エドワード・スノーデンのレビュー一覧

  • スノーデン 監視大国 日本を語る
    スノーデンさんの告発の内容に似た近い話は、少しずついろいろな人達がいろいろなところで発言はしていたことが多かったはずですが、まとめて公になったことは画期的なこと。
    日本の首相まで監視されているとか、公人でも個人でも、権威ある人たちのことでも、監視しようと思えば監視されてしまい、プライバシーや人権や尊...続きを読む
  • スノーデン 独白 消せない記録

    政府で働く人間たちが全体意識として監視という行為を容認しているわけではなく、あまりにも細分化されたタスクにより「罪の意識」がないことが問題でもあると感じた。誰からの、どういう理由で、何のために、という重要な部分が抜けたまま、上位に位置する人間のきまぐれで個人の情報は赤裸々に暴かれてしまう。

    この...続きを読む
  • スノーデン 独白 消せない記録
    【ぼくの世代がやった作業は諜報作業の再編と改良にとどまらない。諜報とは何なのかを完全に定義し直したのだ。ぼくたちにとって、それは秘密会合だの秘密情報交換場所だのの話ではなく、データについての話なのだった】(文中より引用)

    アメリカ諜報界による大量監視について告発し、現在はモスクワで亡命生活を送るエ...続きを読む
  • スノーデン 独白 消せない記録
    内部告発者として有名となったスノーデンについて、一人の人間としてのストーリーを伝えている本。いかに自分たちと共通する部分があるか、そしていかに強い信念と勇気、頭脳と愛情を持った人間であるか、ということを印象付ける。

    国家が永久に私たちのプライベートな情報までも記録として収集し保管している、この事実...続きを読む
  • スノーデン 独白 消せない記録
    読みやすい文章と(技術解説は除く)ストーリーはまるでスパイ映画を観ているようだ。インターネットに載せた個人情報は保護されるなど思うな、という怖いことをリアルに警告される。G.オーウェル 1984年 は所詮昔書かれたフィクション。これは現在進行形の事実。
  • スノーデン 独白 消せない記録
    これはフィクションではなく現実の出来事なのである。
    それを理解するにはあまりにも壮大で、(少なくとも私にとっては)非現実的で、衝撃的な一冊だった。
    最終章にある、監視システムの拡大により懸念される市民得点の計算は犯罪者の予測システムは、アニメPSYCHO-PASSの描く未来の日本そのものであり、2つ...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告

    国民は政府を監視しなければ

    民主主義にあぐらをかいていてはダメですね。

    過去のことを踏まえて、現政権に沈黙してると大変なことになります。
  • スノーデン 日本への警告
    ネットは便利で世界が広がるけど、これを読むとそれは誰でも情報を集めやすいので権力者がそれを使うとどうなるか。
    これを読むと、ただただ恐怖です。
    政府を信じてください何も悪いことはしませんからってそれでは戦時中に相通じるものがある。
    政治的にはどうでもよい不倫とかではなく、もっと大事なことを報道してほ...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    9・11以降、テロ防止の名目で広がった全世界の市民を対象にして広がった監視体制。アメリカの実態を告発したスノーデン氏が、今起きている深刻な事態(日本も的確に指摘)や権力を監視するための方向を明快に解説し、さらに監視社会の問題に詳しい日米の精鋭がシンポジウムで議論を多角的に深めるという2部構成となって...続きを読む
  • スノーデン 監視大国 日本を語る
    大量監視社会はコロナ禍の今、切実な問題と化しているように感じる。中国のように人々の行動を監視し、感染拡大を防止することが良いという捉えられ方だ。
    だがこの本に出てくる方だけでなく、コロナ収束の名目で政府が一度監視という強力な権力を持ってしまえば、収束後もその力を手放すことはないだろうと警鐘を鳴らして...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    とても内容の充実したシンポジウムだった様で、書籍で読む機会があり、有難い。
    本書を読んで、スノーデンのリークについて、それがもたらした事への理解を得てく中で、米国におけるジャーナリズム、市民社会、民主主義の成熟度が、日本とかなり違うなぁと改めて感じる。政府による監視について、日本での関心の低さはマズ...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    アメリカだけでなく、日本も一般市民がスマホなどのビッグデータから監視されていることがよくわかる本。

    個人的には、『(政府によって)監視されることを監視するのが本当の民主主義』という言葉と、青木理さんの『日本のマスメディアのレベルが低いのは市民のレベルが低いから(写す鏡?)』(どちらも引用ママではな...続きを読む
  • スノーデン 独白 消せない記録
    - ドキュメンタリー。小説かと思わせるような面白さ。映画を見るつもりで選んだので、狙い通りの正解。満足。
    - 彼女リンジーの日記をそのまま載せていた、という最後の章は、その意味で最も読み応えがあった。リアリティがある。FBIってここまでするんだなーという感想。
    - ところどころ具体的な技術の話があり...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    2016年6月4日に東大で開初めて催された監視をテーマにしたシンポジウムの記録。
    2013年6月に、エドワード・スノーデンがアメリカ政府の監視活動の実態に関する隠されてきた情報を、メディアを通してこの世にさらしてから3年後の話。
    今私がこの話を読んでいる今に至るまでは、そこからさらに3年が経っている...続きを読む
  • スノーデン 監視大国 日本を語る
    スノーデンのインタビューと国際的なセキュリティ問題を考えるセミナーの内容をまとめた新書です。メディアの権力監視の力が本当に弱まっている昨今、世界中の国々は本当にやりたい放題できる時代になりました。プライバシーはあってないようなものになり、そこに情報操作も浸食してきているので、まぁやばいですよね。

    ...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    2013年にスノーデンがアメリカの監視体制を暴露したことを映画で初めて知り、そのときから興味を持ち始めた。今の技術を使えば、スマホやパソコンのカメラやマイクなどあらゆるデバイスを通して情報を政府が管理することが容易に可能である。アメリカの実態から考えると、公開はされていないが日本でもすでにされている...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    アメリカの情報機関による無差別監視の実態を暴露した元情報局員
    エドワード・スノーデン氏が参加し、2016年に東京大学で行われた
    シンポジウムの書籍化である。

    2013年に問題が公になった時、アメリカの情報機関が同盟国である
    ドイツ・メルケル首相の携帯電話を盗聴していたことが問題になり、
    ...続きを読む
  • スノーデン 日本への警告
    スノーデンの行動が、単なる暴露ではなく、あるエリートによるコンピュータネットワーク、IT技術に潜む大きな問題への警笛であることがよくわかる一冊。ウィキ・リークスやアノニマスの行動にも通じるけど、一連を単なる暴露屋に見えている方は必読かと
  • スノーデン 日本への警告
    シチズンズ・フォーのおさらいとして。本だと自分のペースで理解が進まるのでよい。ところで、GoogleやFacebookがPRISMで情報を提供していた、という件は本当だったのか?ラリー・ペイジやザッカーバーグの声明は?
  • スノーデン 日本への警告
    前半はシンポジウムのスノーデンインタビューを収録したもので、後半はパネリストによる対談となっている。前半は読む価値があると思ったが、後半の日本の公安に関する記述などはデータ不足感が否めなかった。