小原嘉明のレビュー一覧
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いやあ、いい本でした。科学者っていいなあ。子どもがもう少し大きくなったら読ませたい。HONZさん、ありがとう。Posted by ブクログ
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モンシロチョウの雄が雌うを見分けるのは、雌の羽根が紫外色だからであるという事実は有名ですが、このことを発見したのが日本人、しかも本書の著者だとは全く知りませんでした。著者はモンシロチョウ研究の第一人者ですが、モンシロチョウに関する素朴な疑問から様々な実験を行い、次々とその生態の実態を明らかにしていき...続きを読むPosted by ブクログ
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構成が分かりやすくて、読みやすい本だった。進化について様々な角度から書かれていたけど、特に自然選択による進化以外の進化の方法について書かれていた部分が面白かった。例えば、異なる種のDNAが侵入する水平伝播とか。スパイダーマンとかテラフォーマーズみたいでかっこいいなって。Posted by ブクログ
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本能=生得的行動、学習=習得的行動、だとして、動物の様々な行動がいずれに当たるのか、ある種の誤解や混乱がある、と著者は言う。
一つには、特に練習をしなくても組織や器官の発生に伴って行動が発達する"行動の成熟"と、行動の習得的発達とが見分け難いため。
もう一つには、行動は異なる複数の組織や器官が...続きを読むPosted by ブクログ -
「入門」と呼ぶにふさわしく、とても分かりやすい。網羅的にまとまっているが、特に目新しい知識はなかった。分子遺伝学は基本的なことがよくまとまって記載されている。Posted by ブクログ
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モンシロチョウの話がここまで面白いと思わなかった。何よりサイエンスノンフィクションの楽しさである「事象→仮説→検証」の一連の流れが面白すぎるが、蝶の話だけではなく、生物一般としての進化の話がかなり含まれており、とてもためになった。今後はパイオニア雄の仮説がどうなったのかが気になる。。Posted by ブクログ
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虫とかの話おもしろいのがある。最後は人間だけど、まあいつものやつ。でもスキージャンプは習得が非常に困難な競技だ、みたいな話はおもしろい。「本能」は学習によらない生得的行動、という定義かな。Posted by ブクログ
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進化についてはいろいろと読んできているものの、新書であらためて読み直すというのも面白いかな、という軽い気持ちで読み始めましたが、このサイズに程よくまとめていただけて学び直しとしても十分な内容でした。
中立進化について触れらているところが特に面白いところではあるし、利他的と利己的という対比についても...続きを読むPosted by ブクログ