元永知宏のレビュー一覧

  • 近鉄魂とはなんだったのか? 最後の選手会長・礒部公一と探る
    あれからもう15年。消滅した球団近鉄バファローズの関係者に取材したプロ野球愛満ちたノンフィクション。

    2004年11月、近鉄バファローズはオリックスに吸収され楽天ゴールデンイーグルスという新球団が誕生。思えば当時はセパの格差が大きく有望なドラフト候補者が在京セを希望するのが当たり前だった。

    近鉄...続きを読む
  • 近鉄魂とはなんだったのか? 最後の選手会長・礒部公一と探る
    近鉄バファローズは、近鉄ファンは、人柱となったのだ。

    近鉄が消滅したことによって、パ・リーグは地域密着と健全な球団経営を目指し、ファンサービスを強化したことによってますます球場に観客が集まっている。

    だからこそ、近鉄ファンの心は、宙ぶらりんとなり行き場がなくなってしまった。球界再編で分配ドラフト...続きを読む
  • 近鉄魂とはなんだったのか? 最後の選手会長・礒部公一と探る
    2004年の球界再編問題の際、近鉄バファローズはオリックスと合併することになり、球団創設以来55年の歴史に幕を閉じました。本書は近鉄が初めてリーグ優勝をした1970年代から年代ごとに球団でキーマンとなった人たちのインタビューをもとに、2004年までの約30年間を振り返るノンフィクションです。
    197...続きを読む
  • 期待はずれのドラフト1位 逆境からのそれぞれのリベンジ
    自分を正しく把握できればいいんだけど、それがいちばん難しい。ひとりで解決できる問題ではないからね。

    まあ、とにかく。ぼーっとした時間をなくして、明日からがんばろうと思わせてくれる本です。
  • 甲子園はもういらない…… それぞれの甲子園
    全国野球少年の夢、甲子園。コロナで中止となった大会。目標を失った高校球児と指導者の苦悩。試行錯誤しつつ野球をする意義を探る人々を追った作品。

    新形コロナは正に異常事態。出場の決まった大会が中止。地方大会も独自大会としてのみ行われた。

    甲子園を目指してきた球児たち、そして指導者は、異常な事態にどの...続きを読む
  • 近鉄魂とはなんだったのか? 最後の選手会長・礒部公一と探る
    子供のころ一度スポーツチームのファンになると、一生それを代えがたいことが、この本を読んでみて改めてわかった。消滅して15年超、いまだにこのような本が存在して買う人がいるということ自体その証明になると思う。
    本の構成として、9イニングスに分割しているので、各年代のエピソードがほぼ均等に割り振られるイメ...続きを読む
  • 野球を裏切らない――負けないエース 斉藤和巳
    元ソフトバンクホークスのエースとして活躍した斉藤和巳投手の学生時代からプロになってからの苦悩とエースとして君臨するまでの軌跡と周りの選手との関係について書かれた一冊。

    2003年の20勝と沢村賞受賞という華々しい活躍しか知らなかったので本書を読んで裏にある肩に対する氏の苦悩や出会いによって氏が変わ...続きを読む
  • プロ野球を選ばなかった怪物たち
    それぞれに物語があるなー
    なんてしみじみ感じます。
    自分の力を見極める大切さ等も確かに必要だなぁ。。。
    単純にプロってのは憧れでもあるけれど、いざその世界に入るとなるとあこがれだけで過ごせる世界かどうかはわかりませんもんねぇ・・・
    自分の人生にも置き換えて考えてしまします。
  • 敗北を力に! 甲子園の敗者たち
    負けたから強く生きられる! 甲子園は、高校生活のすべてをかけて野球に打ち込んだ人だけが入ることを許された場所。そこで敗れた「甲子園の敗者」たちは、どのようにして涙を力に変えたのか。8人の球児たちの歩みを追う。

    センバツ高校野球が近づいてきたので読んでみた。甲子園は新聞の拡販材料、プロの卵の見本市、...続きを読む
  • 期待はずれのドラフト1位 逆境からのそれぞれのリベンジ
    仕事や生き方にとても役立つ事が多かった。
    普通に当たり前のことも多いだろうけど、伝えている相手がドラフト1位で色々な挫折や経験をしているから、説得力が違う。
    阪神ファンとして、藪さんがここに入ってるのはちょっと違うかなぁ。と感じた。

    ・事が起こった瞬間にすぐに手を打つ。反応ではなく対応する。一旦感...続きを読む
  • 敗北を力に! 甲子園の敗者たち
    甲子園で「敗者」となった選手たちのその後をインタビュー形式でまとめたノンフィクション。
    8人の選手を取り上げているが「ピッカリ投法」の佐野慈紀氏と漫画「バトルスタディース」の作者なきぼくろ氏のエピソードが興味深かった。
  • 期待はずれのドラフト1位 逆境からのそれぞれのリベンジ
    謙虚に学ぶこと
    何を変えて、何を変えないのか、自分を持つ
    柔軟な頭を持つこと
    状況に応じて考えてベストを尽くすこと

    分かっちゃいるけど、むずかしい。
  • 近鉄魂とはなんだったのか? 最後の選手会長・礒部公一と探る
    1950年から2004年まで存在した近鉄バファローズについてチームの変遷と選手や関係者へのインタビューから球団の真相に迫った一冊。

    野茂英雄、梨田昌孝、中村紀洋とスター選手を輩出するだけでなく、4度のリーグ優勝や江夏の21球や89年の3連勝の後の4連敗など数々の名場面を残した球団近鉄バファローズ。...続きを読む
  • 近鉄魂とはなんだったのか? 最後の選手会長・礒部公一と探る
    経営者界隈で避けては通れないのが野球の話。
    とんでもなく興味ないけど、そんなに熱をあげる理由は知りたくなるので、定期的にスポーツの本を読む。

    当著は、1970年の近鉄リーグ優勝から2004年の球団消滅までのノンフィクション。
    ※近鉄バファローズはオリックスに吸収され楽天ゴールデンイーグルスに

    ...続きを読む
  • 期待はずれのドラフト1位 逆境からのそれぞれのリベンジ
     プロ野球でドラフト1位指名されたが、十分に活躍できなかったと目される選手の「その後」を取材したノンフィクション。登場するのは水尾嘉孝、的場寛一、多田野数人、江尻慎太郎、河原純一、藪恵壹。それに本人は2位指名だが、学生時代から多くのドラフト1位選手と接点のあった中根仁にも取材している。名前を見てわか...続きを読む
  • 殴られて野球はうまくなる!?
    暴力は絶対ダメ。
    だけど、一定の条件の元で「必要」なことはあったし、効果がなくもなかった。
    暴力を使わないでも、強くできる方法はある。
    短期間での勝利か、将来に渡って野球で食っていくためか。

    暴力食らって潰れて人の話がほぼない?

    うーん、展開がこなれてないのか、結局なんだって話にしか思えない。
  • 期待はずれのドラフト1位 逆境からのそれぞれのリベンジ
    なかにはぜんぜん期待外れじゃない人もいたけど、まあそれは置いといて、第二、第三の人生をしっかりと歩んでいる人を追いかけた企画はとてもよいと思う。

    読後は、本書にも登場しないほどの「期待外れ」もすごくいるんだよなあ、とちょっと悲しくなる。