岩岡千景のレビュー一覧
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今年1番に魂を揺さぶられました。僕のような文章弱者は本作のように鳥居さんの生い立ちを辿りながら、感情移入しながら、作品(短歌)を読む事で理解し、感動する。
鳥居さんの作品を手に取ろう。そして鳥居さんが幸せに暮らせることを東京の端より願います。Posted by ブクログ -
セーラー服の歌人鳥居 岩岡千景 KADOKAWA
教師であった両親と裕福ながらしつけの厳しい中で
父親に性的迫害を受け良妻賢母の母にも突き放されて
家出同然のシングルマザーであった母の服毒自殺に
11歳の少女は学校からの帰宅で出合い
死んだ振りをしているのだと思い
のり弁を水で飲ませようとしたり...続きを読むPosted by ブクログ -
鳥居さんの短歌はこちらにグサッと突き刺さってくる。彼女の心の痛みが咆哮と共に襲い掛かってくる。どんなに悲惨な生活を送ってきたんだろう。Posted by ブクログ
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過酷な子供時代を過ごした彼女が、短歌に出会ったことで生きる望みを見出し、歌人として活動する話。
鳥居氏のことは、Twitterのフォローはしているものの「セーラー服着たサブカルっぽい雰囲気の歌人」くらいにしか認知していなかったが、この本で彼女の半生を知り、もっと早くこの本に出会いたかったと後悔した...続きを読むPosted by ブクログ -
何やら誤解を招きそうな表紙だけど、単純に鳥居さんの短歌にはハッとさせられる。言葉がぐさっとくるけど、優しい。
大変な苦労をしてきたようだが、彼女はそんな風に言われるのは嬉しくないだろうから、感想は書きづらいなあ。
一度、読んでみて、という感じです。Posted by ブクログ -
虐待、不登校、ホームレス-過酷な人生を送ってきた、鳥居氏。
彼女が紡ぐ短歌は 生々しく、胸を突き刺すようだ。
確かに、三十一文字より背景が前に出てはいけない。
それでも、この背景がなければ、この三十一文字もなかったであろう。
産み出された物と、産み出した者を、別個にすることはできないのだから。Posted by ブクログ -
以前、記事か何かでこの歌人のことを知り、ずっと気になっていた。
かなり壮絶な体験の持ち主。解離性障害を負っているというほどの過酷さである。よくぞここまで生きていたとすら感じる。
彼女自身の体験から紡ぎだされた短歌は、平易な表現でありながらとても心を揺さぶられる。彼女最初の作品集『キリンの子』も一緒に...続きを読むPosted by ブクログ -
鳥居さんのことはこの本で初めて知った。普通に学校に通っていた私には信じがたい境遇。何とかならなかったのかと思うけど、本人にとってはどうしようもなかったんだろう。鳥居さんの存在を知れたという意味では読んでよかったけど、本としては記者のメモ書きみたいな感じで、ただ淡々としていてあまり心に響いてこない。...続きを読むPosted by ブクログ