ケヴィン・ケリーのレビュー一覧
-
ホール・アース・カタログ(かのスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学のスピーチで最後に話していた雑誌)やWIREDなど、世界的にきわめて影響力の高い雑誌の編集者を務めていたケリー氏が、未来へのガイドラインとして書いた本になります。副題にもあるように、未来を決める12の法則ということで、著者が考える...続きを読むPosted by ブクログ
-
インターネットの誕生と今日における爆発的な広がりを以外12の視点から述べている。読み応えがあり、なお、まだ誰も想像できない何かの誕生を予感させる。
1.BECOMING
2.COGNIFYING
3.FLOWING
4.SCREENING
5.ACCESSING
6.SHARING
7.F...続きを読むPosted by ブクログ -
次の時代の勝者は、GAFAのどれでもなく、まだ名もないスタートアップ企業になるだろうという予測は衝撃的(次に勝つのはARの会社という見方)。時代を遡れば、マイクロソフトやGAFAの登場について同じようなことが言える。過去5000日から未来の5000日を想像することは説得力があるし、とても示唆に富んで...続きを読むPosted by ブクログ
-
ケヴィン・ケリーは、雑誌「WIRED」(デジタルがもたらす経済の変革を追う世界的な著名雑誌)創刊編集長で、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾスなどシリコンバレーで成功した沢山の起業家たちを取材してきた人物。
彼は「テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる」と言う。
テクノロジーの進化の...続きを読むPosted by ブクログ -
WIREDを共同設立しスティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾス等を取材してきたケヴィン・ケリーへのインタビューによりコロナ以降の近未来社会を見通す。「テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる」に集約されるケヴィンの思考法により、全てのものがAIと接続されたAR世界「ミラーワールド」を描き出す。聞き手の大野...続きを読むPosted by ブクログ
-
『5000日後の世界』という表題にまず目を惹かれた。10年後とか20年後という表現ではなく、日にちだったこと。日にちで考えることについては、本書6章に答えがある。思考を止めないために日にちを数えるのだそうだ。詳細を知りたい人はぜひ本書を手に取り確認をしてほしい。
1章から4章で、5000日後の世界を...続きを読むPosted by ブクログ -
SF作家になった気分
ワクワクしながら読み進めることができます。Googleの凄さ、Facebookの価値を目の当たりにしている現在でも、ビジネスチャンスは無限にあるのではと思います。
もっとも印象に残ったのは、ピカソが「コンピュータは役に立たない…」という発言とアインシュタインの例。良い質問こそ...続きを読むPosted by ブクログ -
インターネットが使われるようになって約30年。Windows95が発売されて一般人にも使われるようになってからは、本書出版時(2015年)でまだ20年。この20年をリアルタイムで、しかもインターネットに比較的近い仕事に携われて経験できたことは、凄いことだった。著者も言うように、これから何千年先の人が...続きを読むPosted by ブクログ
-
すでに面白い。テクノロジーやクリエイティブに対する捉え方が柔軟で新鮮。社会の動向を描いた本の中でも何歩も先を行く内容だと思う。Posted by ブクログ
-
いわゆる未来予測に関する本で、
これまでの30年のテクノロジーの進歩から
テクノロジーの持つ本質的な性質、
それがもたらす傾向を解き明かし、
これからの30年に起こる変化を予測した本。
2016年に刊行されたため、刊行当時から
考えると2021年は5年後の未来になるわけですが、
かなりのことが本書...続きを読むPosted by ブクログ -
インターネットを活用した次なるサービス(ストリーミング配信やサブスクなど)について説明がなされていて、実際にそのサービスが台頭してきてるところに、著者の先見の目を感じた。Posted by ブクログ
-
世界がどこに向かっているのかの楽観的な見通し。これらが実現していく世界において,人間とは何か,生きることの意味とは何か,と考えざるを得ない。インターネットの次に来るのは人間の終わりかもしれない。Posted by ブクログ
-
若林恵「さよなら未来」からたどり着いた本書。しばらく積読だったのですがSTAYHOME読書でやっと取り掛かりました。こんないい本、さっさと読んどけよ、ですが自分にとってのタイミングはベストだったかも。緊急事態宣言後のNHK ETV特集でイアン・ブレマー、ユヴァル・ハラリ、ジャック・アタリへのインタビ...続きを読むPosted by ブクログ
-
インターネットは現在の生活にはなくてはならないものとなった。現在インターネットなしでは生活ができない環境の中、今後のネット社会、進化するデジタルテクノロジーを使ってどのような将来になっていくのだろうかと言うことを書いているのが著者の話である。大変内容が奥深く示唆に飛んでおり普遍的な真理を非常に感じさ...続きを読むPosted by ブクログ
-
人類は様々な技術を駆使し発展を遂げてきた。その歴史の中で、状況に応じまるで生物のように進化を続けているテクノロジーの変遷から垣間見たその畝りをテクニウムと定義し、過去から現在の流れを俯瞰する事で良き未来を見据える。重厚な展開に深い感銘を受けた。良書。Posted by ブクログ
-
『インターネットの次に来るもの』
1.個人のアテンション
益々重要視される。個人も企業も。
なぜならば、情報が増えすぎて、個人が本来見つけたい情報、コンテンツの価値が相対的に高くなってるから。
2.コネクト→タグ→意味づけ
そのために自分が作成保存した情報も、外部情報にもタグづけが益々進...続きを読むPosted by ブクログ -
テクノロジーの本質について、生物の進化史を敷衍しながら解き明かす革命的名著。テクノロジーを動詞的で「生命を持った精神」と措定し、その普遍的構造や進化のベクトルについて詳らかにしていくプロセスは圧巻の一言に尽きる。ケリー氏の慧眼にただただ瞠目。Posted by ブクログ
-
近年読んだ書籍で最も影響を受けた一つ。ケヴィン・ケリーが本書で語る「テクノロジーの進化は生物が進化してきた歴史の延長にある」という主張は慧眼だと思う。その主張に至るまでの例証もどれも興味深い。この本を読み、テクノロジーの進化というものが善悪論を超えて、ある種冷静に一つの現象として観察できるようになっ...続きを読むPosted by ブクログ
-
「人工知能のための哲学塾」の感想のところでも書いたけど,この本も大学の頃を思い出させてくれる本。著者のケヴィン・ケリーは初めて読んだ洋書。収穫逓増の法則とか書かれてたのを思い出す。
著者のこれからの社会を見つめる視線は先端をいっているのに,楽観論でもなく悲観論でもなく,まっすぐさを強く感じる。実際に...続きを読むPosted by ブクログ -
これほど骨太な本を読んだのは久し振りだったから年始から中々の体力が持ってかれた。。
昨今のテクノロジー進化の流れから、未来を決める12の法則を見出しており、それはあらゆる先進的なテクノロジー企業が持つ優位性を分析するのにも役立つ。
抽象的思考もここまで究めると未来予測の領域まで行くんだなーと感心。...続きを読むPosted by ブクログ