藤田祐樹のレビュー一覧
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ハトはなぜ首を振って歩くのか (岩波科学ライブラリー)
by 藤田 祐樹
ある日、私のもとに、スズメに関するテレビ番組の取材があった。なんと、歩くスズメがいるというのである。「なに!?」と私は耳を疑った。その方の話によれば、兵庫県中町(現在は多可町の一部)に 間子 という地区があり、間子...続きを読むPosted by ブクログ -
息抜きに一冊!
著者自身による発掘調査で徐々に明らかになりつつある、沖縄のある洞窟での遺跡から見える旧石器人の生活。貝で釣り針をつくってウナギを釣ったり、カニを一番美味しくなる秋を狙ってわんさかとって食べていたとは!
実際の遺跡の発掘調査からどのようにして昔の人々の生活を復元していくの...続きを読むPosted by ブクログ -
岩波科学ライブラリー237
ハトが首を振る原理を、人類学者でもある作者が面白おかしく、まじめに解説。
首を振るハトに注目することも大事だが、振らない鳥にも理由がある。そんなところが哲学的。
動物の行動には理由があることに気づける一冊。Posted by ブクログ -
「日本一の首振り研究者を自認する」筆者による、「ハトの首振り」考。
題名の通り、様々ケース、ほかの鳥類と比較・検討し、一つのテーマに沿って、論じている。
(たぶん/おそらく)一般の人向けにわかりやすく解説している部分もあるだろうが、専門的な内容からすれば、ページ数は少く、しかし、コンパクトにまと...続きを読むPosted by ブクログ -
ハトが首を振るのは、歩くためにそうせざるを得ない身体なのだろうと思っていた。
だって、好きでやっているようには見えないもの。哀れな生き物よのう、首を振らないと歩けないとは、と思っていた。
しかし、あれは必要あって振ってたのね。
君たちにはあれが都合がいいのね。
勝手に憐れんでごめん。
しかし、ハトの...続きを読むPosted by ブクログ -
文章が面白い。内容もわかりやすい。興味がひかれついつい読み進めてしまう。
人の歩くことと走ることエネルギー効率と速度について。
ペンギンの足の長さとエネルギー効率。目の大きさと位置。視界。首の長さと骨格。
様々な角度から分析して丁寧に説明しているので、外で鳥をみたらついつい考えてしまいそうだ。
近く...続きを読むPosted by ブクログ -
4万年前にホモサピエンスが日本列島に渡来して生活を始めたが、人骨は本州の土壌ではほとんど残らないが、沖縄諸島では残る由.旧石器人がどのような生活を営んでいたかを遺跡から推測する楽しい物語だ.カニを食っていたようで特に旬の秋に賞味していたことが判明した.想像力や解析力、さらにいろんな分野の専門家の力が...続きを読むPosted by ブクログ
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面白かった。
ハトだけではなくスズメやカモなどほかの鳥についても興味深い。なるほど。
湿地帯のため鳥は多く見かけるが、そういえばじっくりと観察したことはなかった。
見かけるたびに愛おしく観察してしまいそう。Posted by ブクログ -
確かにハトは首を振って歩いている。何が楽しくて首を振っているのか気になっていたが、自分でつきつめようとは考えていなかった。摂餌、安定、安全、野生の動物の基本行動があるのだと再確認。そしてついこの間、カラスもムクドリも、ハクセキレイも首を振って歩いていることに気づく。1つ賢くなった。Posted by ブクログ
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タイトルを見て、「そういえばなんでだ!?」と気になって読んでみたら、本当に、ただひたすらに首振りについて書かれていてちょっと引くくらいだった(ほめ言葉)。しかも本の一部にはハトの首振りパラパラマンガ付き。筆者、どんだけ首振りマニアなんだ!
かるーく書かれてはいるけど、内容はいたってまじめで本...続きを読むPosted by ブクログ -
衝撃!
ハトが首を振っているのは確かに気にはなってたけど、その研究をしている人がいるんだなぁ。
しかも、説明がわかりやすいし、文章は読みやすい。
ユーモア満載で、特に4章のユリカモメの件のコラムには笑ってしまった。
そして、エピローグがいい。
自分の目で見て自分で考える。
題名に惹かれて手に取っ...続きを読むPosted by ブクログ -
人間のように眼球がくるくる動かないので、眼球を動かすかわりに首を振って周囲を特に近場を見ようとしているとのことです。ハトの首フリのぱらぱら写真がついています。首フリというと左右のイメージですが、前に伸ばしているという具合です。にわとりの真似をするときの動きです。Duck Sauce 「Barbra ...続きを読むPosted by ブクログ
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ハトをはじめとする鳥達が何故首を振るのか?そして首を振らない鳥もいる、といった興味深い話題です。私の研究しているウマの頸振りにも関係していて勉強になりましたPosted by ブクログ
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藤田祐樹 著「ハトはなぜ首を振って歩くのか」、2015.4発行。多くの脊椎動物は4本の脚で移動。鳥とヒト(絶滅した恐竜も)は二足歩行を行う。鳥たちは、歩く、走る、ホッピング(両足を同時に前に)する。鳥は飛ぶ姿を目にすることが多いですが、歩いたりホッピングする姿を観察するのも面白いですね。さて、本題の...続きを読むPosted by ブクログ
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本屋でタイトルを見て、たしかに何でハトは首振って歩くんだろうか?と興味をそそられて読んでみた。なるほど、という仮説・実験・検証が載っていておもしろかったです。
ハト以外も首振ってましたね・・・。体の仕組みはじっくり根気よく見ていないとわからないものですね。Posted by ブクログ -
なるほどと思った。
知識が増えた。
でも、申し訳ないが、読み物としては特には面白くなかったし、これからの私の生活にあまり影響は及ぼさないだろう本だった。Posted by ブクログ