岡田憲治のレビュー一覧

  • 政治学者、PTA会長になる
    周りの大人たちが「PTA、PTA…」と話しているのは聞いていたけど、誰がどこで何をしているのかが全く分からない。子供時代の自分にとってPTAは地下組織みたいな存在だった。
    そこから成長してひとつ知ったのは、ポジティブな意見を聞かないということ。「ただでさえ仕事・家事・育児で忙しいのに、更に仕事を増や...続きを読む
  • 政治学者、PTA会長になる
    リーダーは状況に合わせ、不透明な未来に対しての決断を示し、結果を真っ先に受け止める者であるのに対し、オペレーターは先行事例や計画を忠実に実行し、安定的な結果を確保するための管理人である。
    とことん問い詰めて考え、読み、書き、議論してきたという政治学者の自負に対し、「言葉を受け入れる基盤のない人に伝わ...続きを読む
  • 教室を生きのびる政治学
    なぜ学校でも社会でも、人間関係で打ちひしがれている人がこんなに多いのだろうという疑問があったので、この本を読みました。
    人間関係がうまくいかない理由は、「私という存在がダメダメだから」ではなくて、「なぜかそうなっちゃう組み合わせにすぎない」から、と著者は言っています。そう思って肩の力を抜いてみるとう...続きを読む
  • 政治学者、PTA会長になる
    【感想】
    魔界だ。日本社会の悪い所を濃縮した、大量の不満とわずかなやりがいだけで動く硬直的組織がここにある。決まりきった話を数時間読み上げるだけのPTA総会、やりたくないのに止めると言えず渋々続けられている年配者との飲み会、誰からも注目されていない気配りをひたすら発揮し続けるお茶くみ…….。「40年...続きを読む
  • 政治学者、PTA会長になる
    母親はPTAに入っていて楽しそうだった。けど、今思えば愚痴も多かったような….。PTAって当たり前にあるものの、特によくわからなかったけど、歪な組織だったとは!!
  • 政治学者、PTA会長になる
    ママたちと3時間立ち話ができる珍種の男性で半径十メートルのミンシュシュギだ!と言ってたおっさ、いや大学の教授が周りにまんまとのせられてPTA会長になってPTAを変えていくというかみんなと変わっていく様子がメチャクチャ面白い。
  • 政治学者、PTA会長になる
    昔会長やりました。この本に書かれているのと同じ気持ちでした。ここまで出来たかどうかは分かりませんが少しは一石投じれたかな?とは思っています。
  • 政治学者、PTA会長になる
    この本を読んで強く共感した
    でもこの共感は自分の仕事についてだった

    変化を嫌う(恐れる)先輩達。でもどうにも気になるし改善方法もしっかり見えてて、エイヤッと動くと叩かれること数度

    大事なのはそこから先。というかもっと手前にあったと反省した

    やり方、進め方、慮る心遣いが足りてなかった
    自分本意だ...続きを読む
  • 政治学者、PTA会長になる
    PTAに関わる全ての人に読んでほしい一冊。

    無意味な労働を理不尽に強制される恐怖の組織、PTA。皆が不幸な現状を支える頑強な前例踏襲主義に政治学者である著者が斬り込む。ただ批判するだけではなく、実際に組織を運営しながら理想と現実の乖離に直面し、葛藤の中で改善していった記録。
  • 政治学者、PTA会長になる
    政治学者である著者がひょんなことからPTA会長に推薦され、旧態依然としたPTAの現場に驚愕しながらも、あるべき姿を再定義し、改革を進めていくお話。

    これまでPTAは伏魔殿のように、何やら外部からは理解ができないが、とてつもなく大変で多くの保護者が苦しんでいる場といった印象しかなかった。

    それが、...続きを読む
  • 政治学者、PTA会長になる
    スンバラシイ本だ。
    現代で売れる本とはこういうものなんだろう。

    ・PTAという謎の組織の内実を教えてくれる
    ・日本に民主主義が根付いていない理由や思想の一端に触れられる
    ・学校の先生がどんな苦労をしているのか見えてくる
    ・大学教授っぽくないオッチャンの勢いのある文章読める
    ・不思議で理不尽な仕組み...続きを読む
  • 政治学者、PTA会長になる
    PTAなるものは、嫌々引き受ける誰も得しない組織だとご多分に漏れずそう頭ごなしに考えていた私ですが、そもそもなぜみんな損するのに存続しているのだろうと素朴な疑問はあったところ、ネット記事で紹介されていた本書に出会った。

    著者の孤軍奮闘記の要素はありながら、PTAという組織の在り方、本来の意義といっ...続きを読む
  • 政治学者、PTA会長になる
    女性だらけの中に居ても全く苦痛では
    なさそうで、普通に会話のできる
    お父さんってたまにいらっしゃいますね。
    PTA会長してくれたりもします。


    PTA、スポ少役員、子供会、自治会、
    無償なのに必ず一回はしなければいけない
    役が多すぎます…せめて楽しくできたら。

    そんなふうにちょっとずつPTAを...続きを読む
  • 政治学者、PTA会長になる
    任意団体でありボランティアのはずのPTA。多くのママさんを戦慄させる役員決め。政治学者が会長になり組織を改革していく体験談。そもそものPTAの目的に辿り着くまでの感動の3年間。

    小学校のPTA。どの役をやったかのポイント制。前例踏襲主義。周囲の反発を買いながら少しずつ会長は落としどころを見つけてい...続きを読む
  • 転換期を生きるきみたちへ
    数年前に1度読んだが、内容を忘れてしまったので再読。
    様々な立場の方々が、先の見えない転換期にあたり、中高生に向けて「根元的に物事を考える」ために書かれた本。

    刺さるメッセージはたくさんあったが、特に刺さったのは「13歳のハードワーク」だった。
    たしかに「夢=職業」にしてる人が圧倒的だなー、と思っ...続きを読む
  • なぜリベラルは敗け続けるのか
    野党からの予算委員会の開催要求を徹底的に拒否し、国会が閉幕間近だった先週末のこと。Twitterでは採決を棄権した山本太郎議員を巡り、激しい意見の応酬。いくつかを辿ってみるだけでも『なぜリベラルは敗け続けるのか』その具体的なケースを目のあたりにして、まるでデジャブのようなふしぎな感覚をおぼえた。
    ...続きを読む
  • 転換期を生きるきみたちへ
    中高生に『ミライの授業』と併せ読んで欲しい。

    本書は、大人が読んでも考えさせらえるものである。
    「転換期を若い人が生き延びるための知恵と技術」について、親子で一緒に考えてみてはどうだろうか?
  • 転換期を生きるきみたちへ
    『日本の反知性主義』の続編。うんうんうん、と頷きながら読んでました。そしてしみじみ、今は時代の転換期なんだなぁと思いました。
  • 転換期を生きるきみたちへ
    まさに今、日本は転換期を迎えている。今こそ一度立ち止まって考えるべきときが来ている。中高生だけでなく大人にも、言葉そして考えることの大切さを問いている。超高齢化、少子化、貧困、格差社会、どれをとっても、その解決策は成長戦略では、ない。と。
  • 転換期を生きるきみたちへ
    尊敬する内田先生が依頼した方々の中高生に伝えたい事の寄稿文。
    まさに言いたいことや、常日頃モヤモヤしてることが分かりやすく書いてあって、中高生に是非読んでもらいたいと思いました。
    平和を享受して大人(中年)になった私は子ども達や次の世代にも絶対残したい!