ホーキング青山のレビュー一覧

  • 考える障害者(新潮新書)
    本音で話そう。
    もしこの本に帯をつけるなら間違いなくそうする。
    それぐらい青山氏は率直に本心を語っている。
    障害は個性ではなく障害、それを踏まえた上でなんでもない人としてぶつかり合いながらも話す事が差別や偏見をなくす第一歩なのだ。

    ボランティア等やメディアの必要以上の善意や感動の押し付けが実は迷惑...続きを読む
  • 考える障害者(新潮新書)
    障がい者芸人のホーキング青山が、文字通り障がい者問題について正面から切り込んだ一冊。

    これまでのどの障がい者本よりも内容が刺さった。
  • 考える障害者(新潮新書)
    非常に面白かった。なかなかない切り口かつ、文章がうまくてユーモアセンスがある(芸人さんだから当然ですが…)。乙武さんに感じるモヤモヤが晴れたのでスッキリした。その他も大変良いです。
  • 考える障害者(新潮新書)
    障がい者以前に一人の人であると言う当たり前のことに障がい者も、健常者もお互いが気付ける関係だとよいなぁ。
    とは言え、人としてどうよ、という場合、障がい者のくせに、とか思わない自信はない…。
    また、身体的に健常であっても倫理的におかしな人だっている←やまゆり園の犯人みたいに。
    24時間テレビや乙武さん...続きを読む
  • 考える障害者(新潮新書)
    障害者は介助者がないと行動できない存在ではあるが、その介助者が「保護者」のように振る舞い芸人としてのパフォーマンス内容にまで口出しし(あまつさえ事業資金を持ち逃げもあった)つまり知的人格的に劣った存在と見るらしい/「感動をありがとう」24時間テレビ、パラリンピックへの違和感。著者は「ありのままを評価...続きを読む
  • 考える障害者(新潮新書)
    何年たっても、障害者が何かすることが「異例」だったり「驚き」と表現してしまう愚かさがよく分かる本です。

    昭和のころ子ども時代をすごした人は、「こびとプロレス」や「あんまさん」のような触れていいのか悪いのかわからないエリアの人たちを、やはりどこか憐れむ視線で見た記憶があるのではないでしょうか。

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  • 考える障害者(新潮新書)
    平易な文章ではあるが、障害者についてどう考えるかという示唆をいくつも与えてくれる。障害者差別はいけないという一辺倒では変えられない世の中でどうしていくべきかというヒントをもらった。
  • 考える障害者(新潮新書)
    障害を持っている方のエッセイは乙武さんの『五体不満足』以来か。

    タイトルのまま、筆者本人からの視点で、『障害』を考えている、と言う事がこの本の最大の特徴で
    、なかなか健常者だと言いづらい事や誤解を生みかねない内容に踏み込んで書かれていたように思う。ご本人も車椅子なだけに、少しだけ障害者に厳し目(鼓...続きを読む
  • 考える障害者(新潮新書)
    よくわからないという対象として障害者を見るのではなく、健常者と同じ人間として見てほしいということが、少し表現を変えながらも繰り返し書かれていました。

    著者は昔と比べると外に出る障害者も増えたとおっしゃっていましたが、私の印象としては、まだまだ街中で見かけることは少ないという感じがします。

    私自身...続きを読む
  • 考える障害者(新潮新書)
    障害のある方々に普段から接しているため、世の多くの人よりは障害者に対する意識はフラットだと思っている。彼らに接していて、不便なことは多いだろうし、ご家族は何かと大変なことが多いだろうと思う。本人の将来のこと、親なきあとのことなど、どれほど制度があれ、悩みや不安が尽きないであろうことも想像に難くない。...続きを読む
  • 考える障害者(新潮新書)
    なかなか難しいテーマですが。
    著者の言っていることも確かに納得いく部分と
    そうでもない部分とがあるのは確かです。
    ただ、最終章とあとがきにかかれてある
    彼の意見には大きく賛同できる内容でした。
    ”同じ人間として扱ってほしい”
    これもとらえかたによっては非常に微妙な言葉ですが
    真実ではあると思います。...続きを読む