岡本浩のレビュー一覧

  • グリッドで理解する電力システム
    現在の電力システムについて図解を用いて説明されており、非常に分かりやすく、理解に役立った。また、今後の電力システムのあり方が、数々のデータ予測に基いて書かれており、将来の世界を予測する上で大いに役立った。
  • グリッドで理解する電力システム
    知りたかったことがわかりやすく解説されている。

    ・電力系統:発電、流通、消費の3つの要素から構成される電力システム

    ・周波数を10秒程度で一定に保つ必要性
    パワープールに蓄えられている慣性エネルギー(タービンの回転力として蓄えられているエネルギー)が放出される時間に相当

    ・系統全体の需給バラン...続きを読む
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    エネルギー業界初心者でも、kWh価値, kW価値, ΔkW価値が何を意味するのか、再エネ増加が電力システム全体にどのような影響をもたらすのか、今後の電力サービスはどうなるのか、を概観できる良い本でした。電気自動車のTeslaがVPP事業を手掛ける現在、全貌を理解するのは大事だと思いました。
  • グリッドで理解する電力システム
    電力グリッドの理解をするのに相応しい一冊。電力に限らず、将来的なエネルギーのあり方にまで言及している。また今後ホットワードになりうる5つの要素をあげた上で、独自に将来予測をしている。その算出根拠自体がとても勉強になる。
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    内容としては少々物足りないものの、エネルギーにまつわる産業の現状及び将来図を描いた良書である。特に、kWh・kW・ΔkW価値(DER化に伴い、kWとΔkWh価値向上)や託送料金に関するデススパイラル問題、電気自動車の市場参入等は分かりやすくまとめられており、なるほどと感じた。需要家目線では普段気にす...続きを読む
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    インフラ小売業の未来予測。総括原価だった1.0の時代、自由化の2.0の時代の先を占う。
    電気インフラは特に影響が大きい、人口減少、同時同量、分散電源化、kwh価値の減少とΔkw価値の増大、電気as a serviceのような流れ、電気自動車の普及。
    料金体系から見直すんだろうな。
  • グリッドで理解する電力システム
    著者の岡本氏は東電PGの役員であり、電気システムの権威である。

    ニュースで太陽光発電がじゃぶじゃぶに入っていて、出力抑制されることが多いということをたまーに聞くけれど、それってどうゆうこと?と思った人は本書をオススメしたい。

    電気って当たり前に使えるけれど、実は安定して(=高品質な)電気を供給す...続きを読む
  • グリッドで理解する電力システム
    電力システムがどういう仕組みで運用されているか分かった
    周波数を合わせる必要がある
    法規関係の部分は難しかった
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    電力ビジネスの今と未来について書いた本。素人にも分かりやすい言葉で書かれている上に、内容がコンパクトにまとまっているので時間をかけずに読むことができた。

    原発事故でも感じたが、電気は私たちにとって当たり前にある一方で、電力ビジネスは想像以上に複雑である。電気を使うことイコール本書で言うところのKW...続きを読む
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    すでに自由化に関しては進みつつあるのですけど、人口減少については過疎化でインフラの持続性の問題が起こること、そして脱炭素化は世界的な潮流となっているため、日本にとっては国をあげて対策が必要になるなと。
    対策案として分散化の項目に該当する分散型電源の普及になります。日本の太陽光発電の現状も公平に書かれ...続きを読む
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    本を読んだり聞いたりして地球温暖化はガチでやばいんだと理解したので、再エネ系の本ということで読んだは良いものの、内容が難しすぎて細かい所はわからなかった笑


    未来に向けて電気のあり方を変えていく必要があるのは分かった、
    このままいくとライフライン維持が難しくなったりもするし、改善した方が楽しい未来...続きを読む
  • グリッドで理解する電力システム
    図を用いて、文章に偏っておらず、理解しやすい内容となっていた。これからの電力業界におけるシステム変化の展望などについてもヒントが散りばめられていると思った。また海外の現状についても述べられており、日本と海外どう違いのか、そういった観点からも比較することができる良い本だと思った。また読み返して勉強して...続きを読む
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    エネルギー関連の本を読むのが初めてだったが、分かりやすかった。
    ただ初めて知ることが多すぎて理解しきれていない気がするから読み返す必要はありそう。
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    娘が生きているであろう2050年、2100年へと思いを馳せながら読んだ。約6,000万人まで人口減少すると予測されている2100年の日本。人口減少を見据えたコンパクトシティの実現、妥当性を確保した発電設備のスリム化のために、これまでよかれとされてきたユニバーサルサービスを見直す必要があるという提言が...続きを読む
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    【内容】
     エネルギー業界が直面している、あるいは今後直面するであろう変化について「5つのD」というキーワードでまとめられており、それぞれのDに対する問題点やそれに対する筆者の考え(現状の分析や解決策等)が記載されている。

    5つのD
     1. Depopulation(人口減少)
     2. Decar...続きを読む
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    noteにも書いたけど、今後のトレンドを5つのDとしてわかりやすくカテゴリー分けされている点が良い。
    またマネタイズ方法がモノから体験"サービス"に移ることをよく理解できる良書
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    エネルギー問題の専門家達が書いた、2050年時点でのエネルギー産業の未来予測とそこに至るベストシナリオ、ホラーシナリオ。最も印象に残ったのは、良い方のシナリオでいけば、2050年までにはエネルギー(特に電力)は、太陽光等の新エネにより、無尽蔵の供給を得るようになる、というところ。これはブロードバンド...続きを読む
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    電力の2050年、特に原発が稼働せず人口も減少していく日本で、如何にインフラとしての電力供給を維持していくかを、東電在籍の著者等が若干電力業界寄りではありつつも極力フラットに書こうとしている良書。
    分散電源や蓄電池の技術進歩が無いと手詰まり感がいっぱいと。
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    分散電源社会。
    どちらかというと、CO2削減のためにはどんな社会にすべきかということを論考したもの。
    電気自動車の存在が不可欠。
    BERも重要。電流の周波数を安定化する役目だったり、提供価値は存在している
  • エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ
    原子力についての考察はとってつけたような印象が拭えないが、縮んで高機能化する受給システムに、電力インフラをどのように接合するかについて深くて広い論点が挙げられており、内容は豊かだ。