浅野竜のレビュー一覧

  • シャンシャン、夏だより
    農家に生まれたノブトが、最初は自分に自信がないから言い返すのが苦手だったけど、最後には自分の意見を言えるようになった。
    理由は、クマゼミの自由研究を通して、川村さんやカモッチとも特別仲良くなったから。二人の気持ちをよく考えた。
    川村さんは、父子家庭だけど、お父さんが人付き合いが苦手で、よく引っ越しし...続きを読む
  • シャンシャン、夏だより
    シャンシャンと聞いてすっかりパンダの話だと思っていた私

    実はクマゼミの鳴き声?のことでした!

    南の方に生息しているはずのクマゼミが温暖化によって段々北上してきているという話を知ってそれを自由研究にしようと思った野歩人(のぶと)

    転校生で感じの悪い女の子、川村さんとクマゼミのことで話をするように...続きを読む
  • シャンシャン、夏だより
    シャンシャンとはクマゼミのこと。
    温暖化と共に北上しているクマゼミが千葉県にも姿を見かけるようになってきた。
    クマゼミを探す小学6年生
    地元農家の子ども、土田野歩土(つちだのぶと)
    市立中学を目指す、加茂原祐一(かもはらゆういち)
    いつも苛立っている転校生、川村ちとせ
    この3人の一夏の物語。
    子ども...続きを読む
  • シャンシャン、夏だより
    農家に生まれたノブト、都会っぽい優等生のぶっち、転校してきて周りと馴染んでいない川村の三人が、クマゼミを通して関わり合う夏の物語。
    育つ環境が違っても、素直な面を持つ三人なので、ちゃんと気持ちをわかり合っているところが、清々しくてよかった。
  • 木かげの秘密
    中井くん、金魚を捨てに行かされる。葉月、木かげの秘密を発見――物語がスタート。

    クラス内の力関係はいじめにもつながる。人それぞれ、自分を大切にってのが主題なのかな。
    生き物係の葉月と中井くん、そして矢島くんが主要人物。
    葉月は明るく振る舞いながら心は冷めている。あまり周りに合わせられないいじめられ...続きを読む
  • 木かげの秘密
    6年生。

    小学校のクラスの問題、きっと誰もが思い当たること、あるんじゃないかと思う。

    大変だよなあ、小学生。

    悩んでいる子がいたら、少しでも救われますように。
  • 木かげの秘密
    小川未明文学賞大賞受賞作品。
    現代の等身大の子どものようにも思うが、あまりにクラス担任が無関心過ぎている印象。
    クラスで起こっていることに気づかないのも甚だしい。
    また、どの子の描き方もさっぱりとしすぎていて、いじめている子もいじめられている子も、その家庭環境の描き方が弱いと思った。中井君についても...続きを読む