小原猛のレビュー一覧
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ガンヤーの話やキリキザワイの話が印象的でした。フリムンが持っていた謎の日本人形、持ち去られた後どうなったのかめちゃくちゃ気になりますねPosted by ブクログ
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マブヤーを落っことしてしまった人の話が繋がってるのゾワゾワしましたね。マブヤーやマブヤーの一部を集めて蹴って遊ぶマジムンがいる。なぜ小学校にいたのか謎。ユタになるというのは呪いだと言う女の子の話がとても印象的。そして医者や研修医すら神ダーリやユタの家系であることを考慮するのも凄く印象に残った。神人の...続きを読むPosted by ブクログ
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小原さんの本を読んでいつも沖縄の歴史について勉強させられます。大袈裟でなく、嘘でなく、心にしみる、ただ怖がらせるだけではない、考えさせられる、でも怖い、小原さんの人柄が表れているのではないでしょうか。私は霊の類を見たことがないし、何かを感じることもないのですが、小原さんの本を読んでいると、そう言う事...続きを読む
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沖縄在住の怪談作家・小原氏の最新作。独特の風土と風習の中で語られる怪談は、自分の知るものとはちょっと違う色がしていたり、違う手触りがしていたり。特に印象に残ったのはラストの3部作。電車の中で読んでいて鳥肌が止まらなかった。圧倒的な呪術合戦が緻密な描写で書き出されている。もちろんフェイクは入っているん...続きを読むPosted by ブクログ
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いわゆる怖ーい話は少ないが、私は著者の小原さんの語りは最高だと思う。沖縄の話は、どこをとっても戦争の哀しみと切り離せない。それを小原さんは特に強調するわけでもないが、いつも読後には、いまだに戦後を戦い続けている沖縄の人たちのことを考えて、胸が苦しくなる。この不可思議で力強い、生命力に溢れた沖縄が本来...続きを読むPosted by ブクログ
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このシリーズ、やはりいいです。
ゆったりとした沖縄の空気感に、異質な感じの怪談がなんともミスマッチ。で、じわじわ効いてきます。控えめな語り口がこれまたいい感じ。Posted by ブクログ -
巨大なガジュマルの木の幹に収まる郵便局の話「郵便渠気字」が神秘的で好きです。神様のいる世界だったのか、別の何かだったのかその狭間なのか色々考えてしまった。ベーベークーの呪いの話は何かに憑かれていたのか狂人だったのか強烈でした。お守りを呪いのかかったものにかえてしまう執念が恐ろしいPosted by ブクログ
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まず、編集者や校正者がまったく機能していないのではないかと思うほど、日本語が決定的に間違っている箇所がいくつも。
正直、このレヴェルだとWebで誰かが書いたブログやSNSの書き込みを読んでいるような気にもなってしまい、こちらのエンジンの始動が遅かったが、収録されている話は案外面白いものが多くて、近年...続きを読むPosted by ブクログ