小坂康之のレビュー一覧
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主役の生徒達は言わずもがな、彼らを支え続けた大人達の情熱にも感動した
何世代にも渡って先輩達が後輩達へ夢のバトンを繋いでいく様は、個人的に好きな某漫画の"人の想いこそが永遠であり 不滅なんだよ"のシーンを想起させて思わず胸が熱くなったPosted by ブクログ -
全般にわたり、興味深く読んだ。
食品が宇宙食になるまで…そんなに規定が厳しくなるのか!と驚くだけでなく、なぜそんな規定が必要なのかを踏まえながら、宇宙を楽しく知ることもできる。
そして、生徒たちの探究心、期待を込めながらそれを見守る大人たち(教員だけでなく、宇宙食開発に携わる人、宇宙飛行士まで!)。...続きを読むPosted by ブクログ -
教育って、すごい。
教えるだけじゃなくて、育てていく。
それは、生徒だけじゃなくて先生も、学校も、地域も。
実現した夢はドラマみたいなのに、それぞれの日常には、きっとドラマみたいなことは起こっていなくて、ただ、一人一人が自分が良いと思うことをして、せっせと自分の手の回せる範囲で頑張ってきた。
そ...続きを読むPosted by ブクログ -
純粋に面白かった。「教育困難校」「底辺」などと言われている学校であっても、好奇心と諦めない心があれば、何だってできるんだという、シンプルな楽しみ方もできる。同時に、生徒のやる気を引き出し、かつ自主性を重んじ、必要な支援を適切に提供することが成功につながるということや、予算や実績がなくても工夫次第でな...続きを読むPosted by ブクログ
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今度小坂先生の講演会を聴きに行くので、その前に読んでおこうと。
工業系水産系の高校って、昔のイメージは教育困難校って感じですが、今はどの学校も資格を取ったり、就職で即戦力となる技術を身につけたり、大学院進学してさらに専門性を身につけたりと生徒の姿は素晴らしいところが多いです。
小浜水産高校での生徒の...続きを読むPosted by ブクログ -
誰か一人の成功談ではなく,一つの学校が色々なことに揺られながら進んだ結果が,大きな果実を手に入れたということに心打たれる。
それにしても、頭の中だけで組み立てる「探究」学習が,なぜ薄っぺらで、似通ったものになるのか,その答がある。
「本当にやりたいこと」と「それを裏付ける具体的な経験」が無い。Posted by ブクログ -
面白い!
なぜこの本に行き着いたのかは、忘れたが、出会えてよかった。そして若狭の高校教育、素晴らしい!
潰れてかけていた水産高校を立て直し、宇宙食という前代未聞に14年かけてチャレンジしていく。そのドラマが面白く描かれている。
子どもが読んでも、大人が読んでも楽しめる。
教育関係者にも勧めたい。
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高校生が作ったさばの缶詰が宇宙へ旅立った❗️小坂先生の指導のもと、13年間、300人の生徒がつないだ、大気圏突破ノンフィクション。Posted by ブクログ
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情熱は伝染する。最初はたった1人の情熱だったかもしれない。でもそれが周りにどんどん広がっていき、やがて大きな偉業を成し遂げる。
さば缶を宇宙食へ。
かつて教育困難校とも言われた学校で、それはただの夢物語だった。一人一人の力は小さくて、とてもそんな大きな夢を叶えられるわけはなかった。
でも、たく...続きを読むPosted by ブクログ -
人間、食べなければ生きてはいけない。
それは宇宙であっても同じ。地球と異なる環境で、栄養を摂るために、どう工夫するか、それらの集大成が宇宙食であり、宇宙食で思いつくのは、子供の頃に見た、フリーズドライの食品たちだった。
この本のタイトルを見て、確かに缶詰なら宇宙に飛ばせるのではないか、とページを...続きを読むPosted by ブクログ -
先輩から後輩へと研究結果が受け継がれていき、14年もの年月を経て、宇宙食となったサバ缶のお話
高校生の力って凄いなと
また先生が教えるのでなく支えていく立場に回っているのが子どものためとなっていた
高校生/福井Posted by ブクログ -
仕事上、たまたま読んでみましたが
どの観点から見ても突き刺さる内容でした。
これは、「最近、自分の仕事が味気ないな…悪くはないけど」という、微妙なモヤモヤを抱える社会人は是非読んでもらいたいです。
「青春っていいなぁ」みたいな単純な読後感ではありません。
明日が来るのをもう一度楽しみにしてみよ...続きを読むPosted by ブクログ -
高校生が一言「宇宙食、つくれるんちゃう?」と言ったことがきっかけに何年もかけて宇宙食の鯖缶を研究し、開発
高校生が主体的に考えて鯖缶を作っていく、その過程が丁寧に書かれています
先生たちがとても良いです。他の教員、地域も巻き込んで生徒のためにどうしたらいいのかを考えてくれています
勉強とか学ぶこと...続きを読むPosted by ブクログ -
高校生たちが学校で作ったサバ缶が、厳しい条件をクリアして、宇宙食に採用された本当の話。いわゆる落ちこぼれ、教育困難校だった福井県立小浜水産高校(現・若狭高校海洋科学科)は、いかにしてこの快挙を成し遂げたのか。新卒で着任した小坂康之教諭が、徐々に生徒を変えていき、それに応えた生徒たちが、自主的に研究開...続きを読むPosted by ブクログ
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鯖街道を宇宙へ。これは大きな夢の物語。
水産高校で長年取り組まれていた缶詰作り。その衛生基準を世界標準にすることから始まった。統廃合を乗り越えて、とうとうサバ缶は宇宙へ行く。しかしそこはゴールではなかった。代々研究を受け継ぐ生徒たち。教育とは何かを考え抜いた教師たち。地元のために奔走した大人たち。...続きを読むPosted by ブクログ -
先生と生徒と環境、うまくいく時は、本当に『歯車が全てかっちりとはまる』時ですよね。
みんなが凄い!
日本には教える勉強が多すぎる。
自分で考えるって大切。学力じゃない。Posted by ブクログ -
高校生たちが14年かけて伝統で作り続けた鯖缶を宇宙食としての基準をクリアして野口宇宙飛行士が宇宙で食した物語。教育って何かとういう大切なポイントが散りばめられたドキュメンタリー。周囲を巻き込みながら生徒に伴奏し続けた小坂先生とその他の高校、大学の教員、地域の方々。そしてワクワクしながら地道に研究を続...続きを読むPosted by ブクログ
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あっという間に読み終えてしまった。きっともっと文章では表現しきれないほどの苦労があったと思うし、生徒たちはTRY & Errorを繰り返してたどり着いた道のりだったのではないだろうか。「探究」は総合選抜入試などで求められる活動の一つであろう。きっと農業科や水産科という分野は、この「探究」という活動を...続きを読むPosted by ブクログ
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成功にに向かっているのが分かるから安心して読み始める
どんな所でどんな風に進めていったのかなー?なんてね
最初のHACCP取得が面白い
やってみることに勇気がわく
生徒や周りの大人たち沢山の人々が関わって
このプロジェクトを宇宙まで届けたんだと分かる
時が止まったように思えて苦しかった事もあったと...続きを読むPosted by ブクログ -
高校生の作った鯖缶が宇宙へ!
その軌跡だけではなく、学ぶとはどういうことか、人生に生かすとはどういうことか、そういうことも記されていてよかった。Posted by ブクログ