本兌有のレビュー一覧
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文化の断絶と曲解。
そしてそのまま走り抜ける、走りきっている。
欧米人がアジア地域の、それも大陸と海を隔てたこのニッポンという国に抱く妄想(正しい知識なんてどうでもいい、と言わんばかり)は私たちの予想の斜め上の下の更に斜め上をゆく。
そのいかんともし難い、どこに向けたらよいのか分からない熱量がその...続きを読むPosted by ブクログ -
H25年2月12日初版、並、カバスレ、傷み、帯なし
サツバツ! 新鮮なアトモスフィア!
ニンジャ抗争で妻子を殺されたサラリマン、フジキド・ケンジ。 彼自身も死の淵にあったそのとき、謎のニンジャソウルが憑依。
一命をとりとめたフジキドは「ニンジャスレイヤー」――ニンジャを殺す者となり、復讐の戦いに...続きを読むPosted by ブクログ -
これだけ同じようなことをやっていても、マンネリに陥らないのは実際凄い。
列車内という密室空間での戦いを描いた「ゲイシャカラテシンカンセンアンドヘル」が出色。そして、強敵イグゾーション(シテンノより強いんじゃ?)が魅力的な「デスフロムアバブセキバハラ」等も見所。Posted by ブクログ -
twitterに連載されたものをまとめた、サイバーパンクニンジャSF小説。
『「イヤー!」「グワー!」ワザマエ!』
『「ザッケンナコラー!通せオラー」酔ったサラリマンが口汚いヤクザスラングを喚き』
『だがこの地獄絵図は、ネオサイタマのストリートにおいてはありふれすぎたチャメシ・インシデントなのだ』...続きを読むPosted by ブクログ