御手洗瑞子のレビュー一覧

  • ブータン、これでいいのだ
    GDPではなくGDHを追い求める国として一躍注目を集めた国=ブータン。しかし、後発開発国であり、問題も山積み。というのは、我々の観念や考え方が支配しているのかも?と思わせてくれる新たな発見がある。ユニークな国=ブータン、そしてそこに住み人々の生活と暮らし、そして考え方が筆者の視点から綴られている。
  • 気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―
    ほぼ日の糸井重里氏が、気仙沼で手編みセーターを設立すべくアイデアを出し、アラン諸島にアランセーターを見て回るというNHKの番組を見たことがあります。
    その糸井重里氏から打診を受けて、気仙沼ニッティングの代表を務め、気仙沼の地で、ここまで会社そしてセーターの編み手さんを率いてきたのが、本書の著者。外資...続きを読む
  • 気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―
    一読し心温まる。何故そこまで真剣に真摯に事(コト)に向き合えるのだろう。又、売れるものが良いものと言われもするが、其ばかりでない事(コト)に気付かされる。
  • 気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―
    そもそもなぜこの本に出会ったかは忘れてしまったが、この時代にアパレル企業、しかもニットの会社を立ち上げるって相当勇気があるなーと。それも気仙沼で。だが、セーターの写真を見て読もうと決めた。
    手編みのニットは、いろいろな点で相当の高レベルでないと商品として売れるものにならない。気仙沼は、手編みのニット...続きを読む
  • 気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―
    東日本大震災の被災地気仙沼で、手編みのセーターを製造販売する会社、「気仙沼ニッティング」を経営する御手洗瑞子さんの著書。

    材料である毛糸にもこだわり、オーダーメイドで作られるセーターの価格は決して手頃ではないが、非常に人気があって予約で一杯らしい。震災でたくさんのものを失ってしまった方々が、とって...続きを読む
  • ブータン、これでいいのだ
    今度ブータンに旅行に行くので手に取った本だったがとても面白かった。
    ブータンといえば国民総幸福量GNHを基準にして運営されている理想主義国家というのが私の印象だった。それは間違えてはいないがこの本を読むともっとブータン人のリーダー達は現実主義でしたたかだった。
    ただ一般の人々は割り切りが早く「これで...続きを読む
  • 気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―
    本書は、今年読んだ本の中で皆さんに最もオススメしたい本です。

    皆さんがもし、あの『ほぼ日刊イトイ新聞』の糸井重里さんから、
    「気仙沼で編み物の会社をやりたいんだけどさ。やってみない?」って言われたら
    どうしますか?

    この物語は、そんな一言からスタートしました。

    東北の震災から1年過ぎた2012...続きを読む
  • 気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―
    震災後のビジネス立ち上げ物語かと思って読み始めたがちょっと違った。震災後の気仙沼の人々のリアルな姿、報道とのギャップ、気仙沼の人々のイキイキとした姿、事業立ち上げの苦労等。ほのぼのとしながらも、気仙沼で生活している人々のたくましさなどが伝わってくる。での、さすが、コンサルだった人なので、分析力もあり...続きを読む
  • 気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―
    被災地で起業、初年度から黒字、社長は東大卒マッキンゼー出身の女性。。。これだけでも話題性は十分なのだが、自分自身、気仙沼に何度も訪れ、より身近な存在として、この「物語」に触れてみたい、という想いでこの本を楽しみにしていた。
    気仙沼の人々の気質、街の独自性など思い当たるところが多々あり、その”身近さ”...続きを読む
  • ブータン、これでいいのだ
    知りたいことがあまり書かれてなかったので中断しました。
    ここまで★一つ。
     ところが、その後読む本が無くなったので、またこの本を中断したところから読んでみました。やっぱり興味のないところは飛ばしながら…。
     すると読んでよかったなとなりました。ブータンの人たちの金銭感覚(これはちと問題あり)、死生観...続きを読む
  • 気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―
    気仙沼ニッティングの立ち上げの話。
    気仙沼の地域の紹介が多くを占める。
    最初に一番を見ておく。
    ワークショップで編み手を見つける。
    50時間かかるから15万円。
  • 気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―


    ブータンでは外国人で、周囲の信頼を得て仕事するには、自分のことは考えず、ブータンのためには何がよいか考える必要があった。

    自分が頑張る場所がなく、人から何かを、もらい生きていくのは辛いこと。仕事がなく自分の足で立てないというのは自尊心を傷つける

    勝算や適性を考えている自分が恥ずかしくなりやら...続きを読む
  • 気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―
    東日本大震災後に、甚大な被害があった気仙沼市で編み物の会社を始めた御手洗氏のお話。読みやすく、文才を感じた。
    株式会社気仙沼ニッティングを、どのように始めて、どのように広げていったのか、という話だが、なるほどなと思ったのは、生業がいかに大切かというくだり。
    衣食住が揃っても、仕事にでかけて給料をもら...続きを読む
  • ブータン、これでいいのだ
    2016/12/05
    ブータンってどんな国なんだろうという漠然とした興味から手に取った一冊。
    何と言っても御手洗さんの冷静な分析と筆力がお見事。
    でもブータンへの愛もひしひしと伝わる。
    ブータン、一度行ってみたい。
  • ブータン、これでいいのだ
    「幸福の国」ブータンは、リアルな問題を抱えた、現実の発展途上国だということがわかる。我々が勝手にイメージしている像は、我々自身の中にある郷愁が生み出したものに過ぎない。
    にもかかわらず、ブータン人、ブータン王国という組織から学ぶものは多い。幸せに対する考え方、コミュニティのあり方など、同じ大乗仏教を...続きを読む
  • ブータン、これでいいのだ
    ブータン王国の初代首相フェローとして、1年間ブータンに滞在した御手洗瑞子氏の著書。

    コンサルタント会社マッキンゼーから、一国の政府職員への転身なのだが、まるでド田舎の零細企業に転職した都会のお嬢さん、みたいな感じでブータンでの仕事や生活の様子、そしてブータン国民の気質について綴っている。

    農村部...続きを読む
  • ブータン、これでいいのだ
    ブータンがなぜ幸せの国なのか、ブータン政府やブータンの人たちの様子を通してその理由が見えてくる。ブータンの現実に日本人の視点からだと本当にそれでいいのかと思ってしまうけど、冷静に考えればどれが正しいとかはない。どっちがいい、悪いではないんだよなあ…。
  • 気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―
    東日本大震災後、気仙沼に生まれた編み物の会社の物語。生まれた時からほぼ日で経過を見てはいたけれど、社長の目から見た気仙沼という町とそこに住む人々、そして気仙沼ニッティングの生まれるまではとてもおもしろく素敵な話でした。編み物を趣味とし、三国さんのセーターを編む身としては編み手さんのプロ意識に頭が下が...続きを読む
  • 気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―
    気仙沼ニッティングの成り立ちから、哲学など最初から最後まで興味深かった。
    復興支援に留まらないしっかりとしたビジネスモデルは、とても学ぶところの多いものだった。
    編み手さんの募集をワークショップという形態で行ったのはとても面白かった。
    私自身、編物をするのでサイズ通りに目を揃えて編まなければいけない...続きを読む
  • 気仙沼ニッティング物語―いいものを編む会社―
    偶然、このちょっと前に読んだ本に御手洗さんのことが書いていて、その数日後に新聞の広告欄に本書が載ってた。運命かと思った。御手洗さんの経歴からすごいねんけど、そのすごい経歴からこんな小さい商売というか、ほんまに地域のことを考えて仕事をつくることができたのは、すごいことやと思う。助け合ってるエピソードも...続きを読む