朝野やぐらのレビュー一覧

試合が決着するまでを区切らず
まとめて読めるように1話1話にしてあるので読みごたえがある

雀が原と帝鵠の熱戦がはじまる！

今回も大満足でした。躍動感あふれる動きとくまみやあがりの表情にグッときます。私としては今回の収録分から既読済みの内容となりましたが、改めて読んでみても楽しめ、一気に読んでしまいました。
話の構成は、１巻まるまるひとつの試合となり、読んでいる側も断続的に緊張しがちになりますが、途中に回想シーンや巻末に...続きを読むおまけのページがあり、卓球娘の日常系要素も忘れることなく楽しめる構成となっています。

まだまだ続けてほしかった。最近では唯一連載から追っていた作品で、単行本で「第一部　完」と表現してくれたのはちょっと嬉しい。なんらかの話で続きが読みたいです。

キルカムネムネペアの試合と過去回、そしてあがりくまみ戦。そして作品連載のきっかけになった読み切りマンガが収録。３巻からもず山戦では掘り下げられなかったキャラの掘り下げが行われていて、キャラ被りすることなく作られていることが分かる。どのキャラも魅力的。描写もやはり熱い。

くまみ過去回メインで巻末にもず山の過去回。カバー折り返しの作者コメントに笑ってしまった。連載に追いついてしまったけど、アニメ終了したし発刊ペースも落ち着くのかどうか。

燕女戦で表紙の２人の試合。原作のもず山戦では省略された２人のシーンが掘り下げられている。卓球の基本的解説も入れながらもジャンプらしい熱い展開。

アニメ相当分は概ねこの巻までで、くまみがいる燕女のキャラ紹介回も。くまみはもちろん、部長もキャラ濃ゆそう。

2016年秋アニメ。１巻はアニメ７話序盤までを収録だが、アニメオリジナルシーンがいくつかあるので、原作がある場面はわりと少ない。アニメは原作作者自身も制作に関わっているらしく、原作を補完するシーンがいくつもあり、かなり楽しめる。
熱い試合展開とともに展開される「ドキドキする」のフレーズとキャラクター...続きを読むの表情が、心情描写をかなり直接的に表現しており、爽快感を読者に与えている印象。オノマトペによりキャラクターを引き立てながらも、要所要所で展開される少年漫画らしい熱い展開は作品に緩急を付けるが、いくつか動きが分かりにくいコマもある。月刊、web原作のためかストーリー展開はアニメ版と比べると早め（ただ、１巻連載当時は紙雑誌連載だったはず）。

萌えキャラが卓球を頑張る作品で、ロ〇きゅーぶの卓球版の印象でした。試合は迫力があり見ごたえがありますが、卓球のルールを理解していないと今ひとつ分かり難いですね。