雁皮郎のレビュー一覧
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井原西鶴の男色大鑑。江戸時代は同性愛に寛容だと聞いたような気がしますが身分の違いや固い忠義心などに縛られて簡単にはハピエンに至らない場合も多いのですね。原作未読ですが多分余計なセリフや描写を入れてないのでは、そのせいで妄想が広がる感じです。絵柄もやや時代劇画に寄せた感じで雰囲気が出てると思います。も...続きを読むPosted by ブクログ
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『男色大鑑』に収録されていた作品もちらほら収録されていて、ちょっと肩透かし。江戸時代が舞台の作品もそんなに多くないので読めるのは嬉しいけど、短編じゃなくてもっとガッツリした作品が読んでみたい。Posted by ブクログ
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表紙が素敵!開いた瞬間にパッと真っ暗。ドキッとしたー!心中のアンソロジー。テーマがテーマなだけに暗い気持ちになるの覚悟で挑んだけど、そこまでダメージなかったな。結果は知ってる上に気持ちが入り込めないうちに終わってしまう。その点「後ろの正面~」は斜め上をいっていた。一番気に入ったのは巻末の死神の恋だな...続きを読むPosted by ブクログ
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映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』のラストの逝った者と残った者、だが隣で息絶えた者とすぐにでも同じところに行く男の背中の清々しさと切なさは超えられないなぁ…
テーマを絞るアンソロジーの限界か。Posted by ブクログ