古書山たかしのレビュー一覧

  • 怪書探訪
    愛書家が古書蒐集人生にて出会った、怪書や珍書の探訪エピソード。
    第1章 古書の海に溺れて
    第2章 探偵小説と歩み始めた 我が古本人生
    第3章 日本仰天本
    カラーとモノクロの書籍関係の画像多数。コラム有り。
    古書蒐集家による、怪書や珍書を巡るエピソードが語られる。
    少年時代の古書蒐集の発芽、古書収集か...続きを読む
  • 怪書探訪
    『楊牙児奇獄』の解題の章が白眉
    広く古本に関ること、昔の本の事情についてが内容なので怪書探訪といふ題が適当かどうか、「あの作家がこんな本を書いていた!」といふ帯の惹句もほんの本の一部でしかないが、さういふのにありがちなトリビアルな内容に終始せず作家の背景や歴史的事実を絡めて解説するところに好感が持て...続きを読む
  • 怪書探訪
    中盤以降は若干衒学的なところが気になり出すこともあったが、職業作家でないながらも総じて文章は適度なユーモアを交えて読み易く、ストレスなく古書蒐集の深みを覗く旅へと連れ出された。

    分野問わず、マニアの世界というものは実に趣深くまた狂気に満ちていて、その筋の人にとっては常識の事柄がもちろん門外漢にとっ...続きを読む
  • 怪書探訪
    タイトルどおりの内容。特に前半がめちゃめちゃおもしろい。後半が前半のような内容であったら間違いなく★5つでした。
  • 怪書探訪
     古書大好きだなぁこの人! と読んでいてにやにやする。
     私も本は好きだが、もう、古書好きまで行くと本という物語に捕まっている感じがする。そしてそれは幸せなんじゃなかろうかって。
  • 怪書探訪
    『発酵人間』を巡るエピソードのところだけでも読んだ価値があったなあ。俺も手に入れてみよう。あと、キングコングのストーリー紹介のところが実に秀逸。要点をまとめるってこういうことなのね。
  • 怪書探訪
    全編本の話ではあるが、映画音楽漫画等々、広がった話が古本に収束し拡散していくのが楽しい。
    珍本奇本の類は粗筋を楽しむものであって、本文を読んだり、況してや高い金を払って買うものではないということは学習済み。だが「ハックルベリーフィンの冒険」はやはり真の名著であり、読んでおかねばならない本らしい。
  • 怪書探訪
    「トーマス・マンの署名本をめぐる冒険」が好きだなあ。
    『醗酵人間』についても、存在は『SF奇書天外』で知っていたけど、入手するまでの経路や『オレだけ醗酵人間』の作成などなど、愉快だった。
    「日本仰天本」の章も好き。
    最近読んだ『逃げろツチノコ』が出てきてちょっとうれしかった。