ラリー・コリンズのレビュー一覧

  • パリは燃えているか?〔新版〕 上
    【華の都,命運の刻】連合軍の進撃が続く中,ヒトラーが徹底抗戦を主張するとともに,その破壊を命じていたフランスの首都パリ。複数の思惑や願望が渦巻く中,いかにしてその華の都は崩壊から逃れ,解放へと至ったのか。膨大な情報量を基に運命を決した数週間を再現したノンフィクションです。著者は,『ニューズウィーク』...続きを読む
  • パリは燃えているか?〔新版〕 下
    「パリ解放」。第一報は誤報だった。しかし、4年に渡るドイツ軍の
    占領を耐え忍んで来たパリ市民は歓喜した。

    この誤報は既成事実となる。ドイツ軍に必死の抵抗を続けるフラ
    ンス国内軍からの必死の訴えに、ドイツ本国への侵攻を優先して
    戦争の終結を急いだ連合国軍は作戦を変更し、ノルマンディー
    上陸...続きを読む
  • パリは燃えているか?〔新版〕 上
    「映画は観たけれど原作は読んでいなかった」シリーズ読書である。

    「パリ解放」。第二次世界大戦の年表を作ったら、たった1行で終わっ
    てしまうだろう。それが、文庫本上下巻で各400ページ超である。

    ヒトラーのナチス・ドイツがフランス・ヴィシー政権と休戦協定を結ん
    だが、実質、フランスはドイツ...続きを読む
  • パリは燃えているか?〔新版〕 上
    パリに侵攻したナチス軍と、指揮官であるコルティッツ将軍を中心に、1944年8月のパリの市民、レジスタンス、ドゴール将軍、連合軍の指揮官達の緊迫した日々を丁寧に追っている。もしかしたら灰燼に帰したかもしれない歴史的なパリの街の存続を図ったノルドリンクに拍手したい。
  • パリは燃えているか?〔新版〕 上
    フランスのパリへの旅行経験あり、第二次世界大戦に興味がある人は、絶対に読むべきノンフィクション。

    混乱、悲惨、奇跡が混在しながら、解放者、レジスタンス、絶望の占領者などさまざまな目線でパリ解放のストーリーを見せてくれる。

    長い、登場人物多い、悲惨なエピソード、、、
    でも、パリジャン達の犠牲を払い...続きを読む
  • パリは燃えているか?〔新版〕 上
    パリには中世からの古い歴史的建造物が数多く残っています。これは、第二次世界大戦でドイツの占領下にあったものの、空爆や戦闘にさらされなかったため、と漠然と理解していましたが、このドキュメンタリーを読むと、ことはそう単純ではなく、今日のパリの都市としての美しさが多くの人々の文字通りの奔走により保たれたこ...続きを読む
  • パリは燃えているか?〔新版〕 下
    映画や、話で「パリは、燃えているか」のセリフは聞いたことも読んだこともありますが、その元々となったエピソードを読むのは初めて。なかなか切迫した事情だったんですね。まさに紙一重。パリが破壊されなくて良かったよ。
  • パリは燃えているか?〔新版〕 上
    「パリは燃えているか?」

    もちろん、その言葉の意味する事は知っています。「パリよ、永遠に(Diplomatie)」と言う映画も見た事があります。ですが、パリ解放の背景に、ドイツ軍とレジスタンスの戦闘/駆け引き意外に、フランスの国内事情として、ドゴール派と共産党勢力の覇権争いもあったとは、認識してい...続きを読む
  • パリは燃えているか?〔新版〕 下
    著者の本職は雑誌記者。60年代当時存命だった関係者へのインタビューなどを元に、第二次大戦でのターニングポイントとなった戦いの一つである「パリ開放」を活写して、ピューリッツァー賞を獲ったノンフィク。終盤の展開にややしつこさを感じたものの、著者の意図もわかるので不快感はない。一つ一つのエピソードが印象深...続きを読む
  • パリは燃えているか?〔新版〕 上
    著者は二人とも本業は雑誌記者。60年代当時存命だった関係者へのインタビューなどを元に、パリ開放の様子を活写し、ピューリッツアー賞を獲った名作ノンフィク。本当にあった話とは思えないほどドラマチックなエピソードが多く、ページをめくる手が止まらないほど楽しめた。下巻の展開も楽しみである。
  • パリは燃えているか?〔新版〕 下
    凄い!対ドイツだけでなく、連合軍との折衝や自国の対共産党を苦慮するドゴール。一市民の日常や一兵士のパリに向けての一刻一刻が手に取るように描かれている。167ページのカブ機から見るサクレクールとアンヴァリッドの描写には涙が出た。
  • パリは燃えているか?〔新版〕 下
    Dデイ、ノルマンディ上陸作戦は成功し、連合軍は着実にドイツに向かっていた。そのすぐ先には4年間、ナチスに占領されているフランス、パリがあった。亡命していたフランスの指導者 シャルル・ドゴールは連合軍のパリ解放と同時に、共産勢力に先んじてフランスの主導権を得るために奔走する。
    しかし、パリを今解放する...続きを読む