小川忠のレビュー一覧
-
☆重要なことは現実を無視して理想論を振りかざすことではなく、現実と理想を行ったり来たりしながら、偏見や差別といった人間の根源的な問題を理解するように努めることだ。そのためには、自分だけの視点や価値観から一歩離れ、現地の視点や価値観に立つこと、つまり、物理的にだけでなく、精神的にも国境を越えることが求...続きを読むPosted by ブクログ
-
経済発展著しいインドネシアにおいて、なぜイスラム化が進んでいるのかを教えてくれる本。インドネシアを理解する上で有用Posted by ブクログ
-
日本には、あまりなじみの薄い国、インドネシア。
しかし、ASEAN加盟国の中で超大国でもあり、日本の外交・経済面では、とても深い関係にあることがわかる。
インドネシアの総人口もさることながら、当然イスラム教徒が多数を占める。
そのインドネシアにおけるイスラム教(徒)の歴史、また、政治に関わりなど、...続きを読むPosted by ブクログ -
国際交流基金の職員の愛読書を集めた本。文化交流の最前線にいる人々の思うところが綴られていて幾つかの気づきがあった。
・人を動かす
・戦争の記憶
・「やさしい日本語」は何を目指すか
・他者の靴を履く
・ポートレイト・イン・ジャズ
は、海外で暮らす前に読んでおきたいと思った。Posted by ブクログ -
ブックガイドとして見た場合、それぞれは短くまとめられていて各筆者の経歴や経験の違いから、とりあげる書籍やそれへの距離感と言った要素の幅が広く
そもそもの集団の母胎に対しても個人的には知らないことばかりで、知らないことに触れる一端としてのブックガイドの役割として多く資するものがあると思われる。Posted by ブクログ -
【216冊目】現代のインドネシアを知る上で極めて有用な書であったように思う。難点は、筆者が国際交流基金職員という立場で現地を観ていることから、学校教育や文化交流の網にかからない、いわゆる「下層部」に属するインドネシア社会や市民までフォロー出来ていないのではないかということ。インドネシアの国土は広大で...続きを読むPosted by ブクログ
-
インドネシアをイスラムの国として正しく理解していなかったと、思い知らされた。田中角栄時代の反日暴動は知ってはいたが、今、ビジネスだけを追求している事に対して、ハッとさせられた。福田ドクトリンの再考と実践が、結果、自らのインドネシアでのビジネスの成功にもなると思う。Posted by ブクログ