太田大八のレビュー一覧
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『詩・林と思想』
ちいさな林にわたしの考えが流れていって…という詩
『セロ弾きのゴーシュ』
下手くそセロ弾きのゴーシュのところに毎晩動物たちが訪ねてきて「先生、音楽を聴かせてください」と言ってくる。なまいきだ。なまいきだ。なまいきだ。それなら聴かせてやるから聞いてみろ!
『どんぐりと山猫』
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『詩・雨ニモマケズ』
デクノボーと呼ばれても、気取らず、人の幸いのためにできることをして、という宮沢賢治の精神を顕した代表的な詩。
「一日四合の玄米」ですからね、浮世離れした夢ではなくてすごく地面に密接した現実の力仕事をする人の感じもありますね。
『銀河鉄道の夜』
星祭りの夜、ジョバンニは自分が...続きを読むPosted by ブクログ -
『詩・高原』
光る山だたぢゃい
=岩手の高原を感じるままに記した詩…だと思う。
『風の又三郎』
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみもふきとばせ
すっぱいかりんもふきとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
強い風の日にやってきた転校生。赤毛の真っ赤な顔にまん丸で真っ黒...続きを読むPosted by ブクログ -
宮沢賢治童話集をちゃんと読んでみました。
子供の頃は「自然そのものを身近に感じ、高潔な精神を求め」みたいなどうも説法臭い、浮世離れした印象を持ってしまっていました…。
ちゃんと読んでみると柔らかな語り口で、優しいお話、シビアで寓話的なお話、昔語り、何かを見て頭に浮かんだ幻想など、見たこと感じたこと、...続きを読むPosted by ブクログ -
実在の人物でエピソードの多い人物を主人公の物語で、読み進んで冥界と現世を行き来するうちに、鬼の非天丸と阿子那との交流、田村麻呂将軍とのやり取りの中から、徐々に妹を失った失意から一人の元服した男へ成長していく様は、なかなか良い作品だと感じた。Posted by ブクログ
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読んでいて自分も一緒に銀河鉄道で景色を見て旅をしているような気持ちになりました。まるで、見ている時は不思議な夢の世界に漂っていて、覚めてから夢の美しさに気付いてずっとあの夢にいたかったと思えるような感覚です。
また、僕もこの物語の不思議な結末について考察をしてみました。すると、意外なところに伏線が見...続きを読むPosted by ブクログ -
私は宮沢賢治の作品を全く知りませんでした。「注文の多い料理店」、「銀河鉄道の夜」、「やまなし」しか知らなかったので今回もっと多くの作品を見てみたいと思い購入しました。
面白すぎる…!宮沢賢治の独特の世界観やあらすじに引き込まれてあっというまに読み終わっちゃいました笑
好きな話が増えました✨Posted by ブクログ -
・話に出てくる2人がだんだん料理になっていくのが楽しいし、自分たちが食べられるときづいた時のあわてるようすが心に残っています。
・おなかをすかせた兵隊の2人が、おいしいものを食べられると思ったら、自分たちが食べられるというところがおすすめのポイントです。
・昔、吉田先生に読み聞かせをしてもらって、と...続きを読むPosted by ブクログ -
10年以上ぶりに今回読んだところ、以前と印象が変わったところと変わらなかったところがあり面白かったです。含まれた全短中編に共通して再確認したことはやはり詩人の文章だということです。物事を形容する漢語や擬音語の選び方が独特で美しく、そしてユーモラスでした。漢語については、たとえば鉱物に関わるような漢...続きを読むPosted by ブクログ
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少年と村の子供たちとの心象風景を
現実と幻想の交錯として描いた秀作の物語です。
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ すっぱいかりんも吹きとばせ
ある風の強い日…
谷川の岸の小さな小学校に、不思議な少年が転校して来ました。
地元の子供たちに少年は、「風の神...続きを読むPosted by ブクログ -
私はこの本を人気があったので、読んでみました。
猫山さんが紳士たちを食べようとしている時に、ドキ!っとしました。
食べられそうになるときに、死んでしまったはずの犬が帰ってきて、びっくりりました。けど、ホッとしました W
面白かったです!!Posted by ブクログ -
小学6年生でも、読書力がある子は読んでいました。中学生には、ぜひ読んで欲しい本に選びたいです。修学旅行で京都に行く前に読む…とかすると、旅路がふくよかになると思うんだけどな。Posted by ブクログ