新井陽次郎のレビュー一覧

  • 御徒町カグヤナイツ
    朝の通勤電車で、50オーバーのおっさんをウルッとさせたり、ニヤッとさせたりしちゃう本。
    大丈夫だよ、中学生くん。大人になってもそんなに価値観は変わらないから、安心して大人になりな。
  • 私は存在が空気
    一般的に見れば冴えない、しかし超能力をもった若者たちの6編からなら短編集。
    彼らの恋模様と思春期の悩みが胸をきゅっとさせられるほどよく描かれていた。
    最初の少年ジャンパーで心をいっきに鷲掴みにされた。
    笑えるのに泣けてしまい、感情移入が半端なかった。
  • 私は存在が空気
    少年ジャンパーが凄く好きです。
    主人公大塚くんの、瀬名先輩との日々を通した心情の変化や瀬名先輩に対する心遣いが印象に残っています。
    最後のサイキック人生では、主人公である星野泉にとって超能力は自分の中で自分と他人との間に壁を作ってしまう、あまり嬉しくないもので、後に星野泉のその考えに変化をもたらす一...続きを読む
  • 御徒町カグヤナイツ
    未読だったので、読んでみた。
    青春がたくさん詰まっているストーリー。
    浅原ナオトさんが好き。
    月の姫が浅原ナオトさんに重なり、涙が止まらなかった。
    中学生のヒロトが出会った少女は「月帰還性症候群」という病気で入院していた。
    ヒロトの仲間4人グループは、とても良い仲間たち。良い?悪いかも!
    「その人の...続きを読む
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない
    多様性とは何か、人を認める、好きになるとはどういうことか考えさせられます。
    多様性は私の最近のテーマです。

    話すこと、そして聞くことはとても重く時に人生のターニングポイントになるのだと思います。
    知らなかった自分には戻れないのですから。

    ただ、時に自己開示しなければ得られないこともあるのだと思い...続きを読む
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない  再会
    「望むように育つ子しか愛さない親」、一番の不幸はこれなんだよ。前作でかなり重要だったファーレンハイトの過去編は辛すぎて咀嚼しきれないな。

    誰が好きだろうと、どういう風に生きようが歩こうが、自分が自分に向ける感情葛藤、自分で自を追いつめたら落ちるところは一緒なんだな。自分で自分が気持ち悪くてしょうが...続きを読む
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない
    亮平、亮平のキャラはまんまBLにもいるな。いるいる。凄くいいやつ。高校生ってこんな感じだったなぁと、なんだか窒息しそうになりながら読んだ。「人間は、自分が分かるように世界を簡単にしてしまうもの。」何度となく出て来るこの言葉のために、感想を述べるのが難しい。リズム良く事件が勃発して、解決後はみんなで輪...続きを読む
  • こんな日のきみには花が似合う
    蒼井さんらしい、エモい文章が展開され
    作画の雰囲気も相まって、とても感じの良い作品になってます。この方の著作の僕のとなりで勝手に幸せになって下さいもおすすめです。
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない  再会
    同性愛を通じて、人間ひとりひとりがどれだけ尊い存在かを感じられる。
    前作で悩んだ主人公も含めて、今作の方が爽快な内容になっている。
    同性愛に引け目を感じなくていい。
    認めて変わらずに接する友達に心打たれる。

    普通通りに接すると考えること自体が普通じゃないんだよな、、
    と思いながら読んでいた。

    ...続きを読む
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない
    自分がゲイだった場合、そのことを周りに言えるのかと考えてみたが、そうできる自信がない。
    それは周りからの目が変わってしまうと思うから。

    主人公のゲイを隠しながら生きているときの心の声が苦しみを物語っている。
    周囲が"普通"と話していることや、"当たり前"とされていることに対して、毎回葛藤しながらそ...続きを読む
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない
    主人公の葛藤が痛いほどよく分かって
    心の奥底に眠らせていた古い記憶を抉られた
    2度と読みたくないと思いつつ
    数年後にまた読み返してしまうんだろうなあ
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない
    腐女子もセクシャルマイノリティも身近な存在(流石に親と同じ年齢の同性と不倫している人はいないものの)なので読んでよかった、と感じた
    今までは同性同士の恋愛では片想いか悲恋で終わることが多かったが、この作品は悲恋でも爽やかなエンディングだったと思う
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない
    僕の視点からも安藤さんの視点からも納得できる所があって、けれど人の異なる意見をお互いに尊重して終わりではなく、理解するために一歩踏み込む姿は見習わないといけないと思ったし、私の身近にいるゲイの友人にも私は無意識に傷つけるをしていたかもしれないと思った
  • 私は存在が空気
    超能力をもつ少年少女たちの物語。「少年ジャンパー」と「ファイアスターター湯川さん」が好きだったかな。
    テレポーテーションのできるひきこもりの少年とは、おもしろい発想。もし超能力が使えたら…と考えるのは楽しそう。
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない
    今までふざけたタイトルだなって敬遠してたけど、ぽんさんからおすすめされたので読んでみた。中学、高校の時に読んでたらきっともっと共感できる部分多かっただろうな…時代も私も変わったわ!

    純は同性愛者だけど「奥さんと子どもをもって平凡な家庭を築くのが夢」で…それに対して、私はシンパシー(他人と感情を共有...続きを読む
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない
    読み終わりました。
    三浦さんと安藤くん、この関係性が好き。
    女性を好きになれず、年上の男性しか好きになれない安藤くんを、BL好きの三浦さんが受け入れようとしていく姿がとても良かった。
     三浦さんと安藤くん、そして安藤くんの親友の亮平の三角関係も気になるところだ。親友の安藤くんの恋を応援しつつも、自分...続きを読む
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない

    世界は簡略化しがちなのね

    腐女子がうっかりゲイに告る話。思った以上に内容は重いですが本当に面白いです。「自分が理解できるように世界は簡略化する」ただし空気抵抗は無視する。たとえ好きでもちんぽこが立たないなら好きじゃないのかというとそういうわけではなくただ主人公が「ゲイ」だっただけそれだけなのに世間からは邪険にされてしまう。理...続きを読む
  • 御徒町カグヤナイツ
    浅原さんの作品ということで購入。
    『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の作者で、一人の少年の心理描写が繊細・丁寧で良かったので、ほかの作品も見てみようと読んでみました。
    全6話+プロローグからなっていて、各話ごとにそれぞれの登場人物の身に起きたことをみんなで解決していくという構成になっていま...続きを読む
  • 5分後に癒されるラスト
    読書記録です。まだの人は読まないでね。

    「日々、ご飯。」「無理しなくていいんだよ」「コンビニの猫」「花が舞う」「うちの父娘」「グランマ!」「to be サンタクロース」「幸せと切なさと」「買い物強者」「GO」「静かで優しい夜のこと」
    11編×5分だけど、さらさらっと1時間弱で読めました。あっという...続きを読む
  • 2分の1成人式
    4年生の桐谷ユメは、10月31日に、10歳になる。

    十才。
    十年。
    3652日。
    87648時間。
    5258880分。
    315532800秒。

    ユメは10年の長さかみしめる。学校では3学期に二分の一成人式の文集を作るからと、自分のこれまでの年表と、未来の予定表(これからの夢)、20才になった自分...続きを読む