徳田耕一のレビュー一覧

  • 名古屋駅物語 明治・大正・昭和・平成~激動の130年

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    思っていたより面白かった。
    そもそっも東海道側に鉄道を導いた当時の名古屋区長、吉田禄在のこと、知らなかった(はじめ中山道というか岐阜側のほうに計画されていたことくらいは知っていたが…)

    中川運河のことや、その付近(笹島)に貨物駅があったこと。
    駅西のドヤ街や遊郭があったこと。
    あるいは、私鉄との乗り入れやコストカットのことも考えて建設された地下鉄(そして市電からの移り変わり…)。
    平成元年のデザイン博覧会のときに金山総合駅ができたこと、等々。

    駅の歴史を知ることで、名古屋という都市のこともよりよくわかるきっかけになったとまで思う。

    また著者自身の駅での思い出がところどころにちりばめられて

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    2017年09月24日
  • 名古屋駅物語 明治・大正・昭和・平成~激動の130年

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    内容充実で読み応えあった。著者の徳田さんは本当に鉄道が好きなんだと思う。

    名古屋人として読んでよかったと思える本だ。

    なかでも興味深かったのは徳田さんの披露宴のこと。

    徳田さんの結婚披露宴は名鉄の貸切車両で行われ、宮脇俊三さん、種田直樹さん、当時国鉄の名古屋管理局長の須田さん(JR東海初代社長)、名鉄の犬飼常務(当時)などが列席。豪華な列席者に驚くとともに、このような披露宴列車は日本初だったとのこと。
    徳田さんの行動力に脱帽です。

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    2016年05月05日
  • 名鉄電車 昭和ノスタルジー

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    昭和時代の名鉄の名車を扱う本。この本も「いもむし」と「なまず」をフィーチャーしすぎな感は否めないけど、同じ著者が河出書房新社から出版した「名古屋の電車 昭和の名車」ほど偏っていなくて一安心。今は無き挙母線(上挙母~大樹寺)の写真や、名古屋城の外堀の中(堀川~土居下)を走っていた頃の瀬戸線の写真が載っていて貴重な本。特に600V時代の瀬戸線の写真が豊富で素晴らしい。外堀の中にあった「ガントレット」は、鉄道配線(廃線ではない)マニアの間ではあまりにも有名だよね。

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    2015年10月05日
  • 変わる!名鉄電車のゆくえ ”スカーレット”の生き残り策

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    名古屋本線以外はなかなか乗る機会もないが、この線は関西でいえば何線になるだろう、と想像しながら読んで行くと楽しめた。

    ただ一部の郷土史家に似たクセのある文体と、鉄道書にありがちな専門用語の羅列は慣れる(読み飛ばすコツを覚える)のにまあまあ時間がかかった。

    喜久屋書店阿倍野店にて購入。

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    2023年08月06日
  • 名古屋鉄道 今昔 不死鳥「パノラマカー」の功績

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    #889「名古屋鉄道 今昔―不死鳥「パノラマカー」の功績
     中京圏の鉄道を中心にルポを続けてゐる徳田氏の一冊。名鉄こと名古屋鉄道の歴史や現状を概説します。ところどころに「昔は良かつたなあ」的な思ひが行間から読み取れます。
     過去作と同工異曲の一冊がまた増えた、と冷たく突き放す事も可能ですが、まあ著者の地元愛に微苦笑しながら読みました。
     ところで、知立駅高架化工事の完成は、イキナリ五年も伸びて2028年の予定になつてしまひました。時間がかかり過ぎと申せませう。

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    2023年01月26日
  • 日本のパノラマ展望車

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    往時に比べれば随分数を減らしているパノラマ展望車。眼前に広がる大パノラマを眺めながら日々の喧騒からしばし解放。ゆったりとした時の流れが心地よかった。現役車両にスポットを当てながらも昔懐かしき退役した車両もかなりの紙面を割いている。牧歌的ノスタルジックな気分にどっぷり浸ることができた。

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    2014年01月10日