森元斎のレビュー一覧

  • アナキズム入門
    アナーキズム、とユートピア思想についての、刺激に満ちた入門書です。参考文献も多く紹介されていて便利です。
  • アナキズム入門
    著名なアナキストたちがどんな人生を送ったか、どんな思想を持っていたかを残した作品。まさしく入門。左翼の中では本流となれず、インターナショナルでもアナキズムが迫害されているのは心が痛んだ。しかしアナキズムってかなりの部分性善説に依拠していると感じ、実社会では限界もあると感じる。理想は素晴らしいが。
  • 死なないための暴力論(インターナショナル新書)
    アナキズムの入門書としてまとまっていると思いました。
    やっぱりグレーバーの影響力って大きいですね。亡くなったのがとても残念。
    まずは誰のために「働いている」のかってところを再考すべきだと思うのですが、皆さんあんまり疑問を持っておられないようで・・ 資本主義は生き残りのためにますます一極集中に邁進し、...続きを読む
  • 死なないための暴力論(インターナショナル新書)
    暴力反対!
    非暴力以外は認めない!と短絡的に考えてしまう方は、プーチンのウクライナ侵攻を止めるために、国家と国民を差し出せば良いと考えているのだろうか?

    暴力とは何か?
    一般論として、いまは腕力により他者に害をなすことだけが暴力だと考えている人は少ないと思う。
    でも、短絡的に暴力は良くないと考える...続きを読む
  • 死なないための暴力論(インターナショナル新書)
    どこかの書評で見たのと、帯のコメントに惹かれて。暴力と聞くと、反射的に”反対!”って思い浮かんでしまうクチなので、書店で見たときはちょっと敬遠してしまったんだけど、そういう短絡的な判断は良くないな、と改めて。当たり前なんだけど、暴力全般を是としている訳もなく、理不尽なハラスメント的力に対して、最低限...続きを読む
  • もう革命しかないもんね
    里山に移住した哲学者でアナキストによる、生き方の入門書。実体験を基に軽妙洒脱な文章ですらすら読めて笑える。もっと気軽に気楽に行きたいと思ってる自分にとって、とてもためになる。別著も併せて読むとアナーキーは無秩序ではないということがよく分かります。
  • もう革命しかないもんね
    里山地域に移住した著者が、生活と哲学を交えた実践的な話が綴られています。

    現代では、様々な技術が発展し、たくさんの選択肢があります。そんな中で世間体を気にせずに、やりたいことに挑戦をしたいと思わせてくれる本でした。
  • アナキズム入門
    色々な意味で息苦しい世の中だなと思っていた時、ふと話に上ったアナキズムについて知るために読みました。紹介されているアナキスト5人は経歴も方法論も異なるけれど、ただ1点、優しい心の持ち主であることは共通していて、単に無政府主義と捉えていた見方が変わりました。
  • アナキズム入門
     サクサク読める平易な文体ながら、アナキズムの入口の淵を覗きこむことができるとともに次に読む一冊まで見つかる。

     自分の身の回りの社会に疑問を持ち始めた方にオススメ。
  • アナキズム入門
    門外漢が興味を持つのにはいいと思う。口語調なので、新書を読むことが苦手な人にも抵抗はないと感じる。

    アナーキーというと、パンクだったり暴力的で無秩序というイメージだったが、国家に頼らず合議制で決めていく等と目から鱗が落ちることが多かった。

    意外だったのは、登場人物のふたりが地理に通じており、文理...続きを読む
  • アナキズム入門
    アナキズムがどのようにして生まれて、どう広がっていったのか、各重要人物の人生を追っていく形で解説されていた。
    何を勉強するにも全ては歴史があると最近ようやく理解できてきた気がする。

    アナーキーは無秩序主義とされてしまうが、もともとはアナルシーというギリシャ起源の言葉で「無権力」という意味だった。
    ...続きを読む
  • アナキズム入門
    アナキズムに関する入門書。プルードン、バクーニン、クロポトキンといった有名人だけではなく、ルクリュやマフノといったあまり情報のないアナキストの評伝も含まれている。それぞれのアナキストの思想と生涯について、興味深いエピソードを交えて読みやすい文章で記載されている。アナキズムの入門書としてとっつきやすい...続きを読む