松本健一のレビュー一覧
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日の丸は日本人が古くから日本という国を対外的に表現するために用いてきたものなのに対し、君が代は明治以降に天皇礼賛歌として作られたものであり、そもそもの歴史が全く異なるため、国旗・国家として法に定めるにあたって、一緒くたにして考えられるものではない。
国旗・国歌法も十分な議論がなされたとはいえないため...続きを読むPosted by ブクログ -
もうそろそろ平成の世が終わり改元ですね。
日の丸が国旗として使われてた歴史は意外と古いんだな。戦国の世に存在していたのか。
国歌の歴史は近代に入ってから。天皇礼式曲がその起こりで、天覧調練に使われ、万葉集の歌詞に非日本人が作曲したと。
黒船来航、明治維新、一次大戦、満州事変、二次大戦。これらの節目...続きを読むPosted by ブクログ -
中国在住経験のある著者による、よく調べられた面白い本である。ただし、マルクス主義ではないにしろ左翼的な反帝国主義に固執した発言が気になった。「幕末に、ヨーロッパ列強の覇権争いに日本もいち早く参加するため開国した」「日本の植民地政策により、収奪されたアジア諸国から恨みがずっと残った」は、誤りであると思...続きを読むPosted by ブクログ
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国歌・国旗問題をここできちんと勉強しておく。どーでもいいけど、人によってはどーでもよくないことだから、リスクマネジメント。
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p19 湾岸戦争
イラクのクウェート侵攻に対して国連多国籍軍が平和維持活動を発動した、戦争。冷戦終結後のナショナル・アイデンティティを問う戦争。アメリカの...続きを読むPosted by ブクログ -
「日の丸」「君が代」が、日本の国旗・国歌となるまでの経緯を詳しく紹介しています。国旗と国歌に焦点を当てることで、日本の近現代史における「国民国家」樹立の道のりをたどることができたという意味でも、おもしろく読みました。
さらに、テリトリー・ゲームからウェルス・ゲームを経て、アイデンティティ・ゲームの...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
近代日本のナショナリズムはどこで道を誤ったのか。
一九一五年の対支二十一カ条の要求や、統帥権干犯問題、斎藤隆夫の粛軍演説の問題、北一輝の思想などを題材に、戦前日本のナショナリズムが迷走し、暴走した原因を追究する。
さらに、現代の東アジアにおけるナショナリズムが惹き起こしてきた領土や歴史...続きを読むPosted by ブクログ