帝国データバンク情報部藤森徹のレビュー一覧
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日本最大の民間信用調査会社、帝国データバンク社による国内倒産事例集。取り上げられているのは全国ニュースでは報道されない地方の中小企業。地味だが、生々しい。倒産のきっかけもちょっとしたトラブルが波紋のように広がってしまったことがほとんど。
倒産の原因として、中小企業ならではのワンマン経営者による不正...続きを読むPosted by ブクログ -
時間がなかったので、流し読み。
各業界の倒産企業の内情がわかる。
産業構造の変化、高齢化と人手不足、事業承継問題。為替変動による巨額損失。不正会計。悪徳コンサル。
会社はあんがい脆い。
バブル期勢いづいていたゴルフ場、百貨店で見かけなくなった着物市、老舗500年の企業も例外じゃない。
怖いのは...続きを読むPosted by ブクログ -
倒産する会社には共通点がありそこから我々が学ぶべきところは多いと思う。外部環境の変化、コンプライアンス、経営判断、粉飾決算、架空取引、等は昔から繰り返してきたことだと思う。Posted by ブクログ
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帝国データバンクの調査マンである著者が、書き下ろしたドキュメンタリー。
リーマンショック以降、利息減免、返済猶予を法案化した中小企業金融円滑化法が施行され、企業倒産は一服感が出ている。
しかし、その最中でも市場や、構造変化に対応しきれなかったり、老舗に胡座をかいたり、本業を疎かにした企業は退場を...続きを読むPosted by ブクログ -
倒産と言っても理由は様々だけども「門外漢なこと(投資とか異分野参入とか…)には安易に手を出さないこと」がどれだけ大切か、逆に言えばどれだけの経営者がそこを欲かいて守れなかったかをあれこれパターンを変えながら教わった気分です。
それにしても、狡猾なスキームを組んでうんぬんなケースだけでなく「え、アホな...続きを読むPosted by ブクログ -
帝国データバンクの調査マンが実際に遭遇した倒産の事例について紹介。思ったより説明が薄く(ある意味守秘義務などもあるのだろうが)、帝国データバンクの速報にプラスアルファという位の内容。とはいえ実際に社会生活をしているといつ何時遭遇するか分からない倒産劇。原因や兆候などを探るための一つの考えとして読んで...続きを読むPosted by ブクログ
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事例はもちろんだけど、様々な業界の数字が興味深く勉強になった。農業関係以外の数字にも、これからは敏感になっていきたい。
###以下備忘メモ###
呉服市場2004年7,000億から半分以下、姉歯ショックで建築確認申請見直しで着工から完成が長期化、2013年旅行業者1万超で出入り激しい(5年で461社...続きを読むPosted by ブクログ -
幼稚園の頃からお世話になってた芳林堂書店が倒産したときはホント残念だった。
白元とかエドウィン潰れてたのね...。
質実剛健の経営をしていた中堅企業が何故倒産に至ったのか。
いくつものケーススタディから倒産までの原因を考察する。
社会構造の変化への未対応、本業から外れた財テク金融テクの...続きを読むPosted by ブクログ -
会社の中で、それなりに責任ある立場になったからか、気になって読んでみました。
やはり、潰れた会社というのは、やるべきことをやっていなかった会社であって、潰れて仕方ない、という印象を受けました。
翻って、わが社ですが、やるべきことをやっているか、100%の自信はありません。
が、100%に少...続きを読むPosted by ブクログ -
帝国データバンク情報部勤務の著者による会社倒産の事例集。日経電子版に掲載されたコラムからの編纂。
事例毎に数ページの内容で、背景や倒産に至ったポイントが纏められており理解し易い。その分、深堀はあまりされていないため、詳細やドラマを知りたい人は別の書を当たった方が良い。それでも、知名度のある会社、...続きを読むPosted by ブクログ -
経営というのは難しい、この一言に尽きる。
会社が潰れるに至るまでの道はさまざまだけれども、
経営のかじ取りを誤ると、あっという間に応報があるということがよくわかる。
経営者はそれだけの責任があるからこその高い報酬を得るわけだし、
その点をはき違えているとまさに応報があるだろう。Posted by ブクログ -
TDBの情報部の人が書いた本。倒産の事例が数多く書かれているので、反面教師として捉えられる。
事業のリスク分散できずに倒産、時流に置いていかれて倒産、投機にのめりこんで倒産、新規事業を興したが故の新たなリスクで倒産、不正に手を染めての倒産、など。Posted by ブクログ -
老舗やだれでも知っているブランドを持つ企業が、知らぬ間に「潰れて(実際には会社更生法などで、厳密には存続している場合もありますが)」しまうまでの流れを、いくつかの類型に分類しながら理解することができます。
さしたる勝算もないままに、一気に拡大したために、ひとつひとつの店舗に手が回らなくなり赤字...続きを読むPosted by ブクログ -
2017年度は3月27日の格安旅行会社「てるみくらぶ」の破たんや6月26日の自動車部品会社の「タカタ」が倒産など世間を騒がせた事件がいくつかありましたが、会社が倒産するまでに何があったかを知ることは
会社をつぶさないためにも知っておくと良い事だと考え手に取りました。
社会人として知っておいて損のない...続きを読むPosted by ブクログ -
読もうと思った理由
経営で成功だけではなく失敗事例も知っておきたいと思ったから
栄光の期間があってもつぶれるときはあっという間なのだと
思い知らされました。つぶれるパターンというのもだいたい決まったものがあるように思いました。Posted by ブクログ -
様々な会社の倒産劇が淡々と綴られている。
「この判断がまずかった」といった分析は、後付けのように思える。
経営は才覚よりも運や環境に左右されるところが大きいのだと知ったのが、この本から得た最大の収穫だった。Posted by ブクログ -
倒産の裏話がよくわかります。
取り上げられているのは、中小企業が多いので、それほど知名度のある会社ばかりではありませんが、中にはエドウインのような有名企業もあります。
悪徳業者に騙されて経営が悪化するところもあれば、無計画な経営拡大、投機に失敗して倒産するケースもありました。
新型コロナウイルスによ...続きを読むPosted by ブクログ