインに展開され、カリフォルニア州の一部を独立させるという陰謀をどう阻止するか。細かいことはうだうだ考えずに一気読み。
  • カリフォルニア独立戦争
    文句なく5つ星。
    荒唐無稽なお話が好き。
    表紙のイメージでは特殊部隊出身主人公のガンプレイ一杯の冒険小説と思ったが、ほとんどが肉弾戦と情報戦でありいい意味で裏切られた。
    スーパーマンすぎるのが不満と言えば不満だが、時間を忘れて読めたので良しとする。続編がありそうな結末なので期待して待ちたい。
  • ガーナに消えた男
    料理の名前や生活習慣が興味深かった。名前だけでは肌の色や性別がわからないので、こんな感じかな、と想像しながら読むのも面白い。そして主人公とこの人がカップルになるのでは、という予想は外れ、そこは日本人あるあるの未婚の男女は本の中では最後はカップルにならなきゃだめ、という呪縛に囚われていた自分を発見した...続きを読む
  • ガーナに消えた男
    最後までページを捲る手が止まらなかった。西アフリカのミステリは初めてだが、ハラハラドキドキの繰り返しで本当に思わぬ掘り出し物で、それも二重に嬉しい。訳者あとがきも興味深かった。華文ミステリもだが、これから益々色んな国のミステリが楽しめると思うとワクワクが止まらない。
  • ガーナに消えた男
    ガーナに滞在してた身からすると、とてもよく取材されていてガーナの土地や文化を懐かしく思うことができる良作品だった。
  • ガーナに消えた男
    エキゾチックな雰囲気はしっかりある。さらに呪術師が事件と絡んでくると尚更アフリカ感は増す。探偵エマも好感が持てる。
  • ガーナに消えた男
    著者はガーナ系アメリカ人、原本は英語。
    先日の『アンチ』みたく翻訳者が現地の言葉や事情に明るい訳ではないので、ほぼガーナ初心者の渡辺氏(翻訳者)と手を携え踏み込んでいく感覚だった。

    エマ(主人公)自らが私立探偵の職を見つけた訳ではなく前職の任を解かれた理由も大変悔しいものだったから、このまま話を進...続きを読む
  • 老いた男
    どこかで信頼できる書評家が推奨していた。百戦錬磨の元特殊部隊工作員が35年ぶりに国から追われる立場になり逃亡する物語。シンプルなんだけど、ちゃんと飽きない工夫が素晴らしい。主人公がスーパーマン的に強いのはアレとして、飼い犬とか一緒に逃避行することになる彼女とか、彼を追う立場のはずが途中から味方になっ...続きを読む
  • 老いた男
    任務中にアメリカ政府と対立した工作員が行方をくらませて三十五年が経った。妻を亡くし、今はイヌたちと静かに過ごす彼だったが、何者かの襲撃でその平穏は破られる。男は敵を倒し、名前を変えて逃走するものの、更なる追跡の手が迫る……。なぜ今になって攻撃が始まったのか。事態の裏に潜むのは一体――? エドガー賞受...続きを読む
  • 老いた男
    過去を隠し政府から逃れて生活している特殊工作員が、過去からの追跡者が近づいていることに気づき、再び逃走を開始するとともに、新たな人間関係を作り、追跡してくる敵と原因との対決に向かう物語。
    迫り来る敵との緊迫した追跡劇、反撃のアクション、交流する人たちとの愛憎劇。
    映画にしたら面白い!と思いながら一気...続きを読む
  • ガーナに消えた男
    2023.3 小説としては悪くないけれど、いかんせん文章や表現力が雑。原作の問題なのか訳の問題なのか。
  • 追跡不能
    あらすじを読んで面白そうかなと思ったけど、そうでもなかった。自分は時々「昭和は味があった」など、やたら持ち上げると時があるが、いい面ばっかでなくて、暗黒面もきっちりあって、その雰囲気が、行ったことのない国の、経験したことのない共産主義のどんよりとした雰囲気と似ているような気がして、勝手にノスタルジー...続きを読む