松村比呂美のレビュー一覧

  • おいしい旅 しあわせ編
    どのお話もほっとする内容で心が温まった。特に好きだったのは三上延さんの「美味しいということは」。
    卓郎とお祖母様の絶妙な距離感、2人の会話が素敵。読んだ後、おばあちゃんに会いに行こう、そして今年こそは念願のお花見を一緒にしようと思った。
  • おひとりさま日和
    年を経てひとりで暮らす6人の女性。
    ずっとシングル、死別、離婚などそれぞれの状況や年齢はちがうものの、ひとりで暮らす日々を描いたアンソロジー。

    大崎梢さんが書いてたので読んでみましたが、いわゆるソロ活のお話かと思ったら、もう少し年代が上でした。けど、それぞれおもしろくて一気読み。

    リクと暮らせば...続きを読む
  • おひとりさま日和
    面白かった!
    どの作品も読みごたえがあって
    主人公それぞれが
    どう生きるのか…
    興味深く読み進めました。
    最終話の『最上階』で
    スケールが大きくなって
    イメージをふくらせたまま
    本を閉じることができたのは良かった。
    いくつになっても
    夢を持って
    景気良く生きたいですね!
  • おいしい旅 しあわせ編
    旅の醍醐味は、おいしい食べ物だと改めて思わせてくれるようないいお話ばかりでした。
    一番食べてみたいと思ったのは、「もしも神様に会えたなら」の“伊勢うどん”。関西住みだけど、食べたことなかった。主人公の少年2人が“優しい気配り”で表現した味を食べてみたいと思いました。
    話が好きだったのは、「旅の理由」...続きを読む
  • ここだけのお金の使いかた
    特に心に残ったのは、大崎梢さんの『12万円ワンコ』 長嶋恵美さんの『廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?』 福田和代さんの『わらしべ長者のつくりかた』松村比呂美さんの『二千万円の差額』。
    タレント犬の実態や、推し活、買い物依存、には驚くばかり。わらしべ長者の話は、爺さんの説得力が絶妙で、展開にも笑っ...続きを読む
  • おひとりさま日和
    50〜60代女性の一人暮らしの短編集。それぞれすごく読み応えがありました。
    どの作品も主人公が前向きに生きようとしていて、未来のお手本になりそうです。
  • おひとりさま日和
    全部面白かった。
    特に松村比呂美さんの最後の話が
    お金も絡んで好き。
    でもアラサーとかではなく
    還暦過ぎのおひとりさま女性対象の話が多いかな。
    ならばもう少し大きい字で、
    読みやすく、と思ってしまう。。。
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    人気作家によるメッセージを主軸とした11つのショートストーリー集!
    あたたかいお話しもあれば少しゾッとするようなお話しもあり、一つ一つが長すぎず短すぎず読みやすい長さでした。
    私のお気に入りの作品は
    ☆孤独の谷
    ☆そのハッカーの名は
    ☆青い封筒
  • おいしい旅 しあわせ編
    おいしいもの食べるってしあわせな気持ちになる。
    このアンソロジーでも、色んな事情で旅をする人が、おいしいものと出会っている。
    1作目の大崎梢さん。小学生の男の子の1人旅という冒険が素敵。2人は、その後もいい関係を築いていけるね。
    時空を超えていく篠田真由美さんの旅も素晴らしかった。
    柴田よしきさん、...続きを読む
  • おいしい旅 しあわせ編
    どの旅もおいしそうで、たのしそう。

    でも最期のアイスランドの旅は自分の介護の経験も重なって少しつらかったかなぁ。

    介護をしていない人間は口だけは出すものですからねぇ。

    いろいろ思うことありの最後の一遍でした。
  • ここだけのお金の使いかた
    『百万円分の無駄』 新津きよみ
    『一生遊んで暮らせる方法』 原田ひ香
    『12万円わんこ』 大崎 梢
    『廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?』 永嶋恵美
    『わらしべ長者のつくりかた』 福田和代
    『塾に行かない子どものための五つのクリンプス』 図子 慧
    『二千万円の差額』 松村比呂美

    「アミの会」のア...続きを読む
  • おいしい旅 しあわせ編
    旅先で美味しい体験を一緒に味わっている感覚が楽しい。人との出会いが大切だと解る本。いつの日か、同じような旅に出たい。
  • おいしい旅 しあわせ編
    間違いなくしあわせなお話だよね。

    友達を得たり、実は想い人はもうすぐそばにいたり
    離婚危機の夫婦の糸をつないだり…

    切ないお話としては切れない運命に
    翻弄された女性たちが出てくる
    『夢よりも甘く』かな。
    結構不幸が続くんだけれども
    それはあることのせいで…

    これは私も受けている宿命だから
    痛い...続きを読む
  • おひとりさま日和
    様々な理由で一人暮らしをしている48歳~84歳の6人の女性の6話の物語。
    しみじみしたりほっこりしたり、素敵な読書時間を過ごせました。
    「リクと暮らせば」と「永遠語り」が特にお気に入りです!
  • おいしい旅 想い出編
    前作ほどではありませんがこれも最後まで読むことができました。最後の話とミュンヘンの空港から街歩きまでの部分が特に良かったです。
  • 恨み忘れじ
    タイトル「恨み忘れじ」から判るようにテーマは復讐ですが、復讐する側に肩入れしたくなるくらい感情移入出来、ある意味スカッとする部分もありました。

    飛行中に空と海との感覚がわからなくなる状態に陥った男を描く「バーティゴ」

    亡くなった恩師の夫から送られてきた形見分けの謎を描く「マニキュア」

    トラウマ...続きを読む
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    贅沢なミステリー集でした。
    おどろおどろしいものではなく、茶目っ気がやリアリティーがあって1つひとつにはっとしたり、クスッとしたり、温かくなったり。
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    このご時世のお話が合って切なくなりましたね。
    途中の文章に暗雲が立ち込めてきますが
    最後に残った言葉に温まるものがあるのです。
    でも、やっぱりこのご時世のあれは憎いよ。

    それとある落とし物を拾った人の日記のお話も
    心の温まるものでした。
    秘密部分は文章通りに解釈しないこと。
    (文章上はそうは絶対に...続きを読む
  • おいしい旅 想い出編
     温かな記憶を巡る「想い出」アンソロジー。

     お気に入りは福田さんの「幸福のレシピ」と新津さんの「ゲストハウス」。

    「幸福の〜」は、パティシエだった亡き夫の想い出のクリームブリュレの味が忘れられない琴子。旅行先として昔住んでいた神戸で思いを馳せていると、ひょんな事から知り合った一樹と一緒ににスイ...続きを読む
  • おいしい旅 想い出編
    想い出編は、昔の想い出のある土地、食べ物を巡る旅です。


    「あの日の味は」柴田よしき
    20代の時、京都の花園会館という集合住宅で一緒だった美奈、ムーちゃん、テラが三十年ぶりに京都で再会し、懐かしいラーメン店やウクライナ・ロシア料理店など巡ります。ムーちゃんは離婚。テラは病気を抱えており、美奈は独身...続きを読む