清水晶子のレビュー一覧

  • 親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと
    自分の将来の展望を思い描いている時、親の老後についてやけに思い詰めてしまって手に取った本。
    「親とさよならする前に」確認しておきたいこと、全てを聞く勇気はなかったけど、それでもいくつかは本人たちの希望を聞くことができました。いいきっかけになる本でした。
  • フェミニズムってなんですか?
    めっちゃとっつきやすいし読みやすいしエンパワーもされた。そしてTwitterにおけるフェミニズム関係の論争?を慄きながら見てるだけの私なんか特に最後の李琴峰さんとの対談部分などはうんうん頷きながら読むなど。
  • ポリティカル・コレクトネスからどこへ
    少し、わたしの理解がまだ届かないところもあるけれど、いまここに「いる」少数者をないことにしないという考え方や、「日本では差別というものはないという様子にしたがっている」という、いまSNSでも散見される現状を、考える手助けをしてもらって、(わたしには)とてもありがたかった。個人個人の「お気持ち」に少数...続きを読む
  • フェミニズムってなんですか?
    「フェミニズムとは女性たちの尊厳や権利や安全を軽んじる文化を変革し、女性たちの生の可能性を広げようとするもの」という言葉だけでも励まされた気持ちになる。女性たちの生が多様であるために、具体的に何をするのかということになるとフェミニストたちの意見は簡単に一致しないが、この本ではひとつの正解を提示するこ...続きを読む
  • フェミニズムってなんですか?
    フェミニズムに関して体系的かつ網羅的にまとめられていて、とっても読みやすい。誰もが学びの一歩として手に取れると感じる。学んできたことの整理としても、新しい視点を取り入れるものとしてもすごく良い。
  • フェミニズムってなんですか?
    自分もたまに何がなんだかよく分からなくなってしまうから、教科書的な感じでたくさん重要なことが書いてあって学びになったし血となり肉となった
  • ポリティカル・コレクトネスからどこへ
    ポリティカル・コレクトネスについてはメディアへの登場も増え認知が広がっているが、その歴史について正しく学べる場は少ないように思う。しっかり学べる本書は重要であり、またこの知識を社会で共有していくべきと感じる。
    興味を持った大人が読むには非常に適切な内容だが、興味の浅い大人や子どもたちまで広く読まれる...続きを読む
  • フェミニズムってなんですか?
    フェミニズムについての本。タイトルの疑問に、これ! という「居心地のいい/スッキリする」答えが返ってくることはないが、いま私が知る限りにてはもっともフェミニズムのことをしっかり捉えて疑問に答えてくれる本だった。明快な答えがないのは当然のこと、「女性」の生も性も、それによって生ずる悩みも多種多様なのだ...続きを読む
  • フェミニズムってなんですか?
    現時点でのフェミニズムを学ぶのに最もバランスが取れた理解しやすい書であった。
    最後の対談の中にあるが、「様々なマイノリティの人たち、とりわけマイノリティ女性たちが、そのような歴史を通じてそれぞれの文脈の中でフェミニズムを読み解き、自分たちが生きていく空間を広げると同時に、フェミニズムそれ自体を刷新し...続きを読む
  • フェミニズムってなんですか?
    ウェブ連載の書籍化。フェミニズムとは何か、その歴史、その論点、現代社会の諸問題とフェミニズムとの関わりを平易な言葉でまとめてくれている。フェミニズムの「波」のなかで、絶えず自己批判を繰り広げながら社会問題を考える視角を更新し続けきたその歴史がよく分かる。
  • フェミニズムってなんですか?
    フェミニズムの成り立ち(歴史)、第1波から第4波など輪郭を明確にし、それぞれのなしえたこと出来なかったことなど問題点を示しとても分かりやすく、何となくフェミニズムやジェンダーと思っていたのと違って、とても勉強になった。
    特に最後の「自立」への言及は良かった。構造的にも意識的にも実現は難しそうだが、本...続きを読む
  • フェミニズムってなんですか?
    男性ですが、フェミニズムに興味を持ち、リサーチして本を選びこの本で言うフェミニズム第二波の米国女性の本をまず読んでみました。ですが、翻訳と言うことも時代背景もかなり違う事もあるのか、テーマが大きすぎ捉えきれませんでした。そこにふと、本屋で見かけたフェミニズムという文字に導かれこの本を手に取りました。...続きを読む
  • フェミニズムってなんですか?
    【なぜ読んだか】
    「フェミニズム」という考え方にTwitterを通じて数年前に初めて触れた。その後ネットニュースやコメントを見てその観点から論じる、批判する人の「都合よさ」を感じており、「女性の生をよくするためには手段を選ばない」嫌悪感があった。しかし同時にそんな理解でいる自分に危うさを覚えており、...続きを読む
  • フェミニズムってなんですか?
    女性間の分断から目を逸らさず、一部のフェミニストから攻撃され周縁化され続けているマイノリティ女性を排除することなく書かれた、安心して最後まで読めるフェミニズム入門。J・K・ローリングのトランス女性に対する一連のヘイトスピーチの根源にあるのはインターセクショナルな視点の欠如だと指摘されている(p77)...続きを読む
  • フェミニズムってなんですか?
    生殖の倫理を学んでいるので、必然的にフェミニズムを参照する機会が増えたため、こちらを拝読。
    内容はライトなのだけど、議論の射程幅が広い。ケア労働、セックスワーカー、スポーツと性、中絶と結婚の問題などなど、挙げたらキリがないような女性への(マイノリティへの)抑圧と偏見を静かに暴いていこうとしている。
    ...続きを読む
  • 親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと
    著者の実体験と、仕事上での体験談もあり、説得力がありました。
    人間の死は必ずあるものなのに、亡くなってから考えたりやることが多すぎると思いました。亡くなる前にこんな話をするのはタブー的で、他の方もしていないのだと思いますが、殆どの場合トラブルになると知り、行動を起こそうと思わせてくれました。
    具体的...続きを読む
  • 親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと
    最近祖父が亡くなり、色々と手続きに追われる親を見ていて死後のことって大変なんだなと感じたこと、もし自分なら…?と考えたことがきっかけで読んだ。
    親が亡くなるのは、まだまだ先のことだと思いたい。
    でもいつかやってくるのが現実だし、そのときにバタバタしないためにも今できることを知りたいと思った。

    とて...続きを読む
  • 親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと
    親が生きているうちにやっておくべきことが幅広く書かれています。一度、全体像を把握する意味でも読んで損はないと思います。
    親とのコミュニケーションから実務的な部分まで網羅されているので、全部実践するとなると、かえって気が張ってしまいそうですが、重要そうなことから実践していきたいです。
  • ポリティカル・コレクトネスからどこへ
    LGBTQ差別、障害者差別、外国人差別の3つの差別からポリティカル・コレクトネスを考える本。
    鼎談と三人の著者それぞれの執筆章を交互に挟んだ形式なので、とても分かりやすかった。

    特に障害者差別について知らないことが多かったので飯野由里子さんの章は勉強になった。「個人モデル」と「社会モデル」という言...続きを読む
  • フェミニズムってなんですか?
    守備範囲が広く入門書として良い。
    婚姻制度の運用上の問題を解決することで婚姻制度本体の問題が有耶無耶になるという構造に複雑性を垣間見た。
    ちょっと掘れば悪習を積み重ねてきた地層が現れて一筋縄ではいかない。