田中達之のレビュー一覧
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横浜駅が自己増植するなら、渋谷駅なんかもっと凄まじい感じがしますけど、個人的には、横浜は地元と言ってもよい馴染みの駅なので、妄想しながら読みやすかったです。
これが、大宮駅、とか北千住とか、はたまた京都やなんば、博多だったらまた違う話になるのか?どうせならパラレルワールド的にジャンジャン書いて欲しい...続きを読むPosted by ブクログ -
久しぶりに読みごたえのあるSF小説を読みました。とても満足感。作者さんは生物研究員さんとのこと。すごく現実的なわけでもなく、かと言ってあり得なくもないような未来を少し納得…の怖さを感じました。Posted by ブクログ
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いやー面白かった。
良く知るSFのようであってそうでない。
何故ならこのSFはScience FictionでもSpeculative Fictionでも、はたまたSukoshi Fushigiの略でもなくStation Fableの略だからだ。
駅の寓話なのである。
横浜駅Station Fabl...続きを読むPosted by ブクログ -
SFという世界の中で、ヒロトの葛藤する姿が面白かった。
世界の構造がフィクションなのにリアル。
今度横浜駅に行く用事があるので、ちょっと見方が関わりそう。
トシルの旅のシーンが好き。
殺伐とした日常って感じ。
章の初めにあるイラストも雰囲気があって良い。
まだ気になることがあるので、続編を読みたいと...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。作者のペンネームが良いですね。二葉亭四迷的な駄洒落名は好物です、ただ、ちょいチョイスがダークにアイロニックな印象はある。先日、某買い物サイトにて、本作が”あなたにおすすめ”と出てきたので、ちょっと気になり始め、その後、古書屋で超激安叩き売りだったので、回収してきた。
これは、ラノベという...続きを読むPosted by ブクログ -
久しぶりにsfの本を読んだ。中学生の時、星新一の本を読んで結構はまったが、その時の感覚がまたよみがえってきた。Sfの小説、めっちゃおもしろいPosted by ブクログ
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アニメーター、漫画家、イラストレーターとして活躍するCANNABISこと田中達之による描き方入門書。「季刊エス」での連載をまとめたもので、技術書といいつつ実質1冊まるごと田中達之へのインタビューである。日本を代表する凄腕アニメーターである田中達之が何を考え、感じ、意識して絵を描くのかということが知れ...続きを読むPosted by ブクログ
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大変におもしろうございました。
好きだなぁ、この人のセンス。
まず、「18きっぷ」にクスッときてしまった。
青春18きっぷって、確かにアングラ非常用アイテムっぽいよね、やたら安いけど自動改札通らないし日常使いしづらいあたりが。
何にも知らない無垢な主人公が胡散臭いレジスタンス活動家から託される、と...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。Wikipedia ではこの作品はライトノベルとされているけどそうなのかな。普通にロードムービー的SFとして楽しめた。設定の緻密な馬鹿馬鹿しさの面白さとなんとなく寂しさを感じる文体というか雰囲気が好き。短編集の人間たちの話の中の「冬の時代」と通じる人気のない荒野(この場合はそれがエキナカ...続きを読むPosted by ブクログ
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自分たちで管理をしていた人工的な環境が、拡大して世界そのものになり、自分達の脅威となる。
自分が毎日利用している駅という施設だからこそ身近に感じ、18切符など知っているアイテムがうまくその世界に落とし込まれている事に感心した。
毎日の駅内を歩く時間が少し楽しくなった。Posted by ブクログ -
AIの暴走する未来の世界を描いたSF、といえばよくある設定なのだが、なんと暴走しているのは横浜駅。自己増殖する横浜駅が本州のほとんどを覆い尽くし、青函トンネルと関門海峡ではそれぞれJR北日本とJR福岡が徹底抗戦中(四国は陥落)(JRはJapan Rulersの略)。翔んで埼玉…ほどのご当地ネタはな...続きを読むPosted by ブクログ
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横浜駅が自己増殖して本州を覆い尽くすとか、エキナカにはSuicaを頭に埋め込まれた人間達が住んでて自動改札が歩き回ってるとか、山にはエスカレーターが生えてくるとか、まずそんなトンデモ設定に驚くが、その世界観がとてもよく出来ていて面白い。終わり方がちょっとあっけなくて消化不良なので続編に期待。Posted by ブクログ
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【動機】自分の描くイラストの方向性を見極めたくて
作者の考えや絵の組み立て方、技術的なことを文章から知れるというアプローチになっている。
絵をデザインの説明につかいたいときに、どんな表現をしたらいいか。
そんな疑問をもっているとき、
アニメに適当な線の量、まんがで用いられる記号的な表現、イラ...続きを読むPosted by ブクログ -
ということで一Qさんドハマリの柞刈湯葉さんを初読
まずは、デビュー作『崎陽軒SF』です
シュウマイ弁当販売を繰り返す〈崎陽軒の売店〉が、ついに自己増殖を開始。
それから数百年ーーー横浜駅の99%が崎陽軒化した。
〜巻末のあらすじより抜粋〜
まぁ、あくまでこれはSFですのでね
特に関東圏でお住...続きを読むPosted by ブクログ -
増殖する横浜駅。それに従い暮らすエキナカの人々と、主人公含む駅の外側の人々。
ありえない世界観の中、それをさも当然のように進んでゆく冒険。小林泰三さんが好きな人にはドンピシャでは、と思う。私もとても面白く読めた。
強いて言えばもっと登場人物達のその後が知りたい。特にJR北日本のアンドロイド達とか。Posted by ブクログ -
私の生まれた場所の子供のころ散々通った駅、それが拡張し日本中が横浜駅と化す。このシュチエーションにやられました。
設定は最高、とにかくおもしろい。おすすめです。Posted by ブクログ -
緻密な設定がされていて、面白い。
横浜駅の終わらない改修工事からそんな発想ができるというのがすごい。
首都圏に住んでいるとよく使うものなどがモチーフになっているから、より面白いかも。Posted by ブクログ