坂木司のレビュー一覧
-
自分にとっては本を読む事と音楽を
聴く事は殆ど同じ行為だと思っています。
例えばそれぞれの売り場に並ぶ大量の
書物やCDの中からその一つを選ぶ行為は、
自分が好き(であるだろう)という雰囲気を
察知するという事だ。
そしてその作品は、その曲のイントロの数秒を
聴いただけでで確信...続きを読むPosted by 読むコレ -
もうね...なんていうか...。あざとさも、ベタベタなところも
ウソ臭い部分もね、分かってるんです。
でも好きなんなんです。仕方ないよね。
今回は地下鉄をキーワードにしながら彼等の
輪が少しづつ、ゆっくりと広がっていく様を
読んでるだけで楽しいんです。
文庫の解説で有栖川有栖氏が書い...続きを読むPosted by 読むコレ -
自宅で読んでいて良かった。泣きたいときに
泣くことが出来たから。
10代の頃にいきなり観たブルーハーツの
「リンダ・リンダ」のライブビデオ...嘘臭いほどに
青臭くて、馬鹿馬鹿しいくらいに幼稚な理想論...
この3部作はそれと同じだ。
今からの自分は、まだ一歩を踏み込む勇気
が...続きを読むPosted by 読むコレ -
本作を読んで私が2作目で感じたもやもや感を
見事にすっきりとさせてくれました。
世間体や常識との距離の取り方
いじめ、ポイ捨てなど自分の気付かない行動で
誰かが傷つく怖さ
ハッとさせられる事の連続でした。
猫の虐待事件を通して鳥井がはなった一言に
坂木くん同様、胸が痛かった
少しの善意と思いやり...続きを読むPosted by ブクログ -
ミステリーというより、謎解き小説だね。おまけに、極上の下町純情青春小説でもある。
さりげない日常の中にある「物語」を書かせると、坂木さんは本当にうまいなぁ。どこの町にもある、どこにでもあるクリーニング店が舞台。そうそう、こんな人たちいるよなぁ、がしみじみとしたタッチで描かれる。Posted by ブクログ -
うん、面白かった。頭を使わずに楽しめて、すっきりした。
坂木さんの小説に登場するキャラクターたちはみんな心が豊かで、ちょっとクサい部分も含めて、私は好きです。Posted by ブクログ -
「ワーキング・ホリデー」の世界に魅了され、そのまま手に取った。
1人ひとりの登場人物が魅力的で、それぞれを主人公にしたお話も読みたくなる。
大和が人間的にどんどん成長しているのがわかるし、親子間の関わりは微笑ましくて好き。Posted by ブクログ -
アンちゃんの更なる成長と、新たな出会いから得る学びがあり、読んでいて前向きになる。
和菓子に加え俳句の知識やお菓子の神様も登場し、和の雰囲気満載で楽しい。
この先、別れや環境の変化がある予感だけど、寂しさよりも世界が広がっていく期待感を持てる終わり方でとても良かった。Posted by ブクログ -
美味しそうと幸せがいっぱい詰まっている作品。杏ちゃんをはじめとして、登場する全ての人が優しさと愛くるしさに溢れている。こんな職場で、こんな同僚とお仕事ができたら何でステキなんだろう。Posted by ブクログ