澤村伊智のレビュー一覧

  • すみせごの贄
    【2024年105冊目】
    父親が失踪し、料理教室を引き継いだ娘。アシスタントであった彼女は父親の代打として辻村という女性に講師を依頼する。絶品レシピの数々に、懐疑的だった生徒たちもすっかり打ち解けていく。話のおりに上ったのは父親の疾走の謎。果たして真実はどこに――。比嘉姉妹シリーズ短編集第三弾。

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  • ファミリーランド【電子特典付き】
    題名の通り家族にまつわる世にも奇妙な物語的な話の短編集。技術が発達した未来で起きそうな色々な問題に対してのお話で、ホラー感はなくておもしろかった。
  • ファミリーランド【電子特典付き】
    【2024年102冊目】
    よぼよぼハッカーと死後、薬で計画出産児を産む世界、匂いとビジネス婚、溺愛と束縛、介護と宇宙、葬儀今昔。家族が軸となる6つの短編集。

    澤村伊智さんといえばデビュー作からしてホラーのイメージが強く、本作の帯の煽りも「澤村伊智の描く家族がいちばん怖い。」でしたので、結構覚悟して...続きを読む
  • ばくうどの悪夢
    比嘉姉妹シリーズ。東川西市T台に歪んだ憎しみを募らせた男が総合病院の産科病棟で大量殺戮を繰り広げる衝撃的な場面から幕を開ける。事件で妻子を失った樋口を慰めるため、定期的に集まる学生時代の友人たち「片桐軍団」とその子供たち。以降はリーダーである片桐の息子「僕」の視点で悪夢が現実に干渉してくる恐怖の日々...続きを読む
  • ぼぎわんが、来る
    怖かった!ホラー的な要素もだけど、人の怖さも。章ごとに視点が変わって、まともだと思ってた人が恐ろしい一面があったりして、見方が変わるのも面白かった。展開もテンポ良くて読みやすかった。
  • などらきの首
    比嘉姉妹シリーズの短編集で,今作はどの話も面白かったのだが,中でも「学校は死の匂い」と「居酒屋脳髄談義」は印象に残っている。学校は死の匂いは,比嘉姉妹の次女である美晴が活躍し琴子,真琴の幼き頃を知ることができたり,居酒屋脳髄談義に関しては度肝抜かれた。表題作の「などらきの首」は不気味で良かった。
  • ししりばの家
    比嘉姉妹シリーズ長編三作目である今作。長編作品3つの内,個人的には一番好き。琴子大活躍の
    今作はひたすら不気味で,砂の描写が印象的。話も面白くてページを捲る手が止まらないワクワク感があった。どこを切り取っても最高な一冊。
  • アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿
    振り返れば伏線が敷かれていたのね。短編一つひとつもカラーがあって面白かったけれど、それら点を繋いで線としたラスト2話はすごかったなぁ。と言いつつ地底アイドルファンになりました。
  • Jミステリー2024~SPRING~
    2024.04.21
    読み比べができることがよい。
    誉田哲也の姫川玲子の新作はうれしい。
    五十嵐貴久は昔からからファン。
  • わたしの名店
    オールドタイランドが出てきて嬉しかった!
    わたしも大好きなお店。ガパオも食べたことあるけどいつも頼むのはパッタイ。
    他のタイ料理屋さんでも食べたことあるけど、ここの甘みと酸味が絶妙なのよ大好き。

    こんどランチに赤坂のやぶそばに行ってみよう。
    京都ではキッチンゴンにも行ってみたい。ピネライスとはなん...続きを読む
  • さえづちの眼
    比嘉姉妹シリーズの短編集。
    3編とも母と子がテーマになっていると思われる。

    『母と』
    非行を重ねた主人公が田舎の更生施設へ送られる。施設長の『鎌田のおっさん』や同居する子供たちと自立に向けた穏やかな日々を過ごす。
    ある夜、主人公は庭で怪異と対峙するおっさんを目撃する…

    真琴の母についてが触れられ...続きを読む
  • すみせごの贄
    待望の比嘉シリーズ。相変わらずどの話もユニークで楽しい。
    シリーズものとして登場人物の引き継ぎはあるけど、あくまで人物説明と事後処理を簡略化するための装置でしかなく、メインディッシュたる恐怖のモチーフは毎回違うあたりやはり信頼できる。
    はやく長編で読みたい。
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集
    保護者各位がめちゃ怖かった。他のも怖いけど。
    裏表紙の写真、人間を入れずに撮る事もできたはずなのにあえて入れたのはなぜかとか色々深読みしてしまう。
  • わたしの名店
    行きつけのお店。人に自慢するものでも無いが、あればいいよね。座れば気の置けない人達がいて落ちつく事が出来る場所。家族とは違う距離感の店主など。まさに絶妙。
  • ぼぎわんが、来る
    お勧め度:★★★★
    ジャンル:怪異がテーマの本格ホラー

    怖いのに!面白いから!先が気になって頁が進む進む!
    いや〜、良いホラーでした…。
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集
    ホラーもミステリもネタが解ってしまうので効かないmeだけど、一夜で読んでしまった。ショートショートってのがいい。
  • さえづちの眼
    面白かったです。
    サクッと読めつつ、のめり込めるテンポがいいです。
    ネグレクトのようなホットなニュースを怪にとりいれ、昔話や過去の話ではなく、現代の私達の社会でおきているオカルトになっているのが、楽しめる要因かなと思います。
  • すみせごの贄
    野崎と比嘉姉妹が登場し、ますます面白さが増した。不気味で怖いながらもサラッと読めた。短編集なのに読み応えもあった。
  • わたしの名店
    表紙に惹かれて手に取った本。
    目次を眺めると、有名な方のお名前がズラッと並んでいて、テンションが上がりました。

    いずれも実在している(していた)お店なので、片っ端からGoogleマップの行ってみたいリストに追加しました。
    当然ながら皆さまの文章が巧くて、どれも美味しそうで……気になります! この本...続きを読む
  • ずうのめ人形
    感想
    真琴がずうのめ人形に立ち向かえるのか?強力そうだけど大丈夫なのか!?

    結末としては今回は比嘉の活躍ではなく、完全に他力本願な結末だった。心のスキマに呪いが宿るというのが著者の見解か。笑うセールスマン?

    あらすじ
    オカルト雑誌のライターが不審死を遂げる。ライターは目がえぐりとられていた。編集...続きを読む