高崎順子のレビュー一覧
-
バカンス休暇をただただ取りたくなった。
取れたらいいなでは取れない、取るためにどうするかを考える必要あり。
休み方改革Posted by ブクログ -
フランスでは国のために人口を増やそうとは言わない。出生率の維持、世代の更新という表現を使う。
妊娠中のパートナーと人前に出ると男は素でいられない。そのため男だけの出産準備クラスにする。
無痛分娩を選ぶのは痛いのが嫌だからではない。産んでからの方が大変だから。
保育支援はコストではなく投資。
フランス...続きを読むPosted by ブクログ -
フランスの幼児に対する取り組みをまとめた好著だ.冒頭に出てくる無痛分娩の話は膝を打つものだ.父親に14日間の出産休暇を出すという発想も素晴らしいが,無痛分娩は母親を精神面でサポートすることを前提に取られている手段だというのも素晴らしい.p58の麻酔医のコメントはぜひ日本の医療関係者や出産予備軍の女性...続きを読むPosted by ブクログ
-
■フランスでは0~2歳児関連の政策は「家族・子供・女性の権利省」,3歳以上の児童関連の政策は国家教育省が担当する。
・0~2歳までは「保育」であるが3歳からは「教育」の対象
■3歳から5歳までの3年間は教育の重要なファーストステップであり,そこで身につけるものとして国家教育省は5分野を掲げる。
①あ...続きを読むPosted by ブクログ -
SNSを通じて知り合ったフランス在住のライター高崎順子さんが、ご自身の経験と、きめ細かい調査でまとめられたレポート。フランスが少子化問題に対してどのような対策を行ってきたか、今どのような問題が残っているか、とてもわかりやすく書かれている。特に興味深かったのは第1章。父親を父親にするための国をあげての...続きを読むPosted by ブクログ
-
わおー!
カッコいい。こんなん一度でも言ってみたいわ。
ここは集団の場ですからね。原則が違うんです。例えば布おむつを使って欲しいという声や外遊びを増やして欲しいという希望は時々あります。要望は聞いて検討しても、それが全体の運営を乱すようだったらお断りします。それが嫌なら別の保育方法を探していただく...続きを読むPosted by ブクログ -
他の本を読むなかでフランスの教育や社会制度に興味が湧き、遅ればせながらこちらも読みました。
制度を整えるだけでなく、その使いやすさもセットで整えることが重要だと感じた。
また、子育ては大変なものだからみんなで支えていく必要があるよね、という共通認識によって、精神的な負担も和らげられているのだろうと...続きを読むPosted by ブクログ -
子どもを持つことを決めたときに読んだ本。
誰だって、産んだ/産んでもらっただけで親になれるわけじゃないんだよな。男性育休とか待機児童の課題が解決されないと少子化は止まらないよね。Posted by ブクログ -
フランスにおける子育てを取り巻く環境をざっくり知ることができて、非常に勉強になりました。
費用面で手厚い支援があり(妊婦健診など)、3歳以上は必ず「保育学校」に入れるという環境が、親の金銭的、精神的、時間的な負担を大きく軽減し、子供を産む不安が少ないため少子化克服、、となるため、日本も制度面で学ぶこ...続きを読むPosted by ブクログ -
日本と学校の制度が大きく違って驚いた、向こうへ行って住むことになった時にこの違いは絶対に知っておきたいので、これは購入して行く前にもう一度熟読しようと思うPosted by ブクログ
-
この本を読むと、フランスが子育て大国と胸をはっているのがよくわかる。それほど、日本との差は大きい。男性の育児参加、職場への罰則、無痛分娩、保育園の充実、などなど、とにかく保護者の負担をいかに減らすかの発想に満ち満ちている。Posted by ブクログ
-
幼児教育に関わる歴史や文化が日本とはかなり異なり、この部分の差は如何ともし難いと感じたが、3歳から6歳の子供のほとんどが通う保育学校というものが独特で参考になると思った。日本でまったく同じものが作れるとは思わないが、幼稚園や保育園から小学校へのつなぎ方や、貧困世帯へのサポートのあり方は参考にできるは...続きを読むPosted by ブクログ
-
フランスで行われている少子化対策を、実際に現地で子育てしながら仕事をされている著者がレポートしています。
日本の少子化対策とは比べものにならないほど、少子化に効果がありそうな施策がいろいろとあります。
特徴的なのは3歳から全入の保育学校(小学校の前段階となる教育機関)に無償で入学でき、月・火・木・...続きを読むPosted by ブクログ -
パリに1年半、20年前になりますが、住んで居ました。文句を言ってナンボの国民気質、日本人とは違いました。質素な教員環境は知りませんでした。隣の家の嫁さん、旦那と駆け落ちが結構多かったかと。
現職の幼稚園、保育園の経営者にはヒントが有りかと感じます。Posted by ブクログ -
バカンス大国のフランスも、年2週間の有給休暇が始まったときは、労働者は反対した。職が無くなる、仕事が回らない、バカンスはぜいたく品、楽しむ金がない、心理的な抵抗感、価値も意味も理解できない、など理由。
バカンスとは、数週間のまとまった休み期間。現行では5月から10月までの間に12~24日間。
初代...続きを読むPosted by ブクログ -
▼感想
・自身の考え方・行動で日本でも2週間の休みは取れる。(環境の整備、引継ぎ、業務分担、自らが率先して休暇を取得することでチームに伝染させる)
▼memo
・「労働者や農民、失業者には余暇を通して、生きる喜びと、尊厳の意味を見出してほしいのだ」Posted by ブクログ -
メディアで日本と比較されるのは北欧の国のイメージの方が強いが、フランスも時には見かける。フランス在住の著者自身の体験も踏まえて日仏の比較をし、フランスでの出産・保育の充実ぶりをレポートしている。
制度の充実よりも、人々の意識や文化の違い方が最終的には明暗が分かれる。フランスの制度の充実ぶりに最初は...続きを読むPosted by ブクログ -
日本と同じように豊かな欧米の国。なぜバカンスに1ヶ月も費やしてそれが成り立つのか⁈
そんな疑問に答えてくれつつ、
「欧米はバカンス文化だから休みを取れる」という思い込みが的外れだったと教えてくれる一冊。
バカンスは上流階級のみ、庶民はずっと働き詰めという昔は日本と同様だった(!)というフランスに取...続きを読むPosted by ブクログ -
男性が読んでも、ためになる情報が多いと感じました。
「何を手伝えばいいの?」
私は相手を思った言葉だと感じましたが、人によるんですね。情緒が不安定な時にはどんな言葉を掛けるといいか、お互い神経質になりますよね。
怒りからは何も生まれない。理解し合い、相手が何を思ってそう言ったのか、それを理解し合え...続きを読むPosted by ブクログ -
フランス在住で実際に子を保育園に通わせている筆者による、フランスの保育施設の実態、幼児教育政策についての本。
保育施設運営者やフランス人ママにはもちろん、政府系関係者まで幅広くインタビューしている印象。
2019年現在で読んだ感じとして、日本とあまり変わりないのでは?という印象。保育園やベビーシッ...続きを読むPosted by ブクログ