新八角のレビュー一覧

  • チルドレン・オブ・リヴァイアサン 怪物が生まれた日
    【異形に侵略された海域で、自らも怪物となり喪失を救え】

    異形に海域を支配された世界で気仙沼の少年達が命運を司る物語。

    突如として、海域から現れた強固な鎧と俊敏さを併せ持つ異形、レヴィヤタン。
    海域を為す術もなく奪われた人類が下した選択は、少年達を怪物にして戦わせる事。
    戦う理由さえも分からぬまま...続きを読む
  • 血翼王亡命譚II ―ナサンゴラの幻翼―
    かなり以前に購入して放置していたのは勿体無かったです。

    3巻が出ているそうなので購入して読みたいと思います。
  • 血翼王亡命譚III ―ガラドの夜明け―

    素晴らしい作品だった

    3冊しかないのに5〜6冊読んだかのように思える程濃い内容だった。
    詰め込み過ぎたと言う感じも無く、読みやすく、独特な世界観が広がるこの作品を私は何時までも忘れないと思います。
  • 血翼王亡命譚I ―祈刀のアルナ―
    巻末広告(だったかな?)に掲載されていて、なんとなく気になったのでぽち。おもしろかったです。展開が「え。うそ。はい!?」ってなりました。決して俺強な主人公ではないけれど、だからこそ、盲目的とも言える想いについ寄り添ってしまいましたね。
    しかし、世界設定がほんとすごいなあって。「こうある!」という概念...続きを読む
  • 滅びの季節に《花》と《獣》は 〈上〉
    うわー、これ好きだなあ。
    ファンタジー世界での恋物語はまったく自分のツボだ。

    巨大な花の中にある街、奇跡の力持つ大獣(おおけもの)、奴隷としての人々、そして襲い来る天子。
    誰も見たことの無い緻密に作り上げられたファンタジー世界は、けれどどこか懐かしさを誘う。
    その舞台の中で人と、人ならざる者とが惹...続きを読む
  • 血翼王亡命譚I ―祈刀のアルナ―
    成人の儀を行うために赤燕の森へと向かった王女と二人の護衛は
    夜の森で何者かの襲撃にあう

    限定的にしか知られることのない儀式の日取りの漏洩
    一向に見えない敵の意図

    真意を探るため逃避行を続ける王女と護舞官はやがて
    その足下を揺るがすほどの真実へとたどり着くのだった


    ***

    衝撃、のひとこと
    ...続きを読む
  • チルドレン・オブ・リヴァイアサン 怪物が生まれた日

    難しい

    正直自分にはテーマについてのことはわからないから、作品の物語にだけ触れると、戦い戦いで物語が進んでいってしまうから、もうちょっと登場人物同士のやり取りが欲しかった。続編出るのかな?
    それならこの巻は始まりってことで納得ではある。
  • チルドレン・オブ・リヴァイアサン 怪物が生まれた日
    これをネタにするかぁ。そうか、10年以上前の出来事なのか。
    とはいえ、いまだに傷跡残っている、よく決断したなぁ。というのが感想の全てかも、
    ドキュメンタリーならともかく、それをネタにしたフィクションだからねぇ。
    まじめに取り扱っているし、結構重要な発端なので確かに必要なのかもしれんが・・・これにしな...続きを読む
  • チルドレン・オブ・リヴァイアサン 怪物が生まれた日
    海から突如現れたイヴ。それと戦うための兵器ギデオンに搭乗する3人の少年少女を描く、セカイ系のバトルファンタジー。
    最初はすれ違いつつも、徐々に信頼関係を育み、それを糧に巨大な壁を乗り越えてゆく3人を描く、良き作品でした。
    色々なテーマを抱えた作品の印象で、例えば、「子供と大人の対比」「怪物とは何か」...続きを読む
  • 血翼王亡命譚I ―祈刀のアルナ―
    全3巻完結。
    良くある剣士と王女の冒険譚との最初の予想は1巻目で覆されて、それから海外のSF作品のように、こことは違う世界に浸りました。
    最後の『後書き』を含めとても素敵な作品構成だと思いました。
  • 滅びの季節に《花》と《獣》は 〈下〉
    前巻で街の危機を救ったクロアと貪食さんのその後の話。

    前巻が面白かったので、結構期待して読んだのだけど、上巻に比べると個人的にはちょっと物足らなかったかな。
    その理由はいくつかあるのだけど、一つは貪食さんの代わりに新しい登場人物がメインになってしまったこと。
    ガファルとリリアンを兄妹にした事(そこ...続きを読む
  • 血翼王亡命譚III ―ガラドの夜明け―
    おお、面白かった。デビュー作を3巻できれいにまとめた。言血をめぐる世界を中心に据えた、まさしく血翼王の亡命譚だった。
  • 血翼王亡命譚I ―祈刀のアルナ―
    剣と魔法のハイファンタジー。
    世界観が結構独特。

    言血と呼ばれる人の血液に知識や記憶や想いや痛みが記憶され、王族はその力を歌によって引出し奇跡を起こし、戦士はその流れを制御することで力を引き出す世界で、王女とそれを守る騎士が罠に嵌って命を狙われる物語。

    普通のライトノベルに比べ、なかなかよく書き...続きを読む
  • 血翼王亡命譚II ―ナサンゴラの幻翼―
    1巻でアルナが死んで物語がどう続くのか多少不安だったが、アルナの喪失感がありつつも、物語として面白い。鳥献や虫、言血などのこのファンタジー独自の設定が良い。イルナもしっかり存在感があり、ヒロインとして十分魅力がある。次巻は9月と早いのは嬉しいが、まさか完結したりしないだろうな。
  • 血翼王亡命譚I ―祈刀のアルナ―
    随分と凝った設定だな、という印象。子供の生まれ方については、十二国記をちょっと彷彿とさせるけど、こっちの方がもっと生々しい感じ。一人称は割りと苦手な方だけど、あんまりそれを感じさせなかった。悪くはない。凝った設定が理解しにくい、というほどのこともなく、それなりに世界に入り込むことはできた。


    ただ...続きを読む