木村朗のレビュー一覧

  • 誰がこの国を動かしているのか
    自律する市民にとって、一番求められる資質、それはメディアリテラシーである。それは、多様なメディアを意識的・批判的にとらえ、自律的に関わり、能動的に表現することを意識しながら、情報の受け取り方に注意し、報道を鵜呑みにしないという視点なのだ。
    そういうことを大前提にこの本を読んでみる。
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  • 「戦後再発見」双書4 核の戦後史 Q&Aで学ぶ原爆・原発・被ばくの真実
    アメリカでも若い世代になると原爆投下に反対となる。
    長崎に投下されるときは本当は小倉だったが、曇っていた。でもこの曇りは人為的な原因かも。2014年7月26日毎日新聞によると、八幡市の八幡製鉄所の従業員が、敵機襲来に備えてコールタールを燃やして煙幕を張ったと証言した。広島が新型爆弾で攻撃された情報を...続きを読む
  • 株式会社化する日本
    20年間、地元の区民プールで泳いでいます。
    定点観測すると、ずいぶん変わったなと思います。

    施設は、割ときれいに保っています。
    管理会社が、区から契約を
    切られないために、
    サービスレベルをよくし
    、低賃金で、従業員を雇い、
    膨大な数のチェックリストを作り、業務を行っているからです。

    以前は、よ...続きを読む
  • 株式会社化する日本
     鳩山由紀夫を批判する連中が湧くと思うが実際本人と直に話してみればそう間違ったことはやってないんだろうと感じるようになってきた。

     それは現政権においても同じことであり右・左がともに共闘する時代が来なければ、グローバル社会というだけで日本にとっての成果はないに等しい物だろう。

     ここがおそらく理...続きを読む
  • 誰がこの国を動かしているのか
    「永続敗戦レジーム」の白井聡氏による安倍政権のアメリカ追従路線の結晶化、鳩山元首相のなぜ政権交代が失敗したのかの自己分析、木村朗氏による沖縄の辺野古・独立運動の動きなど読み応えがありました。政権交代時に民主党がやろうとしていた根本的な政治改革を真に実現するための示唆に富む内容ですが、今の政治状況で野...続きを読む
  • 「戦後再発見」双書4 核の戦後史 Q&Aで学ぶ原爆・原発・被ばくの真実
    2部構成の本。

    第1部は原爆投下と戦後史の謎というテーマ。

    アメリカ陸軍長官だったヘンリー・スティムソンは、原爆投下の目的や動機について、二つの説を唱えた。

    ①早期降伏説(日本を早期降伏させるためには原爆投下を行うしかなかった)

    ②人命救済説(原爆投下を行わなければ本土上陸によって米兵に10...続きを読む
  • 株式会社化する日本
    日本がアメリカの属国である、というのは内田樹氏だけじゃなく、映画『シン・ゴジラ』でも描かれるくらい言われるようになったなぁと思ったものだけど。日本を支配するというくらい大きな権力を握っているのはアメリカというより米軍。それを可能にしていいるのはその権力をかさに自分たちに利益を誘導する人たちがいるから...続きを読む