マルセル・プルーストのレビュー一覧
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原本は対訳が全14巻、とても読み通せるものではなく、興味はあるものの、でしたが、本書そのタイトル通り、「失われた時を求めて」を全1巻に纏めてものです。訳者の芳川泰久さん角田光代さんのお力で自分的にはスリリングな読書体験させて頂きました。特に45章「不揃いな舗石」以降の主人公の哲学的思弁と導かれる解。...続きを読むPosted by ブクログ
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大著の縮約版。
とは言え、ボリュームあり。
母への想い、祖母の死、そしてアルベルチーヌへの尽きぬ想い。
死と愛と嫉妬と欲望。およそ人間が苦悩する様々なものが連綿と綴られる。
角田さんの訳じゃなかったら、読めたんだろうか。Posted by ブクログ -
本当は、ちゃんと原文に即したものを読むべきなのだろうが、複数回挫折している自分にとっては1冊でまとまっているものがあるというのは非常にありがたかった。
これを足がかりに改めて読み進めるというのはありなのではなかろうか。Posted by ブクログ